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第1回境港市みんなでまちづくり推進会議(平成23年1月21日開催)

第1回みんなでまちづくり推進会議会議録
日時:平成23年1月21日(金)19:30~21:05
場所:境港市役所第1会議室
日程
1.開会
2.説明事項
   ・「中海圏域の定住自立圏の形成に関する協定」に追加して実施する事業の概要(案)について
   ・境港市まちづくり総合プラン(案)について
   ・参加と協働の実施状況(平成22年実績見込み)について
   ・境港市市民活動推進補助金の対象基準の変更(案)について   
3.その他
4.閉会
□出席者(敬称略)
 赤石有平 石橋文夫 梶川恵美子 柏木好輝
 黒見久司 土井哲雄 波田純子 三島智子
 渡部敏樹 角徹 植田建造
1 開会
(黒見会長)
 今年度初めての方もおられると思いますが、よろしくお願いします。
 では、早速ですが、議題に基づいて行いたいと思います。
 説明事項として、市役所の方からお願いします。

(地域振興課長)
 課長の田辺です。今年もよろしくお願いします。
 年末からの大雪で、皆様も大変だったと思います。被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。
 さて本日は説明事項として4点挙げておりますが、「中海圏域の定住自立圏の形成に関する協定」に追加して実施する事業の概要(案)について、それから境港市まちづくり総合プラン(案)については答申いただきましたので、報告いたします。それから参加と協働の実施状況(平成22年度実績見込み)についてご説明申し上げます。境港市民活動推進補助金については、対象基準を変更してはどうかと事務局で考えておりましたので、お諮りいたします。

(事務局)
<「中海圏域の定住自立圏の形成に関する協定」に追加して実施する事業の概要(案)について説明。資料1、資料2参照>

 
(黒見会長)
 はい。そうしましたら皆さんの方からの何かありませんでしょうか。
 境港がリサイクルポートに選ばれたと聞きました。環境保全やリサイクル等に関して素晴しいものだと国に認められたということですが、リサイクルポート選定というのは、もう決まったのですか。

(地域振興課長)
 全国103ある重要港湾のうち43港の重点港湾に選ばれました。国は選択と集中で港湾を発展させていくということであります。
 境港はDBSクルーズという貨客船が運航しており、これが日本海側で唯一定期航路を持っているということも重点港湾に選定された理由です。この度新聞に出ておりましたリサイクルポート、これも北九州から舞鶴までの間はありませんでしたが、これに境港が選定されました。次には日本海側拠点港を国が選ぶそうですが、それにも境港が選ばれるよう現在運動しているところです。

(黒見会長)
 産業としても素晴しいですね。今まで考えられない規模ですね。

(赤石副会長)
 「中海圏の定住自立圏の形成に関する協定」の「(1)生活機能の強化に係る政策分野」に関してです。2年前から中海圏域の連携は進めているということですが、今回の年末に大雪のような実際の災害時にメリットはあったのでしょうか。こういう時こそ連携があって非常によかった、プラスになったということをアピールできたらいいと思います。定住自立圏に関する書類だけ見ていても具体的なことが分からないし、実際の効果が見えません。
 それともう一つ、定住自立圏の中で、ネットワークや情報が入ってきません。今回の災害時等の交通情報など、鳥取県と島根県それぞれに聞かないと分かりませんでした。せっかく職員さん同士の行き来などの連携があるのですから、中海圏域内で松江のことでも米子のことでもこの情報は○○に問い合わせたら分かるなど情報の連携・ネットワークもあるといいと思います。こうしたこともこの協定に組み込まれているのでしょうか。

(事務局)
 「中海圏域の定住自立圏の形成に関する協定書」の中の7ページ目に、「災害時の相互応援」とあります。この中で具体的に想定しているのが、4市1町で大規模災害に備えた図上訓練をするとか、備蓄機材・備品を買ったりすることで、これについては今年度実施する予定です。しかし雪害までは想定しておりませんでしたので、今日雪害・水害等についてこういったご意見があったことは中海市長会の事務局にお話しておきます。

