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第4回境港市みんなでまちづくり推進会議(平成20年4月25日開催)

第4回境港市みんなでまちづくり推進会議会議録


日時:平成20年4月25日(金)19:30~21:00

場所:境港市市民活動センター


日 程
1.開会
2.議事
  (1)(仮称)参加と協働のための指針の検討について
3.その他
4.閉会


□出席者(敬称略)
 梶川恵美子 黒見久司 角  徹 土井哲雄
 波田純子 藤原攝子 三島智子 渡部敏樹
(欠席委員:赤石有平 石橋文夫 柏木好輝)
 
□アドバイザー
 関耕平(島根大学法文学部講師)


(黒見会長)
 前回の続きから始めたいと思います。


(角委員)
 前回、市民から提案等があった場合のことを考えて、窓口を明記しておいた方がよいのではという話になったと思うのですが、今回配布された指針案にはそれが明記されてないようです。


(事務局)
 政策提案の場合は、内容が専門的にならざるをえない部分があります。窓口を地域振興課に固定するよりは、直接その専門性に合った担当課が受ける方がよいと考えました。
 各課にまちづくり推進員の職員がおりますので、どの部署で受けてもそこから関連の部署へつないでいけるようにしたいと思っております。


(黒見会長)
 どこに持っていけば分からないような事案については、どのように扱いましょうか。


(事務局)
 そういう場合は地域振興課で受けるようにいたします。


(渡部委員)
 本当は市民活動センターが窓口になれればよいのですが。


(事務局)
 巻末に総合的な窓口は地域振興課であるということを明記したいと思います。


(黒見会長)
 では事務局から説明をお願いします。


<事務局、P12の「協働の基本的考え方」について説明>


(角委員)
 P12の「(1)協働を推進するために」の中に「1足す1が2以上になるような」という表現があるのですが、ここがなんだかひっかかります。


(渡部委員)
 一般的には「+」「=」のような数学記号を使ったほうが分かりやすいかもしれませんね。


(波田委員)
 やはり団体でなくては協働はできないのでしょうか。


(事務局)
 もちろん個人でも協働は考えられます。ただ条例が「団体」対「団体」を想定しているのでこういう書き方になっている次第です。


(渡部委員)
 団体というと、大勢というイメージがあるのでちょっと難しく考えてしまうのかもしれないですね。


(土井委員)
 NPOの定義が、きちんとしたフォームを持った組織であるということなので、2人でも組織になれるんです。


(波田委員)
 もちろん何かやろうとしたときには、ひとりではできないので人を集めようとは思います。まだそのやろうとしていることが具体的ではない段階で、市に相談ができればと思うのですが、この指針案を見ると、個人だとそれができないのかなと感じてしまいます。
 私はこの会議に参加しているので、個人でも相談できるということは分かるのですが、何も知らない人がこれを見た場合、相談できないのではないかと感じるのではないでしょうか。


(事務局)
 個人との協働ということを条例に入れてないという点がまずあります。ただ個人と市との協働を否定するというものではありません。


(渡部委員)
 そういう個人の相談も市民活動センターが受けられるようになればいいんですけどね。


(事務局)
 条例規則の第7条の政策提案制度のところで、「提案を市民等から受付け」という書き方をしておりますので、団体からでももちろん個人からでも受け付けられるということになっております。
 この部分で個人との協働ということもカバーできるのではないかと考えております。


(角委員)
 指針案を読んだだけでは、それが分からないのではないかと思います。


(アドバイザー)
 この会に参加している方は個人でも協働できるというイメージがわくかもしれません。この条例によって、既存の団 体はもちろん、それ以外の市民の力を行政が引き出すことが重要だと思いますので、出発が個人だったときのルートを明確に指針で見えた方がよいのではないでしょうか。


(渡部委員)
 団体の前段階が書いてないから個人はとまどってしまいますよね。ですから出発が個人だったときの協働へ至るまでのルートを例示できればよいですね。


(アドバイザー)
 団体を作るということの敷居の高さ、これを乗り越えなければ、個人が協働でどう関われるかというイメージが思い浮かべられないので、今言われたような例示が必要になってくると思います。


(梶川委員)
 私も最初に団体を作るときには、作り方が分からなかったので、ひとりで市にいろいろ相談をして作りました。


(渡部委員)
 それがなかなかできない人が多いんです。その人たちの意見がほしいんですよね。そこに宝の意見があるのではないかと私は思います。それをいかにして引き出すような条例にもっていくかというと、個人で考えたときにどうするか、ということをどこかに入れておいた方がいいのかなと思います。


