境港市土地開発公社の平成22年度の事業概況をお知らせします。
　用地の取得としては、第二中学校校舎改築工事に伴い、拡張用地を確保する必要があることから、境港市からの要請により、グランド拡張用地を先行取得いたしました。
　また、企業誘致を促進するために、境港市からの要請により、西工業団地工場用地を取得いたしました。
　公有用地の処分としては、市道中浜188・73号道路改良用地を鳥取県に売却いたしました。
　土地造成事業用地の処分としては、平成22年度に取得した西工業団地工場用地のうち10,000平方メートルを、境港市への進出企業に売却いたしました。
　財政面では、境港市から35億円の事業運営資金を無利息で借り受けておりましたが、平成23年３月に38億円に拡大していただき、金融機関からの借入金を減らす等、支払利息の負担軽減を図ったところであります。
　
平成22年度決算に関する財務諸表は添付ファイルのとおりです。
　貸借対照表により、土地開発公社は年度末で約52.5億円（夕日ヶ丘分譲地は約43.2億円、全体の82.3％）の土地を保有していますが、境港市や金融機関からの借入金でまかなっていることがわかります。
　また、損益計算書では、保有地の売却等により約1,750万円の事業利益があるものの、年間の支払利息が約2,204万円生ずること等から、平成22年度は約391万円の損失が生じました。この損失額については、繰越準備金（前年度までの利益の積立金）を取り崩すことにより補填処理しております。

　　＊貸借対照表（バランスシート）は、決算時点において保有する資産、負債等の
　　　財産状況を表しています。損益計算書は１年間の経営成績を表しています。