(赤石副会長)
 境港には雪かきの機材が1台しかなく、雪かきが遅かったので、米子市で機材を借りるようにするなどできていたらよかったと思います。
 生活機能の強化に係る政策分野については、具体的にこれからこの中身をどのようにしたらよいかを考えていくべきです。

(柏木委員)
 年末年始の大雪で境港も停電になりました。公民館に避難してくださいとの放送がありましたが、高齢者はどのようにして公民館まで行くのでしょうか。実際にこういったことが起こっているのですから、その時にはどうしたらよいか等の中身を自治会で検討していかなければならないと感じました。本来ならマニュアルがあり、その通りにするのがいいと思います。せめてある程度大枠のマニュアルがあるとよかったのですが、誰がどこにいるのか分からない、自分たちのことも精一杯、だからそんなことはしていられないということになってしまいます。
その辺が一番問題になってきているので、今回の内容も中海市長会の方も中身を検討していってもらいたいです。

(黒見会長)
 民間の大型事業がなくなったので、大型機材などは行政同士が貸し借りをするべきです。高齢者は雪かきができませんので。

(赤石副会長)
 それともう一つ聞きたいのですが、中海圏域で情報交換はできているのですか。

(事務局)
 「中海圏域の定住自立圏の形成に関する協定書」の後ろから4ページ目の中ほどに「イ 圏域情報の共有化」とあります。ケーブルテレビを活用し、島根のケーブルテレビで鳥取の情報を流してもらい、鳥取のケーブルテレビでも島根の情報を流すということを進めていくということを想定していますが、まだ実現化はしていません。今回こういったご意見があったことは中海市長会事務局にお伝えしたいと思います。


(渡部委員)
 ケーブルテレビに関しては、松江のケーブルテレビと米子ケーブルテレビとで温度差があるようですので、その規模が同じくらいになったらいいなと思います。

(黒見会長)
 説明事項(1)について他にありましたらお願いします。

(角委員)
 7ページ目に実務的な図上訓練を定期的にするとあります。これは必要なことだと思いますが、もっと具体的なものにし、実際の訓練をしないといけないと思います。それについて自治会も一緒に参加するというのは大事なことだと思います。この協定書をもっと具体的なものにし、市民みんなで参加するようにするべきです。

(柏木委員)
 境港も市民全員で災害を想定して訓練を行なうべきだと思います。

(角委員)
 あと中海の清掃についてですが、私は以前滋賀県に住んでおりました。滋賀県では琵琶湖を大事にしていました。定期的に琵琶湖の水質汚染が進まないように、住民達で清掃をしていました。何のためにそういった清掃をするのかが、住民の皆さんにちゃんと伝わっています。ですから中海やその周辺の美化のために、環境のためになど、何のためにするのかをはっきりとし、みんなで協力して一斉に清掃をすることが必要だと思います。

(渡部委員)
 中海に関しては難しいです。今遊ぶ場(浅場)もない中で、どうやって周辺住民の目を向けるのでしょうか。住民は中海に目を向けていません。みんながもう一度中海に目を向けるようにしないと、中海圏域の発展は難しいと思います。幸い境港市には、夕日ヶ丘のところに1ヶ所だけ浅場がありますので、そこを活用した取り組みをしたいと考えています。

(黒見会長)
 それでは(2)境港市まちづくり総合プラン(案)について事務局からお願いします。

(事務局)
<(2)境港市まちづくり総合プラン(案)について説明。資料3参照>

(黒見会長)
 前回のまちづくり推進会議での全体の中の意見として、自治会の再構築について考える時期だという話が出ましたが、その辺りについては、総合計画審議会で話は出ましたか。

