境港市土地開発公社 H21年度財政状況について
境港市土地開発公社の事業概況と決算書を公表します
境港市土地開発公社の平成21年度の事業概況をお知らせします。
公有地取得事業として、馬場崎墓地利用者の利便性の向上を図るために墓地の隣接地に駐車場を整備するため、境港市からの依頼により、馬場崎墓地駐車場用地733.61平方メートルを先行取得し、境港市に売却しました。
保有地の処分は、夕日ヶ丘地区において民有地が低価格で販売されていることに加え、昨今の景気の低迷により厳しい販売状況が続いていますが、平成21年6月に境港市が導入した定期借地権制度により、10件の定期借地契約が締結され、これに伴い、当該契約に係る住宅用地のうち公社保有の住宅用地8件分を境港市に売却することができました。
また、保有地の有効利用策として、境港駅前1区画と、夕日ヶ丘地区内2区画の併せて3区画の保有地に事業用借地権を設定していますが、平成21年度、新たに、夕日ヶ丘地区内の1区画に事業用借地権を設定し、有効利用を図りました。
財政面では、境港市から無利息で借り受けている事業運営資金35億円に加え、金融機関からの借入金の借換えにおいて、低利の資金調達に努めたことにより、支払利息の負担軽減を行いました。
なお、決算処理において、普通引当金の残り全額を取り崩しました。
平成21年度決算に関する財務諸表は添付ファイルのとおりです。
貸借対照表により、土地開発公社は年度末で約53.5億円(夕日ヶ丘分譲地は約44.8億円、全体の83.7%)の土地を保有していますが、境港市や金融機関からの借入金でまかなっていることがわかります。
また、損益計算書では、保有地の売却等により約2,051万円の事業利益があるものの、年間の支払利息が約2,211万円生ずるため、約134万円の経常損失が生じました。しかし、将来の損失に備えた普通引当金を取り崩したため、約1億657万円の当期純利益となりました。
*貸借対照表(バランスシート)は、決算時点において保有する資産、負債等の財産状況を表しています。損益計算書は1年間の経営成績を表しています。
■平成21年度 損益計算書(PDFファイル)[pdf:7KB]
問合せ先
境港市土地開発公社(都市整備課内)
TEL (0859)47-1212
FAX (0859)47-1086