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第60回境港市都市計画審議会(平成22年5月31日開催)

第60回境港市都市計画審議会

平成2231
    第60回境港市都市計画審議会会議録
60回 境港市都市計画審議会会議録
議事日程
    日 時  平成225月31日(午前1000
    場 所  境港市役所 第1会議室
議事内容  
議案第1号 米子境港都市計画墓園の変更(境港市決定)について
審議会委員の出席者(11名)  
           長栄 善二郎
足立 統一郎
足立 
           門脇 美保
           米村 一三
           南條 可代子
           定岡 敏行
           佐名木 知信
小倉 誠一  (境港管理組合 港湾管理委員会事務局長)
           竹内 悟   (境港水産事務所長代理)
           島崎 俊宏  (西部総合事務所 農林局長代理)
(欠席者)
    藤原 博昭 (国土交通省中国地方整備局 日野川河川事務所長)
    長本 敏澄 (西部総合事務所 県土整備長)
           永井 忠志 (境港市連合自治会長)
           薮内 明  (境港市農業委員会長)
説明のために出席した者
    境港市建設部長             洋谷 英之
    都市整備課長              門脇 俊史
    都市整備課主査             中垣 仁男
    都市整備課課長補佐           柏木 雅昭
    都市整備課主事             西 洋平
    
00分開会
都市整備課長: ただいまより、第60回境港市都市計画審議会を開会いたします。
本日は4名の委員の方の欠席があり、委員数15名に対しまして出席委員数は 11名であり、過半数を超えておりますので、本日の審議会が成立していることを報告いたします。
        開会にあたりまして、市長がご挨拶いたします。
市 長: ( 拶)
都市整備課長: 会長を選出したいと思いますが、審議会条例第5条により、会長は学識経験のある者のうちから、委員の選挙によって定めるとありますが、どのようにいたしましょう。
足立收平委員: 互選ではどうでしょうか。
委      員: (異議なし)
会    長: それでは、会長のご推挙等ありますでしょうか。
足立收平委員: 長栄委員を推薦します。
都市整備課長: それでは長栄委員を会長に推薦でよろしいでしょうか。(異議なし)全会一致で長栄委員を新会長に決定いたします。        
会 長: (挨 拶)
会     長: 会長職務代理者に足立收平委員、議事録署名人を佐名木知信委員、門脇美保委員にお願いしたいと思います。
会 長: それでは、日程8の諮問に入らせていただきます。市から諮問をいただきます。
市     長: (諮問文 朗読)
都市整備課長: 市長は所用がございますので退席させていただきます。(市長退席)
会     長: それでは審議に入ります。議案第1号「米子境港都市計画墓園の変更(境港市決定)」について事務局の方から説明をお願いします。
事  務   局: 都市整備課長(議案第1号について説明)
会     長: ただいまの「議案第1号」についてご意見ご質問はございませんか。
足立統一郎委員:墓地区画は、何区画ほど考えているのか。
事  務  局: 約700区画ほどと考えています。
岡  委 員: 以前、墓地を造成する際には周辺住民の同意が必要であったと思うが、国の基準等はどのようになっているのか確認したい。
  務  局: 基本的に墓地から半径100メートル以内に民家があれば、同意が必要となってまいりますが、対象民家が建っておりませんので今回同意は必要ありません。
岡 委 員: 今回の案件では同意は必要ではないかもしれないが、周辺住民には説明する必要があるのではないか。周辺の住民に対してどのような手続を行ったのか。
事   局: 夕日ヶ丘1丁目自治会、2丁目自治会、県営住宅団地の自治会にそれぞれ2回、パンフレットを配布すると共に説明会を行いました。その際に禁忌施設であることで嫌がる方もおられましたが、大きな公園ができるということもあり概ね賛意を示されたと考えております。また、市のホームページなどでパブリックコメントを募集しましたが反対意見はありませんでした。このように手順を踏まえています。
足立統一郎委員:こういったことは一番最初が大事だと思います。この手続がおろそかになれば実際完成してから苦情が出ることがあると思います。
