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第3回下水道料金等審議会(平成21年10月1日会議録)

【日 時】
平成21年10月1日(木) 14:00~15:30

【場 所】
境港市役所 第1会議室

【出席者】
(委員)
熊谷昌彦会長、永井忠志委員(職務代理者)、景山純雄委員、門永正史委員、
渡辺信之委員、権田淳一委員、長榮善二郎委員、山本博敏委員、中西健一郎委員、
足立一男委員、渡邉はるみ委員、門脇美保委員、前田香代子委員、
駒居照子委員、
 以上14名(欠席:1名)
市)
佐々木建設部長、山本下水道課長、松本課長補佐、渡辺係長隠岐主事、今井主事

【日 程】
開 会
2.議 事
  公共下水道使用料の見直しについて
3.答 申
4.閉 会

【会議内容】

◆議 事
当日配布の追加資料について、事務局から説明した後、質疑に入りました。

(追加P1)第3回補足説明[pdf:59KB]

(追加P2)水量別世帯構成[pdf:29KB]

(追加P3~4)改定案の参考[pdf:33KB]

(追加P5)周辺都市との比較[pdf:23KB]


◎質疑応答

(委員)
米子市と比べれば、改定案4でも高くなるということですか。
(市)
はい。現行でも基本使用料などを除き、米子市より高くなっています。米子市も、審議会で現在検討されています。
(委員)
倉吉市や鳥取市の場合は、どうなっていますか。
(市)
鳥取市は、合併に伴う改定を前回行っており、今年度に調整する予定となっていますが、改定ではないので、現行とほぼ変わらないと思います。倉吉市は、前回の改定の際、次回の見直しを来年度に予定しています。
(会長)
改定案4では60m3で1万円を超え、高いという意見があったので、平均改定率を5.5%に下げた例を今回示したということですね。
(市)
はい。
参考として提示しています。
(会長)
市としては、改定案4がよいという考え方ですか。
(市)
はい。市の考えとして、改定案4を提案しています。
(会長)
改定率5.8%を5.5%へ下げても、財政的に大変ということではないようですね。
(市)
年間収入で1百万円程度の差がありますが、影響は少ないと思います。国が示している40m3で6千円の水準、水量が多い方の負担や他市と比べて基本使用料が安い現状なども考慮して、5.8%を提案しています。
(会長)
もっと高い改定案1~3などもありましたが、5.8%を前回提案されています。ただ、子育て世帯の負担に配慮すべきとの意見もあって、今回5.5%も示されましたが、1百万円程度の収入差は一般会計の負担が増えるということです。
(市)
今回説明した調査結果によると、水量区分を60m3で分ける場合でも、子育て世帯に配慮することを理由とするのは難しいと思われます。
(会長)
前回、水量区分を60m3で分ける意見がありましたが、今の説明だと付帯事項として必要ないということになります。まず改定案1~4の中では、改定案4の方向で議論してよろしいでしょうか。
(委員)
いいと思います。
(委員)
そういった方向でよろしいのではないでしょうか。
(会長)
それでは、改定案4の方向で議論することとします。また、子育て世帯に配慮して水量区分を60m3で分けるのは難しいとの結果が出ていますが、いかがでしょうか。
(委員)
思ったよりも子供のいる核家族の割合が少ないという結果が出ていますので、数字的に60m3で分けるとは言えないと思います。
(会長)
子供のいる核家族が思ったよりも少なかったのは、意外でした。子供と使用水量は、あまり関係がないようですね。
(市)
それだけ子供が少なくなっているということです。
(会長)
60m3で分けることは、付帯事項に入れないこととします。次に、改定率を5.8%か5.5%にすることについては、いかがでしょうか。一般会計または使用料で負担することになります。
(市)
大きな違いは、一般会計の税については、下水道の整備されてない外江や渡などの方も負担されています。
(市)
下水道が当面整備されない外江地区などの方から、恩恵がなく、公平性を欠くのではないかとの意見も受けています。ただ、根本的な解決には、下水道を早く整備して、未整備地区を解消することが第一だと思います。
(委員)
普及率は、他市と比べてどの程度ですか。
(市)
県内では、最も整備が遅れています。
(委員)
もっと普及率が上がるように、整備を進めてほしいと思います。また、下水道が整備されても、接続されていない家もあるようですが、どういう状況ですか。
(市)
接続率は、20年度末で86%です。前回の審議会でも意見をいただきましたので、供用開始後3年を経過した家を対象に、19年度にまず中浜地区で戸別訪問して、状況把握の調査、早期接続をお願いしました。20年度は、残りの地区でアンケート調査を行っています。今後もこうした取り組みを続けて、下水道をPRしながら接続率の向上に努めたいと考えています。
(市)
接続されてない理由では、接続工事の資金がないという回答が約4割で最も多く、その他では不自由がないとか、家屋の老朽化を回答された割合が多い状況です。特に、単独浄化槽は環境上も良くありませんので、早く接続していただくようにお願いしたいと思います。なお、供用開始後3年を経過した家だけを対象とした接続率は約93%で、他市と比べても低くないと思います。
(委員)
21年度は、戸別訪問しないのですか。
(市)
19年度に中浜地区で戸別訪問した際、留守宅が多くて調査が進まなかったという状況もありましたので、20年度はアンケートを送付して、約4割の回答があり、下水道のPRや接続のお願いもできたと思います。
(委員)
未接続の場合、受益者負担金の支払いは、どういう状況ですか。
(市)
未接続でも、きちんと納付していいただいており、徴収率も高いと思います。
(委員)
渡や外江の整備計画は、どうなっていますか。使用者が全て負担するのが公平だという考え方もあるでしょうし、整備された住民にとって料金は安い方がいいわけですが、その辺のバランスもあるのではないかと思います。
(市)
現認可区域の大正川東側までの境地区などについては、23年度に整備完了の予定です。今年度中に米川の東側まで認可区域を拡大することとしており、27年度頃までの計画の中で、境地区、上道地区などはほぼ整備できる見通しです。また、境二中前の県道で森岡町から渡公民館へ汚水幹線を伸ばし、中継ポンプ場も整備する計画ですので、それ以降に渡、外江方面を整備することとなります。
(委員)
今回拡大される認可区域を整備する時期は、何年頃になりますか
(市)
25
、26年度頃に渡方面へ汚水幹線を整備することになると思います。
(委員)
政権交代でいろいろ見直しされていますが、下水道の整備費が削られるようなことはありませんか。
(市)
下水道という生活環境の改善に係る事業までは、影響が及ばないのではないかと考えていますが、まだ国の動向がよくわからない状況です。
(会長)
5.8%か5.5%なら、5.5%の方が安くていいわけですが、受益者負担のことなども考えて、皆さん迷っているのではないでしょうか。改定案4の選定理由は、5.5%の場合でも大体当てはまるように思います。
(市)
市の考えは、改定案4の5.8%です。5.5%は、60m3で1万円を超えないようにした場合を参考として示しています。
(会長)
市の意向としては、改定案4の5.8%ということですね。
(市)
60m3で1万円を超えるのは高いのではないかという意見や、水量が多い部分をさらに抑制してほしいとの要望がありましたので、5.5%を参考として今回示しています。
(市)
改定案4では、水量が多い部分も考慮して、2箇月で最大712円の引上げに抑制しています。
(会長)
先ほど改定案4で議論することを確認した際、理由についても皆さん了解されていることと思います。60m3で1万円以内に抑えようとした場合は、5.5%になるという説明でした。そうしたことも理解した上で、改定案4でよいのではないでしょうか。周辺都市と比べて、まだ整備率が非常に低いので、全体的に使用料が高いということもあるかと思います。将来のことなども考えると、やはり早く、周辺地域と同じレベルに、少なくとも米子と同じくらいには整備しておいた方がいいと感じています。改定案4ということで、皆さんご了解いただけますでしょうか。