(事務局)
 総合計画審議会の中でご意見をいただき、庁内でも検討をし、自治連合会にもお諮りしたり、自治会の意見をいただいたりしました。

(地域振興課長)
境港市まちづくり総合プラン(案)の48ページの中に自治会についてのことが入っていないという意見をいただきました。自治会は協働のまちづくりの最も基本的な単位・推進役ですので、ここに自治会という文言を入れさせてもらいましたし、49ページの方で自治会協力報償金と市民活動保険料とかを主要事業のところで加えさせてもらいました。
自治会の再編については、自治連合会の正副会長会で協議していただきましたが、各自治会それぞれに歴史があり、合併についての話が出てもなかなか上手くいかないというのが実態のようです。それぞれの自治会で合併しようという動きになれば、自治連合会の方で相談は受けるということを自治連合会の会長もおっしゃっています。今のところはそこまでで、これ以上のことはこの計画には盛り込んでおりません。

(渡部委員)
 今のままではやっていけないと言いながら、なかなか合併できないようですね。しかし自治会には高齢者ばかりで、小学生がほんの数人ですからね。

(黒見会長)
 活気がないですもんね。

(赤石副会長)
 自治会のことはもっと話さないといけないところですが、境港市まちづくり総合プランについて聞きたいと思います。9月の時点ではパブリックコメントをしていますが、なかなか意見が出ないということでした。その後結局意見はありましたか。

(事務局)
 パブリックコメントは1件です。
 総合計画については、あとはこの会でいただいた意見、ある政党での勉強会で出た意見などです。

(赤石副会長)
 意見をもっていたとしても、実際には出してもらえないということですよね。内容が難しいからというのではなく、今後はもっと意見を聞くべきだと思います。これでは協働のまちづくりは進んでいきません。どうしたら意見が出しやすいのか、意見を出しやすい仕組み・具体案を作っていくべきだと思います。

(渡部委員)
 もっといい意見をもっている人はいるはずだと思います。しかしそれを発する場所がない、どうやって意見を述べていいのか分からない、そういった方の意見をどのようにして出してもらうのかを考えるべきです。

(黒見会長)
 従来は10年計画だったものをわざわざ5年計画にして、しかも具体的なものを入れながらというプランに対してパブリックコメントが1件しかないというのはどうかと思います。
 ただ公民館に飾っています、市報に載せました、意見があればどうぞというのは、もったいないです。

(地域振興課長)
 こういった特定のテーマに限らず、市民の声提案箱というのがあります。正面玄関に箱と用紙があり、誰でも入れることができます。
 あとホームページ上でも市民の声提案箱があり、それに関しては年間何十件もご意見をいただいております。

(梶川委員)
 その意見箱に入っていたものは名前が書いてあるかと思いますが、回答はされていますか。

(地域振興課長)
 全部市長に見ていただき、回答するようにしています。

(黒見会長)
 パソコンのメールは必ず回答するとのことですよね。

(地域振興課長)
 意見箱に入っているものについては、回答するようにしています。

(渡部委員)
 市民活動センターがありますが、市の方でも市民の生の声を聞く場所として、そういったところを活用してもらいたいです。メールや文章では意見が述べられない人もいます。せっかく市民活動センターがあるので、一般市民がぱっと行って意見が言えるようなものにしてほしいです。

(土井委員)
 私は今言われたことについて、違和感があります。ニーズの問題です。行く必要がないので行っていないだけだと思います。他で自治会等で活躍している人もおり、そこで意見を言っている人もいます。そもそも市民活動センターは市が場所を提供して、団体が運営するのではないのですか。

(黒見会長)
 現在運営は団体ではしていません。連絡協議会として、個々の連絡をしているので、運営するところがありません。

(植田会長)
 利用サークルも少ないです。四十幾つサークルがあっても実際に利用されるサークルは十幾つほどです。あとの三十幾つはお寺や公民館など自分達の拠点の場で活動しています。

(黒見会長)
 ボランティアセンターは運営協議会ですが、市民活動センターはあくまでも連絡協議会ですから、連絡し合えば、それで終わりというのが現状です。

(土井委員)
 裏を返せばニーズがないということだと思います。人が集まってこないものが必要なのでしょうか。

(赤石副会長)
 ただ、市のまちづくりの主要事業として市民活動センターを活用するということが条例の中に明記してあるので、そうであるなら人的補助などをきちんとしていただくことも必要です。

