１．事業概況
　用地の処分としては、境港市からの要請により平成20年度に先行取得していた夕日ヶ丘公共施設整備事業用地を、公園墓地として整備することから、境港市に売却しました。
　代行用地の処分としては、境港市からの要請により平成22年度に先行取得していた第二中学校グランド拡張用地を、境港市に売却しました。
　土地造成事業用地の処分としては、夕日ヶ丘地区において定期借地権制度が引き続き好評で、これに伴い、公社が保有している夕日ヶ丘用地19区画分を、境港市に売却しました。
　また、夕日ヶ丘公共施設整備事業用地を公園墓地として整備するのにあわせ、その土地に隣接する夕日ヶ丘用地２筆についても一体として整備することから、当該土地を境港市に売却しました。
　保有地の有効活用としては、夕日ヶ丘地区内の１区画に新たに事業用借地権を設定しました。
　財政面では、借入金について、夕日ヶ丘公共施設整備事業用地等の処分に加え、定期借地権制度が引き続き好評で夕日ヶ丘用地の処分が進んだことにより事業収益が増加したこと、更には境港市からの無利子貸付が４億円増額されたことにより、有利子貸付である金融機関からの借入金を７億円減額する等、負担軽減を図りました。

２．決算
　平成23年度決算に関する財務諸表は以下のとおりです。
【貸借対照表】
　土地開発公社は年度末で約48.8億円（夕日ヶ丘分譲地は約41.3億円、全体の84.6％）の土地を保有し、境港市や金融機関からの借入金で賄っています。
【損益計算書】
　保有地の売却等により約1,729万円の事業利益があり、年間の支払利息約1,598万円を差し引いた後、約206万円の純利益が生じました。この純利益については、繰越準備金（前年度までの利益の積立金）に積み立てる処理をしています。

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