特産・名物

境港はマグロとカニの水揚げ日本一

境漁港は主にマグロ・松葉ガニ・ベニズワイガニ・アジ・サバ・イワシ・スルメイカほか多種多様な魚が水揚げされ、1992年からは5年連続日本一の水揚げ量を記録しました。

◎マグロ
境港には毎年6月~8月上旬にかけて主にまき網漁法で生クロマグロ(境港天然本まぐろ)が水揚げされます。2011年からは、境港まぐろ感謝祭が開催され、産地としてマグロ1本を余すことなく有効活用する姿勢やまぐろの魅力を県内外の方へ積極的にPRを行っています。


カニ

◎カニ
境港はベニズワイガニの水揚げ日本一です。境港のベニズワイガニはそのままボイルや冷凍されて出荷されるほか、冷凍のカニクリームコロッケやカニちらし寿司などカニ肉を使用する食品の多くに、境港のベニズワイガニが用いられています。一方、ズワイガニ(松葉ガニ)、親ガニも全国有数の水揚げを誇ります。
【ベニズワイガニ】
9月から翌6月の時期に水揚げされますが、お薦めは春期。この時期は水温が低く、身の詰まった良質なカニが多く漁獲されます。
【ズワイガニ(松葉ガニ)】
冬の味覚の王様とも言われる「ズワイガニ」、境港は日本海側有数のカニの水揚げを誇ります。
【親ガニ】
漁獲期間が短く11月6日から12月31日までしか獲れない貴重な品。ズワイガニのメスガニです。卵とみそが濃厚な味わいを引き出す、鳥取では人気の郷土食です。


旬の食材

◎エビ( シマエビ、モサエビ、オニエビ、アカエビ( アマエビ ))
エビは、主に冬の時期が旬とされています。この4種のエビは深海に生息し、それぞれの味に個性があります。

◎ノドグロ
境港では、春と秋に水揚げされます。甘みのある身は人気が高く、大きいサイズのものは非常に高値で取引されます。

◎カマス
本カマスとも呼ばれ、大きくなるほど身が締まり、脂がのっておいしい。特に秋から冬にかけてのものは絶品です。

◎サワラ
10月から翌3月にかけて多く水揚げされます。特に厳寒期に漁獲されるものは「寒ざわら」といって喜ばれます。

◎ウマヅラハギ
名前のとおり馬のような顔をしたカワハギの仲間です。この魚の価値は肝にあるといわれており、その旬は秋から冬。

◎ハタハタ
境港では沖合底引き網で、春と秋を中心に水揚げされます。鳥取県では、全長が20センチメートル以上のものを「とろはた」という名前でブランド化し売り込んでいます。

◎スズキ
「夏のスズキ」といわれる夏を代表する白身魚。また、真冬のものも白子や真子が入っていて人気があります。


白ネギ

鳥取県は西日本有数の白ネギの産地で、中でも境港を含む弓浜半島では昭和初期から盛んに生産されていました。
柔らかで、とろけるような甘味が特徴で、焼く、炒める、煮る、様々な料理に利用でき、すき焼き、鍋物には欠かすことができません。
特に生産者さんのおすすめは、白ネギの天ぷらです。是非一度お試しください。

弓浜絣

弓浜絣は、単に浜絣ともいわれ、もともと農家の主婦が自家用の衣類として、家族の晴れ着から仕事着まで、また布団地として織り上げたもので、そこには家族の幸を祈って、さまざまな吉祥紋が織り込まれてきました。記録をたどれば天保7年(1836)、境港地内では54軒もの紺屋が記されており、弓浜絣の生産が盛んに行われてきたことを物語っています。

伯州綿
【伯州綿】
伯州綿(はくしゅうめん)は浜綿とも呼ばれ、今から300年以上前の江戸時代前期に栽培が始められたと言われ、かつては一大産地として全国に名を馳せた境港市の特産品であり、今でも江戸時代から続く「弓浜絣」の主原料として用いられています。
特徴は、繊維が太く弾力性に富み、保温性にも優れており、絣はもちろんのこと布団の中綿としての評価も非常に高い良質な綿です。
境港市農業公社は、「伯州綿」の復活を目指し、平成20年度から耕作放棄地を利用して「伯州綿」の栽培に取り組んでいます。



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