境港市では、昨年度、夕日ヶ丘の区画整理による都市開発事業と土地開発公社を対象に、専門家による外部監査を実施し、監査結果と諸課題への今後の対応について平成１８年３月号市報で市民の皆様にお知らせしたところです。
（外部監査報告書はこちら）
　今回は境港市土地開発公社では、経営状況等についての情報公開としまして、平成１７年度決算に関する財務諸表を公表します。
　貸借対照表（バランスシート）とは、決算時点において保有する資産、負債等の財政状況を総括的に表した報告書です。平成１７年度末の貸借対照表により、土地開発公社は約５４億円（そのうち夕日ヶ丘は約４１億円）の土地を保有していますが、これは負債である金融機関からの長期借入金でまかなっていることがわかります。
　また、損益計算書は一年間の経営成績を表す報告書ですが、昨年度は保有地の販売による事業収益と事業原価の差額による事業損失に加え、支払利息などの事業外費用が事業外収益を上回り、トータルで平成１７年度は約５千７百万円の損失が発生しました。この損失額については、繰越準備金（前年度までの利益の積立金）を取り崩すことにより補填処理を行いました。
　境港市は、土地開発公社に取得依頼した土地のうち、昨年度は公共施設として利用している土地等を約４億円分買い取りし、公社保有地の減少に努めたところです。
また、今年度から、土地開発公社に対して１８億円の無利子貸付を行うことにより、金融機関への支払利息の軽減を図り、収益性の改善に努めていきます。

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