境港市土地開発公社の平成１９年度の事業概況をお知らせします。
　昨年度の土地の処分は、夕日ヶ丘団地の一般分譲地を３区画売却しました。
　また、保有地の有効活用策として、境港駅前１区画と、夕日ヶ丘地区２区画の併せて３区画の保有地に事業用借地権を設定しました。
　財務面では、境港市から無利息で１８億円の事業運営資金を借り受けていましたが、平成２０年３月より２７億円に拡大していただき、金融機関からの借入金の支払利息を大きく減少することができました。借入金の借換えにおいても、低利の資金調達に努め、利子負担の軽減を図っています。
　
　平成１９年度決算に関する財務諸表は下表のとおりです。
　貸借対照表により、土地開発公社は年度末で約５３億円（そのうち夕日ヶ丘は約４６億円、全体の８６％）の土地を保有していますが、金融機関等からの借入金でまかなっていることがわかります。
　また、損益計算書では、保有地の貸付等により約794万円の事業利益があるものの、年間の支払利息が約3,738万円生ずるため、約2,931万円の経常損失が生じました。しかし、将来の損失に備えた普通引当金を１億円取り崩したため、約7,065万円の当期純利益となりました。

※ 貸借対照表（バランスシート）とは、決算時点において保有する資産、負債等の財政状況を表しています。損益計算書は一年間の経営成績を表しています。