(全員、異議なく了承されました。)

(市)
ここで一旦休憩をいただいて、答申の案を用意してから、皆さんに確認していただきたいと思います。

ここで途中休憩に入りました。
答申(案)の文書が配布され、議事を再開しました。

(会長)
改定案4だとこの答申文書のとおりになりますので、基本使用料と超過使用料の40m3までが上がります。それ以上が据置となっているのは、水量が増えるほど抑制しているということです。
(委員)
水量の少ない利用者の中には、働けない年金生活世帯の割合が多いですか。
(市)
世帯別の年齢構成までは調べていませんが、例えば65歳以上のいる世帯の割合は、資料で示している子供のいる世帯の割合よりも高いと想定されます。
(委員)
未接続の理由で費用がないと4割程度の方が回答されていますが、水量の少ない方が多い場合、未接続が増えることにならないでしょうか。
(市)
未接続の理由で経済的事情を回答されていても、それぞれ個人差でかなり状況に違いがありますので、使用水量と直接関係があるとは言えないと思います。
(会長)
他市との比較で米子市などと比べると、現行の使用料では、60m3以上など水量が増えるほど格差が非常に高くなっています。こうした周辺都市とのバランスも考えて、今回は見直ししていると思います。また、補足事項には、下水道整備の推進を入れています。この答申について、皆さんご了解いただいたということでよろしいでしょうか。

(全員、異議なく了承されました。)

◆答 申
答申文書「公共下水道使用料の見直しについて(答申)」が、熊谷会長から朗読後に、市長へ渡されました。

答申[pdf:50KB]

参考資料[pdf:61KB]


以上で審議を終了し、閉会となりました。

境港市役所 下水道課

〒684-8501
鳥取県境港市上道町3000番地
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E-mail: gesuidou@city.sakaiminato.lg.jp



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