
第1回境港市下水道料金等審議会(平成20年11月11日開催)
【日 時】
【出席者】
【日 程】
【会議内容】
◆会長選出
■(参考)審議会条例[pdf:46KB]
平成20年11月11日(火) 14:00~16:00
【場 所】
【場 所】
境港市役所 第1会議室
【出席者】
(委 員)
熊谷昌彦会長、永井忠志委員(職務代理者)、景山純雄委員、門永正史委員、
湯中義人委員、権田淳一委員、長榮善二郎委員、山本博敏委員、中西健一郎
委員、渡邉はるみ委員、永井美央委員、門脇美保委員、前田香代子委員、
駒居照子委員、平野明子委員 以上15名(欠席なし)
(市)
中村市長、景山建設部長、山本下水道課長、安藤課長補佐、松本課長補佐、
渡辺主幹、井上主事
【日 程】
1.開 会
2.市長あいさつ
3.委員紹介
4.会長選出及びあいさつ
5.会長職務代理者選出及びあいさつ
6.諮 問
7.議 事
受益者負担金第5負担区の区域及び単位負担金額について
8.その他
9.閉 会
【会議内容】
◆会長選出
委員より、会長に熊谷委員を推薦する旨の発言があり、全会一致で熊谷委員が会長に選出されました。また、会長より職務代理者に永井忠志委員が指名されました。

◆諮 問
諮問文書「境港市公共下水道事業に係る受益者負担金について(諮問)」が、市長から朗読後に、会長へ手渡されました。
(市長は、所用のため、ここで退席いたしました。)

◆議 事
境港市における下水道事業の概要、受益者負担金の制度について、事務局から参考資料を説明した後、質疑に入りました。
■(参考)下水道整備状況図[pdf:905KB]

■(参考)受益者負担金の制度[pdf:327KB]

■(参考)受益者負担金の推移[pdf:21KB]

◎質疑応答(前半)
(委員)
認可区域がありますが、これはどこが認可するのですか。
(市)
市から国へ申請して、許可を得てから整備する手続きとなっています。
(委員)
認可を申請しても、認められないということはありますか。
(市)
市が考えた区域が認められないということは、基本的にありません。
(委員)
一般会計繰入金が18年度に極端に落ちているのは、どういう理由ですか。
(市)
18年度と19年度については、先行投資の繰り延べ分として一時的な借入が認められましたので、一般会計繰入金が減額となりました。
(委員)
一般会計からの繰入金が減ったために、事業が縮小されたということはありませんか。
(市)
事業費の全体枠としては変わりませんので、事業の進捗は予定どおりです。
(委員)
資料の滞納繰越額については、純然たる滞納繰越額と理解してよろしいですか。
(市)
分割納付なども考慮して、その年度の調定額が決まりますので、純然たる滞納繰越額ということです。
(委員)
水洗化率が高くなっていますが、受益者負担金の滞納者も下水道に接続して、利用しているということですか。
(市)
一部にそうした例はありますが、かなり少ない数です。
(委員)
各年度の滞納繰越額は、年度ごとの残額、あるいはそれまでの累計ですか。
(市)
19年度の滞納繰越額5,277千円のうち、過年度分3,553千円が過去からの累計として残っています。
(委員)
外江と渡については、整備予定などが入っていないが、これは終末処理場から遠いのが理由ですか。
(市)
渡方面への汚水幹線は、第2中学校前の県道の森岡町で整備が止まっている状況です。
(市)
当初、下水道事業を始める前に、終末処理場の位置をどこにするのか問題となり、紆余曲折の後、最終的に現在の場所へ決定したという経過があります。人口の多い境地区まで早く整備を進めるという方針でありましたので、中浜地区から順次整備を進めてきたところです。
(委員)
下水道会計の収入の中で一般会計繰入金が一番多くを占めていますが、利用者が公平に負担していくのが基本なので、実際の普及率が45.6%であるのに、問題があるのではないでしょうか。
(市)
確かに一般会計繰入金は大きいですが、この中には下水道が整備されることによる公共水域の水質改善など、国から認められている負担分も半分程度あります。また、下水道事業では、浸水対策など雨水整備も行っています。
(市)
借入しないと事業を進めることができませんので、一般会計から繰入しないと返済できません。ただ、これが今後増えていくという状況ではありません。
(委員)
仮に受益者負担金を引き上げた場合、今後整備されるところに対して不公平が生じると思います。米子市では、受益者負担金の単価が統一されていると聞きましたが、どういう状況でしょうか。
(市)
米子市では制度改正され、受益者負担金の単価は20年度以降から市内一律480円に統一されました。ただ、以前に決定された負担区で異なる安い単価は、実質そのまま残っています。
ここで途中休憩に入りました。