(波田委員)
 何も知らない人が読んだときに、個人の方につきましてはご相談ください、というようなことをちょっと書いてあれば分かりやすいのではないでしょうか。


(藤原委員)
 たとえば、個人から出発して協働に至るまでを漫画のような絵で描いてあれば、とても見やすくて分かりやすいと思います。


(渡部委員)
 個人から協働に至るプロセスを絵で表せたらたしかに分かりやすくてよいですね。


(事務局)
 公園のトイレ清掃等、個人との協働の事例はあります。ただ行政は事業を協働することを想定しています。この事業を行政だけでするのか、市民の方と協働してするのかを考えるわけです。
 トイレ清掃等で個人に業務委託している事例はたくさんあるのですが、ここで困った点が出てくるのは途中で辞められることなんです。次の人を探すのに四苦八苦してしまうことになります。そこが個人との事業契約と団体との契約との違いなんですよね。団体であれば構成員の中から別の方を出していただけると思うのですが、個人ではそうはいかなくなってしまいます。
 ですから基本的には協働は団体と行うという考え方になり、個人との協働はあるのですが、条例では書かれていないということなんですね。


(黒見会長)
 これはとても重要な部分ですから、今ここで結論を出すのではなく、もっと議論を重ねて決定すればよいのではないでしょうか。


(事務局)
 誤解のないように申しておきますが、条例を変えることができるのはみなさん方ですから、条例のこの部分を変えたほうがよいというところがあれば、ぜひ議論をしていただきたいと思います。


(アドバイザー)
 ひとつ確認をしておきたいのですが、条例に個人という文言がなくても、指針の中で例示として個人として出発した場合のことを入れるのは可能でしょうか。


(事務局)
 それは可能です。


(アドバイザー)
 継続性の問題もあると思いますが、行政の気付かなかったニーズが、個人のアイデアから生まれる可能性が出てきますので、そのあたりをうまく示せればと思います。


(渡部委員)
 個人のアイデアからでも発展していくことを示せれば分かりやすいですね。


(黒見会長)
 波田さんのご自分のイメージ、こういう文章を入れたらいいなというものをまた次回までに考えておいていただければと思います。協働のイメージにつきましては次回まで宿題ということにいたしましょう。事務局にも考えていただきましょう。


(渡部委員)
 個人のアイデアからでもスタートする部分を入れていただけるといいですね。


(黒見会長)
 では「支援」についての説明をお願いします。


<事務局、「支援」ついての説明>


(黒見会長)
 「支援」についてはいかがでしょうか?


(アドバイザー)
 さきほどの話とつながるんですが、個人のアイデアを膨らませる「支援」というのは想定してもよいのでしょうか。
たとえばP14で、個人のアイデアからでも行政もしくは市民活動センターとコンタクトを取って市民活動団体へと育んでいけるとか、P15の下の「情報支援」のところで相談窓口は市民団体だけでなく個人でも持ち込めるのかということを考えてもよいと思います。
 もしそれが良いのであれば、はっきりと明記して個人の創意工夫からいかにして出発するかというイメージが持てるような書き方が必要なんじゃないかなと思います。
 P15の下に「市民ひとりひとりの支援がNPO活動の発展の鍵を握っています」とありますが、この記述の意図は、これはさきほど私の言ったような個人のアイデアから始まるというようなイメージでしょうか。


(事務局)
 はい。この「支援」の仕組みについてもこの「みんなでまちづくり推進会議」の中で皆さんに考えていただくということを想定しております。どんな支援が必要なのかということを考えていただきたいと思います。


(アドバイザー)
 P15の下に相談窓口のことが書いてありますが、これは団体のみではなく個人も想定しているのでしょうか。


(事務局)
 これは、国、県、市、民間企業などの助成金情報の集約がメインに考えられると思います。その収集の窓口としては地域振興課もしくは市民活動センターになると思います。それ以外のことでしたらその他の部署も窓口となると思います。


(藤原委員)
 P14の「市の公募するもの」のところを「市民や市民活動団体から」という文言にすればよいのではないでしょうか。


(角委員)
 そのあたりは条例と矛盾するところがないようにしなければいけませんね。


(渡部委員)
 文章だけでなく図で書いてあるととても分かりやすいと思います。


(黒見会長)
 「実効性を確保するために」のところの説明をお願いします。


<事務局、説明>


(渡部委員)
 協働の実践例を図示することが必要ですね。文章だけではやはり難しいと思います。


(角委員)
 いちばん最後のページで最初の「促進」「参加」の方は市民が中心になっていますが、「支援」「協働」になると団体が中心になっています。個人が消えてしまっているわけですね。このあたりもうまくリンクさせたいですね。


(黒見会長)
 そのあたりも踏まえて次回の検討課題としたいと思います。


<指針の検討後、市民活動推進補助金の審査委員の選出を行い、黒見会長、三島委員、渡部委員の3名に決定した>


(黒見会長)

 次回の開催は6月27日(金)といたします。


<閉会>


(仮称)参加と協働のための指針(案)[pdf:616KB]

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