(黒見会長)
 市民活動についてきちんとコーディネートできる方がいらっしゃれば、団体同士をつなげていくことができますが、今はそういったことができていないというのが現状です。このあたりでもう一度見直しをするべきです。


(三島委員)
 私は「おはなしひろば」というサークルをしていますが、市民の方の市民活動センターに対する認識は薄いです。「市民活動センターでしています」と言っても「どこにありますか。」と言われてしまうので、まずは市民活動センターを認識してもらうことから始めました。

(柏木委員)
 地区の公民館的な役割が市民活動センターにあり、市内の各地区の団体がそこに来られるのが、本来一番理想とされるのだと思います。一部の方ががんばっておられますが、現状では全市民の方が本当にそのことについて理解しておられるかどうかは疑問です。

(赤石副会長)
 市民活動センターは、当時財源をどんどんカットされている中で、中村市長が「せっかくスペースが空いているので、まちづくりの拠点として活用しよう」という声を出してスタートしたものです。ですから市民も行政も一緒に市民活動センターの内容をもっと活性化できるように考えていくべきです。

(黒見会長)
 しかし市民活動センターの年間予算が4万円ほどですので、そのあたりでも今後のあり方を考えていくべきだと思います。

(黒見委員)
 波田さん、どうぞ。

(波田委員)
 今までの話と全く変わりますが、境港市まちづくり総合プランにホテル誘致とありますが、これはどこまで本気で考えておられますか。

(地域振興課長)
 企業誘致については、話をつめていく段階で、すごくいい条件を出さないと企業は来てくれないようです。

(波田委員)
 誘致するためにはすごい予算を使うかと思いますが、果たして本当に必要なのかと思います。皆生でも倒産しています。確かに水木しげるロードの入り込み客数はすごい人数ですが、実際長くても半日ほどしか滞在しないと思います。水木しげるロードのピークは去年かと思いますが、この状態で実際にホテルを誘致しても、行く先は目に見えています。通過型になりお金が境港に落ちないということはあるかも知れませんが、これに予算を割くくらいなら、中海圏域の連携に予算を費やす方がいいかと思います。
 私は水木しげるロードで働いていますが、水木しげるロードには生魚を売っているところがありません。よく観光客の方に、「水産物がほしいので市場に行きたい」と言われますが、ちょっと離れているのでタクシー等を使うよう案内すると、皆さんは行くのをやめてしいます。市場へのバスを毎日出すのが難しいということなら、水産会社と共同して生魚を売るようなお店を出すといったことに予算を使ってほしいと思います。

(赤石副会長)
 水産物を扱うお店を作る動きがあるようです。

(地域振興課長)
 ホテル誘致については審議会でも二論ありました。一つは、境港市は通過型なので必要ないのではないかというもの、もう一つは、水木しげるロードを夜もイベント等で賑やかにし、夜も滞在してもらいたい、だからホテルも必要だというものです。

(波田委員)
 ならばアニメの雰囲気を出し、五右衛門風呂を設置するなど、妖怪横丁のようなおどろおどろしい民宿にしてはどうでしょうか。すると話のたねに「泊まってみたいな」という人もいると思います。宿泊施設を作るとしたらそういった形のものを作った方がいいと思います。

(石橋委員)
 3階4階の大きな宿泊施設はいらないと思います。水木しげるロードの空き家を買い取って、宿泊者自身が炊事等をするような自立型の施設がいいかと思います。
または先ほどの意見でもあったように、水木しげるロードの空き家を改装し、おどろおどろしい雰囲気のもので、安い料金で泊まっていただける宿泊施設を作るのも一つの手だと思います。そうしたら夜も賑わうと思います。

