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第1回下水道料金等審議会(平成21年8月10日会議録)

【日 時】
平成21年8月10日(月) 14:30~16:55

【場 所】
境港市役所 第会議室

【出席者】
(委員)
熊谷昌彦会長、永井忠志委員(職務代理者)、景山純雄委員、門永正史委員、
渡辺信之委員、権田淳一委員、長榮善二郎委員、山本博敏委員、中西健一郎
委員、足立一男委員、渡邉はるみ委員、永井美央委員、門脇美保委員、
前田香代子委員   以上14名(欠席:1名)
市)
中村市長安倍副市長、佐々木建設部長、山本下水道課長、松本課長補佐、
渡辺係長隠岐主事今井主事

【日 程】
開 会
市長あいさつ
委員紹介
4.会長選出及びあいさつ
5.会長職務代理者選出及びあいさつ
6.諮 問
7.議 事
  公共下水道使用料の見直しについて
8.その他
9.閉 会

【会議内容】

◆会長選出
委員より、会長に熊谷委員を推薦する旨の発言があり、全会一致で熊谷委員が会長に選出されました。また、熊谷会長より職務代理者に永井忠志委員が指名されました。
(参考)審議会条例[pdf:46KB]


◆諮問
諮問文書「公共下水道使用料の見直しについて(諮問)」が、市長から熊谷会長へ渡されました。
諮問[pdf:22KB]

(市長は所用のため、ここで退席しました。)


◆議事
下水道事業の概要や下水道使用料の制度などについて、事務局から参考資料を説明した後、質疑に入りました。

下水道事業の概要[pdf:1MB]

下水道使用料早見表[pdf:43KB]

下水道の整備状況・財政状況[pdf:85KB]

整備状況計画図(H20年度末時点)[pdf:1MB]

維持管理費[pdf:27KB]

前回の答申内容[pdf:62KB]

使用料の収入状況[pdf:28KB]

未接続調査結果[pdf:40KB]

◎質疑応答(前半)

(委員)
使用料算定の水量は、下水道に流れる水量をメーターではかるのですか。あるいは水道で使った水量を、そのまま下水道の水量とするのでしょうか。
(市)
原則として水道で使った水量により、下水道の使用料を算定しています。特殊な事情のため、流量計を設置して下水道の水量をはかっている例は、ごく一部の事業所などに限られています。
(委員)
汚水と雨水の排除方式が分流式となっていますが、大雨でも浸水しないように何か対策をしているのでしょうか。合流式なら理解できますが。
(市)
汚水管だけでなく、雨水を排除するために側溝なども整備しています。大雨が排除できないような既設の側溝は、下水道工事で併せて改修しています。下水道の整備が先行している大都市などに多い合流式は、大雨による浸水被害に弱く、改善が求められている状況です。
(委員) 
18年度と19年度の市繰入金が、一時的な借入による繰り延べ措置で極端に落ちていますが、どういう理由でこの措置を2年間行われたのですか。
(市)
18年度と19年度については、一般会計からの負担が難しい状況であったため、市全体として考えて、こうした措置を取ることとなりました。ただし、下水道整備のペースには、全く影響がありません。

ここで途中休憩に入りました。
議事を再開してから、議題の「公共下水道使用料の見直しについて」、事務局から会議資料を説明した後、再度、質疑に入りました。

【議題】公共下水道使用料の見直しについて[pdf:122KB]

下水道会計の現行推計[pdf:36KB]

件数・水量・使用料[pdf:33KB]

周辺都市の状況[pdf:46KB]

これまでの改定状況[pdf:28KB]

使用料の改定案(参考)[pdf:29KB]

改定後の見通し[pdf:21KB]

汚水処理費と使用料収入の格差[pdf:22KB]


◎質疑応答(後半)

