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境港市環境審議会(平成17年7月26日開催)

日時

平成17年7月26日(火) 14:00~16:00

場所

保健相談センター講堂

議題

(1)大橋川改修事業環境調査計画書(案)に係る意見について
(2)その他


出席者

(敬称略)
稲賀 潔、山本智通、池淵 淳、三島寿雄、清家 泰、村田武郎、池淵美津子、西元三四子、浜田広司、大西勝代、工藤 博、向井 保、渡部俊明、美舩榮顯、竹本智海
(欠席:景山一夫、岸本拓治、池田 彰、市川和男)
建設部長:武良幹夫
事務局:環境防災課長 外2人

会議の内容

会長
 境港市環境審議会を開催させていただきます。まず始めに事務局のほうから委員の出席と変更等につきまして報告をお願いします。
事務局
 本日は県漁協の景山委員ほか4名の委員が欠席です。市民代表の菅委員が米子市に転出されましたので、1人欠員になりました。2号委員につきましては代理出席も可能になっており、境港管理組合事務局長、鳥取県水産試験場長、産業技術センター食品開発研究所長の3名の委員の方が代理の出席となっています。食品開発研究所長さんにつきましては、今年4月の人事異動で山下所長から美船所長に代わられて、委員も交代していただきました。以上です。
会長
 それでは会に先立ちまして、中村境港市長からご挨拶を賜りたいと思います。
市長
 本日はみなさんご多忙のところ、しかも暑い最中にご出席を賜りまして誠にありがとうございます。この度は斐伊川水系に係る大橋川拡幅に伴う改修事業の環境影響評価についてお集まりいただきました。この事業は、本市にとりましても大変重要な問題でございます。今日は説明のために出雲河川事務所からお越しいただいております。委員の皆様にもぜひ忌憚のない意見を賜りたいと考えております。
会長
 中村市長ありがとうございました。そうしますと、会議次第の議題の第1に入りますが、はじめに出雲河川事務所の内藤所長さんからご挨拶を賜りたいと思います。
出雲河川事務所長
 出雲河川事務所長をしております、内藤です。よろしくお願いします。
会長
 それでは、議案の1をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

-出雲河川事務所の説明-

会長
 どうもありがとうございました。出雲河川事務所の説明に対してご意見、ご質問等ありましたらお願いします。
委員
 ダイオキシンについての調査結果がないようですが、なぜですか。
出雲河川事務所
 ダイオキシンについては調査項目に入っていません。ダイオキシンそのものは湖の中で生成されるものではありませんので、改修工事によってダイオキシンの量が大きく変化することはないだろうと考えています。
委員
 調査期間が四季を通じて少なくとも1年ということですが、短いのではないですか。
出雲河川事務所
 1年しか調査をしないわけではなく、まずは1年間調査をしてみて、その結果を評価しながら、補足が必要な部分については引き続き調査を続けるということです。過去のデータもあるのでそれも活用していこうと考えています。
委員
 塩分濃度についてですが、資料によると中海の塩分濃度が19.1となっていますが、別の資料の図では10~15くらいにしか見えません、これはなぜですか。
出雲河川事務所
 2つの資料は同じものではありません。1つは、平成元年~14年までの平均値で、もう1つは平成12年9月30日の1日だけのデータなので多少の違いがあると考えられます。
委員
 改修工事によって中海の水量が増えると、深度による塩分濃度が変化してくると思いますが、魚や生物に対する影響については、今回の説明では伺っていません。どういう影響があるのでしょうか。
出雲河川事務所
 参考資料の1-7ページに今後の水深の変化による水質等の変化は、メッシュ分割として今後シュミレーションしていくということでお示ししています。
委員
 本庄工区が残るか残らないかによって水位変動の違いがどのくらいありますか。
出雲河川事務所
 今後、中海協議会で決定されたものに基づいてシュミレーションしていくことなので、本庄工区の堤防の開削される状態がまだ確定していない現時点ではわかりません。
委員
 資料(大橋川改修の具体的内容について)の「大橋川改修の考え方(中流部)」には、現在の河道形状と地域社会への影響を小さくすることを考慮し、大橋川は現状を重視するとあるが、単純に大橋川の北側を拡幅するのと、剣先川を掘るのとの違いは何ですか。
出雲河川事務所
 以前の計画だと、今の意見のように、大橋川を広げて、剣先川を埋めて川を1本化するという計画になっていました。埋める作業と広げる作業ということで環境に与える影響も大きい、川の中央に中の島という島がありますが、ここにいる生植物に与える影響も大きいと考えられます。現在の計画でも中の島は小さくなるが、残すことができるので環境に与える影響は、以前の計画よりも小さいと考えています。
委員
 わかりました。以前の計画と現在の計画では、工事期間、工事費用等を比較した場合どちらが効率がよいのでしょうか。
出雲河川事務所 今回の大橋川改修の事業費は、堤防の形等の具体的な形状が決まってないため、現段階では出せませんが、大きな違いはないと考えています。剣先川を拡幅することによって、航路としての大橋川への影響も少なくなると考えています。
会長
 他に意見はございませんか。ないようでございますので、出雲河川事務所の方々には退席していただきます。ありがとうございました。
委員
 境水道を掘削するという話を聞いたことがあるが、本当にあるのですか。
事務局
 そのような話は聞いておりません。
委員
 今回の大橋川拡幅事業、この前の滑走路延長事業でも取り上げられていた、ハンゲショウの生息状況を調査してみたら中野町で4ヶ所生息していることがわかりました。このハンゲショウが日本各地で開発とともに減っているようです。県内では米子での減少が激しいということです。鳥取と島根では順絶滅危惧種になっています。市内でも関心のある方は調べてみてはいかがでしょうか。市のほうでもデータを作ってみてはどうでしょうか。
会長
 ありがとうございました。その他の事案につきましてご意見はありませんか。
 事務局のほうからはないでしょうか。
事務局
 今日の出雲河川事務所の説明で不明な点や、お気づきの点等がございましたら8月5日までに事務局の環境防災課までFAX又は郵送でご指導いただけたらと思います。
会長
 それでは、これを持ちまして審議会を閉会させていただきます。委員の皆様ありがとうございました。

問合せ先

環境防災課環境対策係 0859-47-1060



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