■負担区域図[pdf:668KB]

■これまでの決定状況[pdf:26KB]

■周辺都市の状況[pdf:17KB]

◎質疑応答(後半)
(委員)
境港市の前納報奨金は、一括納付されると市の金利負担が減るので報奨金が出ると理解していますが、他市と比べて高く、かなり優遇されているように感じます。従来の報奨金の考え方は、どうなっていますか。
(市)
金利動向を考慮して定めるのが、基本的な考え方です。ただ、前納報奨金の見直しについては、現時点では考えておりません。
(委員)
鳥取県側の単位負担金額が、島根県側と比べて高いのは、なぜですか。
(市)
松江市で下水道の整備がかなり先行していますが、受益者負担金の単価はかなり前から見直しされていませんので、他市にもある程度影響しているのではないかと推測されます。
(委員)
補助事業の対象となる汚水管渠の下水排除量20m3/日以上、3m3/日以上は、具体的にどこでしょうか。
(市)
仮に10m3/日流れる汚水管があったとして、今まで国の補助が認められなかったものが、3m3/日以上で補助対象となったということです。
(市)
例えば汚水管の下流側から半分くらい上流まで補助対象であったものが、さらに上流側の末端近くまで補助が認められるようになりました。
(市)
下水道事業を早く進めるように誘導する国の政策です。
(市)
境港市も含めて、全国的に人口5万人未満の都市で下水道の整備されてない割合が高いという状況もありましたので、国が支援を増やして整備を促進するということです。
(委員)
現在の単位負担金額を上げるということは考えられないし、下げることも特に考えなくてよいと思います。実際に前納報奨金がありましたが、金額が以外に高かったという印象を受けました。
(委員)
単位負担金額の420円は、妥当だと思います。これを負担率1/4の算出額ということになると低すぎます。また、現在の前納報奨金はカットできないということでよいのではないでしょうか。
(委員)
下水道の整備を長く待たされたという理由で、単位負担金額を負担率1/3と1/4の間にある400円に下げるということは考えられませんか。
(委員)
花町とかでは、少し前に420円払っています。将来を考えた場合、ある程度の見通しで説得するという考え方で、420円が妥当ではないかと思います。
(市)
今後、認可区域を広げる境港駅前なども含めて、境地区の中で単価差をつけるのは難しいのではないかと認識しています。
(会長)
「受益者としての応分の負担」、「既存負担区との平等性」、「市の財政状況を考慮して市税による負担を軽減」、この3つの点から見てどうなのか。それぞれご意見がありましたらお願いします。
(委員)
対象面積は道路等を控除していますが、すべての区域が対象となる部分とならない部分のバランスが平等となっていますか。また、補助事業の範囲は、従来の範囲に戻ることがあるのでしょうか。
(市)
この区域では、公衆用道路や県道など2割分は受益者負担金の賦課されない土地となっています。他の区域でも、実績として2割程度は道路等があります。今回見直しされた補助事業の範囲は、今後も維持されると認識しています。
(会長)
まだご意見を伺ってない方もおられると思います。また少し考えていただいて、次の機会にもう1回議論していただきたいと思います。
(委員)
下水道会計の市債残高の見通しはどうなっていますか。
(市)
19年度が市債残高のピークで、今後は残高が減っていきますが、償還額は27年度まで約10億円余でほぼ横ばい、それ以後に落ちていくと見込んでいます。
(市)
市の中期財政計画では、毎年8億円返済し、借入は5.6億円に抑えるという計画の中で進めています。
(委員)
毎年、事業を続けていくことができるということですね。
(市)
そのとおりです。そういう計画となっています。
次回の審議会は、12月2日(火)午後2時からの開催を予定し、本日は閉会となりました。

境港市役所 下水道課
〒684-0055
鳥取県境港市佐斐神町545番地(境港市下水道センター)
TEL.0859-45-5656 FAX.0859-45-5672
E-mail: gesuidou@city.sakaiminato.lg.jp
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