会     長: 墓地が近くにできることを喜ぶ人はいないので、住民感情に十分配慮することが大切です。今回の場合は、住民説明会で概ね承認が得られたということで良かったと思います。
村  委 員: 事業費の内訳と財源について詳しく説明してください。
事    局: 公園の事業費が約3億2千万円、墓地の事業費が約2億6千万円となり、合計で5億8千万円ですが、概算的な数字なので、総事業費を約6億円と説明をしています。なお、墓地の整備費とその用地を土地開発公社から取得するための費用は、全て単独費となります。公園の整備費については、国から工事費は2分の1の補助、用地取得費は3分の1の補助があります。概算で約1億4千万円程度の補助があると見込んでいます。
都市整備課長: 補足させていただくと、墓地部分は永代使用料で賄いますので、市からの持ち出しはありません。また国の補助金が社会資本整備交付金という形に一本化されることによって、補助率が変わる可能性があることを申し添えておきます。
会     長: 整理すると市の負担額は約2億円ぐらいですか。
事   局: その程度になると思われます。
足立統一郎委員:永代使用料はどの程度にする予定ですか。
事    局: 概算で1区画約35万円から40万円程度と考えています。
足立統一郎委員:中央墓園の使用料はいくらですか。
事  務  局: 1区画5平方メートルを24万8千円です。今回の墓地も1区画5平方メートルで考えています。
都市整備課長: 松江市にある大海崎メモリアルパークが永代使用料は50万円くらいであり、米子市の北公園墓地もそれと同じような使用料だと聞いております。
足立統一郎委員:中央墓園周辺を散歩していると地震の影響からか、少し見苦しい部分があるように思える。
事  務  局:中央墓園の公園で、痴漢等の問題も発生していると聞いております。担当課であります市民課が公園の樹木部分を切り開いて墓地にする予定ですので、その際に合わせて不都合な部分は改善するよう伝えたいと思います。
條  委 員: 公園墓地として成立するためには、地域住民に理解を得られるよう努力する必要があります。市側として、もっと他に周知をして理解を得られるようにしていただきたい。公園部分については喜ばれることであるが、墓地部分については、遺骨がない方でも使用できるといった、何らかの利点を提示できないものか。
事    局: 周知方法につきましては、全ての方にご理解していただくのは難しいのかもしれませんが、我々としてはやるべきことは最低限やったと考えています。まだ構想段階ではございますが、中央墓園は遺骨のない方は申込出来ませんが、夕日ヶ丘に関しては遺骨のない方でも使用できるようにしようと考えています。また夕日ヶ丘に住んでおられる方には若干のディスカウント的なことを思っております。夕日ヶ丘の振興と合わせて考えていきたいと思います。
会     長: 中央墓園の開発余地はもうないのか。
都市整備課長: 現在の状況だと、あと2年で開発は終了します。ただ、中の公園部分を開発すれば、あと10年ほどは利用できます。我々としては、多少公園部分は残しておきたいと考えています。
足立統一郎委員:中央墓園の申込条件は厳しいですね。
都市整備課長: 以前、中央墓園の申込条件を緩和した際に、非常に多くの申し込みがありました。今回の墓地は条件を緩和することも考えています。
会     長: 現在、墓地を造成するのが民間である場合は、絶対に許可が出ません。あるとすれば宗教法人が自分の境内地に造成することぐらい。あとは行政しかない。民間では100万円ぐらいで売買しているようである。夕日ヶ丘の住民以外でも利用できるのですね。
事  務  局: そのように考えています。極端な話、東京に住んでおられる方が使用していただいても充分利便性があると考えています。
佐 名 木 員: 境港市をPRできるような親しみやすい名称を考えてもらいたい。
  務  局: そのように考えていきたい。
足立收平委員: 東京では墓地まで車で往復5、6時間かかることを思えば、ここは確かに利便性があるように思う。地元の発展のためにも良い名称を考えてもらいたい。
足立統一郎委員:予定地は、夕日がきれいに見ることの出来る場所なので、その点も考慮してほしい。
事  務  局: 夕日がきれいに見られるように、高台を造ることも考えています。国土交通省にお願いして、連続して親水護岸整備も進めていきたいと考えています。
脇  委 員: 予定地周辺は現在、街灯等もなく人通りも少ないので、お墓参りも怖くて行きにくいと思います。利用者の防犯等の対策はどのように考えていますか。
事   局: 照明等も考慮し、閉鎖的なものではなく、開放的なものにしたいと考えています。また管理人を置くことも考えています。