(渡部委員)
 今は水木しげるロードには、夜に人がいません。宿泊したとしても一体何を見るのでしょう。ですから何か仕掛けをつくるといいのではないでしょうか。

(赤石副会長)
 今新しく宿泊施設を作るのは難しいと思います。前に「みなと荘」という宿泊施設がありましたが、市がそれに助成金を出してでも、継続して営業させてもらうことはできなかっただろうかと思います。もし誘致するのであれば、市が助成金を出すなどして、従来ある施設を利用するといいかと思います。 

 
(渡部委員)
 そういった所の方が宿泊施設を誘致するにはちょうどいいかと思います。

(黒見会長)
 他に境港市まちづくり総合プランについては、ありませんか。
 ないようなら、(3)参加と協働の実施状況(22年度実績見込み)にいきたいと思います。

(事務局)
 <(3)参加と協働の実施状況(22年度実績見込み)について説明。資料4、資料5参照。>

(柏木委員)
 「旧いしばい屋」の方から清掃をする組と、「ホームセンターいない」の方から清掃する組とで分かれてスタートします。ほうきなどを持ってみんなできれいにするのですが、観光バスなど大きな車が通った時には、またすぐに落ち葉がバラバラと落ちてきます。
でも朝8時に出てきて、落ち葉を何十袋も詰め、「気持ちよかったな」などと言って皆さんが帰られます。その気持ちが今後みんなで清掃を続けていく上で大事です。みんなでやれば1時間もしないうちにきれいになります。またしばらくするとまた道路に落ち葉がたくさんあるかも知れませんが、その時はまた一緒にやろうという雰囲気でケヤキ並木清掃活動のスタートをきることができ、良かったです。
すでにされている所もあるかと思いますが、境港市の各地区とも、今後はこういった活動をしたら、参加と協働のまちづくりになると思いますし、これが参加と協働のまちづくりの基本となるのだと思います。

(黒見会長)
 「みんなでやろう」というムードは大切ですね。

(石橋委員)
 昔は田んぼをおこすなど、何でも共同でやっていました。しかし今はそれがなくなってしました。昔は葬式なども一緒にしていました。大変でしたが、住民みんなが集まってくることで、住民同士の安否確認ができていました。

(黒見会長)
38豪雪の時は、みんな総出で雪かきをしていました。昔はそれだけ住民同士がまとまっていました。
何かありませんでしょうか。
ないようなら(4)境港市市民活動推進補助金の対象基準の変更(案)に進みます。

(事務局)
<(4)境港市市民活動推進補助金の対象基準の変更(案)について説明。資料6参照。>

(黒見会長)
 追加の部分ですが、意味合いがよく分からないので、もう少し分かりやすく説明してください。

(事務局)
 すでに活動している団体でも、今までの活動に加えて新たなイベントを思いついた場合は、それを補助の対象として加えようといった意味です。
 本来この補助金は活動の立ち上がりをみていくものなので、今まではすでに実績がある団体は補助金の対象外でした。しかしその団体が新たな活動、事業をする場合には補助の対象として認めてはどうかと思います。
 ここでいただいた意見を聞いて、役所内でも協議していきたいと思います。

(黒見会長)
 分かりました。
 どの団体にも補助金をばらまくというのはいけないとは思いますが。

(事務局)
 その辺のバランスはきちんと取りたいと思います。

(黒見会長)
 この件については時間をかけ、忌憚のないご意見をお願いします。

(赤石副会長)
 質問です。市民活動推進補助金は継続でも3年までで、それ以後は打ち切りということですが、今回の案に関しては、3年たったら新たに再度申請をすることもできるということですか。

(地域振興課長)
 いいえ、補助金は活動をされる際のよび水ですので、いつまでも補助金で支援はできません。やはり3年で一区切りにさせていただきたいと思います。

(角委員)
 補助金の改正案に「一過性のイベント等を開催するために組織された団体」も対象とするとなっていますが、一過性事業に関しては、1年で打ち切りということもありえるということですよね。