(会長)
今、説明を受けたところで、今日討論するというわけにはいかないでしょうし、次回にもう少し内容を理解していただいて、質問することとした方がいいと思います。全体的な内容は、少し値上げが必要で、その幅を何パーセントにするかというのがおそらく最終的な結論でしょうし、そのあたりを討議することになると思います。今日は少しの時間ですが、ご質問をお願いします。
(委員)
下水道以外でも、例えば文化ホールの使用料などは、他市と比べて格段に安いと思いますが、何か市の方針でもあるのでしょうか。一般家庭の少ない水量では下水道使用料が非常に安く、逆に水量が多くなると他市と比べて高くなっていますので、企業にとっては大変だと思います。
(市)
ご指摘のとおり、文化ホールなどの使用料は他市と比べて非常に安いので、周辺都市からの利用者も大変多いという現状があります。最初に料金を検討した際、できるだけ格安にしようという意見が大勢である中で設定されたままとなっています。総合的にそうした安過ぎるような料金については、周辺並みにすることも考えています。
(市)
15年度まで3回の改定では、ほぼ一律で改定していましたので、使用水量が多い部分では他市と比べても高くなっていました。前回19年度の改定では、その辺りを調整するために、使用水量が多い方の改定率を抑えた経緯があります。企業にとって現行の使用料体系は厳しいと思われますので、今回の改定でもある程度配慮する必要があると考えています。
(委員)
前回19年度の改定は、15年度の改定から4年の間がありますが、今回は2年経過して値上げということでしょうか。10年ほど前、下水道と水道の料金は同額程度でしたが、例えば使用水量60m3弱の場合、現在は下水道使用料が2千円程度も高くなっており、このまま1万円を超えるようになると、かなり高いと感じる主婦も多いのではないかと思います。
(市)
今回は22年度からの改定となりますので、前回から3年目となります。前回の審議会では、3年程度での見直しを答申としていただいています。資料の改定案では、使用水量60m3で1万円を超えていますが、例えば改定案4の場合、引上げ額が712円にとどまっています。改定案については、あくまで検討していただく材料としてお示ししています。
(会長)
なぜ使用水量40m3以下を安くして、40m3を越えると高くしていたのか、その考え方を説明してください。
(市)
大都市などで利用者の多い部分の負担を軽減するような考え方があり、その分、水量の多い企業などの負担が重くなっているのが、全国的な状況でした。本市でも、利用者の多くが水量の少ない部分に集中していたため、過去の改定で基本使用料の引上げを抑えるように配慮してきた経過があると思います。
(委員)
基本使用料の20m3以下といっても、一人暮らしの場合、実際には20m3も使っていません。
(市)
20m3以下ではご指摘のような利用状況ですが、基本使用料は、あくまで水量とは別に、最低限負担していただく料金として設定しています。
(委員)
賦課件数とは、下水道に接続している世帯数ですか。
(市)
20年度の賦課件数は31,578件ですが、これは年間で6回賦課した総件数です。また、下水道も水道の契約単位(水栓)と基本的には同じであり、例えば2世帯などが水道を一つの契約で使用している場合もありますので、世帯数とは異なります
(委員)
大口事業所等の使用の中に、市の施設も含まれている場合、それぞれ市の予算を確保して、使用料も払っているのですか。
(市)
市の施設もかなり含まれており、それぞれの担当部署であらかじめ予算を確保し、水道料金と同様に下水道使用料も納付しています。
(会長)
委員の意見について、水量区分41m3から100m3までの超過使用料は現行1m3当り201.6円となっていますが、鳥取市や江津市のように60m3でも水量区分を分けるかどうかという議論も考えられます。もし41m3から60m3までの利用者の割合が全体の中で高いということであれば、将来に向けて考える必要があるかもしれません。今回分けるのはなかなか難しいと思いますが、データとして31m3から40m3、41m3から60m3の利用者数も調べてください。
(市)
次回には資料を提出します。
(市)
今回の資料で、41m3から100m3までの件数割合が36%ありますが、この中では41m3から50m3までが1番多くてかなりの割合を占める状況です。
(会長)
もし世帯数の多い部分を中心に何らかの提案をする際には、根拠として明確にしておいた方がいいと思います。今回の議題は大切な問題ですので、次回にいろいろと議論していただくという形で進めたいと思います。


次回の審議会は、9月2日(水)午後2時からの開催を予定し、本日は閉会となりました。

境港市役所 下水道課

〒684-8501
鳥取県境港市上道町3000番地
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