事務所: 今後、どれほどの需要があるのでしょうか。予定地が使用されなくて荒廃するということはないのでしょうか。
村  委 員: 以前は、自治会の墓地を勝手に個人間で譲ったりしていたようですが、そのようなことができないようになってきたので、需要は以前よりあるように思います。
事  務  局: 現在、中央墓園は年約30区画の募集をしていますが、毎年全てが埋まる状態なので、十分に需要があると考えています。なお、計画している墓地は、一度に700区画造成するのではなく、段階的に造成する予定です。また、管理料を徴収することを考えていますので、所有者や連絡先の把握ができるので、荒廃墓地はなくなると思われます。
岡  委 員: どのような経緯で墓園をこの場所に決定されたのでしょうか。
  務  局: まず、将来的に墓地が必要であるということがありました。まとまった土地をどこに求めるのかという問題があり、ちょうど夕日ヶ丘の予定地があったわけです。対象地は2.5haもあり、ここを開発するには事業費が大変かかりますので、国土交通省の補助が受けられる墓園を計画するに至りました。ただの公園ですと、対象地周辺に大きな公園が既にありますので、補助を受けるのは難しいとのことでした。墓園でなら補助が受けられるとのことでした。
岡  委 員: 市役所の考えはわかりましたが、地元との意見交換はどのようにされましたか。
市民の中には、異論もあると聞いたのですが。
  務  局: 意見交換をする場として、パブリックコメントを募集して、その際に、意見等がありましたら伺わせていただくつもりでした。しかし、実際には2件の意見しかありませんでした。広く市民との意見交換をする機会が少なかったと感じています。
岡  委 員: 公告、縦覧といったことは、今後行われるのでしょうか。
事    局: 今回の都市計画審議会を開催する前に、2週間の縦覧を行っております。縦覧したことに対する意見は0件でした。今後の予定といたしましては、県知事に同意を求めまして、同意を得られると墓園の計画決定を告示します。
足立統一郎委員:墓地というのは、国の法律が基準となってくるのでしょうか。
事    局: そうです。墓地埋葬法が基準となって運用します。
村  委 員: 夕日ヶ丘に住んでおられる方への優遇策は理解できるところですが、市民全般にも先行販売といった形でおこなってもらえないか。
事  務  局: 検討したいと思います。
会     長: 予定地の横には、ペーロン、ボートの艇庫があるわけですが、これに関係する協会などは、どのように考えておられましたでしょうか。
事  務  局: 案を説明したところ、了解を得ることができました。なお、墓園との境界付近に、艇庫をもう一つ建てられる用地を確保するようにしております。また、協会の関係者が墓園の駐車場を利用していただいてもけっこうです。
会     長: 墓園の配置について何かご意見はありますでしょうか。
條  委 員: 管理棟はどこに配置して、どのようなことを行うのでしょうか。
  務  局: 駐車場の周辺あたりで、全体の中央付近に配置し、墓地の受付、公園の草刈、清掃などを行っていく予定です。
事    局: 墓地部分は明るく、解放的なイメージに整備し、公園部分は誰もがレクリエーションを行えるような場所にしたいと考えています。今回説明させていただいた配置はあくまで案であり、今年度に実施予定の基本設計のなかで、管理棟や高台といった施設の具体的な配置等を検討していきたいと思います。
  長: 他にご意見はありませんか。ないようでしたら本議案について、市の諮問により決定したいと思いますが、よろしいでしょうか。(異議なし)
           それでは、答申案を作りますので、しばらく休憩します。
           (休 憩)
           (再 開)  答申文()を事務局が委員に配布
    長: 今お配りしている答申文のとおり、答申してよろしいでしょうか。(異議なし)では、市長に入室していただきます。(市長入室)
         それでは、答申します。(市長が前に出て、会長が答申文を朗読)
         (会長から市長へ手渡す)
市    長: ありがとうございました。審議会からいただいた答申により決定いたします。
会     長: 今後の審議会の予定などはありますか。
  務  局: 区域マスタープランについての案件がありますが、開催時期は未定です。
長: その他にないようでしたら、第60回境港市都市計画審議会を閉会させていただきます。皆様、大変ご苦労様でした。
午前11:00閉会



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