(赤石副会長)
 条件を緩和することで、対象団体の幅は広がります。ただ今までも学校関係の団体もありましたが、そういう団体はその年その年で人が入れ替わるので、審査をする時も、これは補助の対象とみなすのか、また継続とみなすのか、などの見極めが難しかったです。今実際にいろいろと活動をしているが、規定上補助金を出せない団体もあります。しかしそういう団体にも補助を出してあげたいという気持ちもあります。ですから単に補助金の対象の幅ばかりを広げるのではなく、その補助金の使い方を考えるべきだと思います。


(梶川委員)
 個人的なことですが、ボランティアで施設に行ったり、高齢者と一緒にプランターに花を植えたりしています。他にも毎年小学校に行って子ども達とお手玉作りをしています。そのボランティアのメンバーは皆、年金暮らしをしていますが、お手玉の中の小豆や布等の材料費はメンバーの実費です。そうすると経済的にも苦しいので、メンバーが一人減り、二人減りしていきます。バザー等の活動で儲かるのはほんのわずかなので、せめて材料費くらいは出してほしいです。

(柏木委員)
 そういった団体に助成ができるようになるといいですね。

(赤石副会長)
 申請の仕方を簡単にするなど、助成金をもっと使いやすくできたらいいですね。

(梶川委員)
 補助対象経費の3分の2以内などという規定もありますが、実態に合わせてそういったことの内容も考えていくべきだと思います。

(柏木委員)
 各地区の公民館とボランティアさんとの関係、それからボランティアさんの中で小学校でされている人、各地区に行ってされている人など、活動の実態を一回把握すべきです。実態は各地区によって違いますし、各地区に合った活動をされています。その辺の現状をもう一度聞いて、どこまで助成金で手助けできるのかを考えるべきです。

(赤石副会長)
 追加項目については、特別異論はないかと思います。ただ実際に活動をしているところが、もし助成金が使うのであれば、例えば事業項目が作りにくいというなら、事業計画の作成をサポートするような仕組みを作るなど、どのようにしたら使いやすくなるのかを考えるべきだと思います。

(柏木委員)
 梶川委員が先ほど、ご自身のボランティア活動の材料費等をメンバーで出し合っているということを言っておられましたが、こういうことを公民館や市民活動センターに委託して、その実態を把握してもらって、その分の補助を公民館や市民活動センターから各グループに配分できるようにしてもいいと思います。

(黒見会長)
 香川県の市民活動センターの予算は、3億4億です。シルバー人材派遣センターのようなことを事業としています。多少の収益もあるかと思いますが。

(渡部委員)
 最近はいろいろな形の活動センターができてきました。

(波田委員)
 昨年度、育児サークルが市民活動推進補助金を申請されていましたが、市の予算がつき、子育て支援課方から補助金が出ることになったと聞いています。ですから梶川委員のサークルについても健康長寿課に補助金を出してもらうようにはならないものかと思います。

(事務局)
 子育てサークルに関しては、県からの補助金が急にカットされたので、緊急避難的に市民活動推進補助金を申請されました。皆さんの方から担当課の方へ、なんとか継続的に補助をお願いすべきという話があり、担当課から補助ができるようになりました。

(黒見会長)
 市民活動センターの存在というのは、助成金などのことをしっかり勉強し、所属の各団体に情報を流し、アドバイスするなどし、動いていくものだと思います。そうでなければ意味がありません。

(柏木委員)
 市民活動センターは、活動の基盤となって今までの公民館ではできないような細かいところをサポートする場であること、これが一番の要となってきます。しっかり市と協働して、そういったことを進めてもらいたいと思いますが、それをするためには専門的なコーディネーターを確保することが必要だと思います。事務員とコーディネーターは違うので、ある程度お金を出してでも、コーディネーターを雇うべきです。事務員一人では、できることが限られます。

(黒見会長)
 それでは(4)境港市市民活動推進補助金の対象基準の変更(案)については異論はないということでよろしいでしょうか。
 それでは、その他で何かありましたら、お願いします。
 ないようなので、これで閉会といたします。

<閉会>
 

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