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令和7年9月定例記者会見(9月29日開催)

市長記者会見録

 本日の報告事項は、「境港市ふるさと納税返礼品 水木しげる記念館プレミアムナイトミュージアムの寄附の受付開始」についてと、「子育て支援課 公式Instagramの開設」についての2点です。
 まず、「境港市ふるさと納税返礼品 水木しげる記念館プレミアムナイトミュージアムの寄附の受付開始」についてです。これまで、水木しげる関係では令和6年度に「妖怪影絵ガラス投影板レプリカ」や、鬼太郎と一反木綿をデザインした「境港市鬼太郎デザインマンホール蓋」を返礼品としてそれぞれ限定5個で受け付けていました。
 今年度は、以前、水木しげる記念館を夜に開放してナイトミュージアムを楽しんでいただくという事業をイベント的にやっていましたけれど、そのナイトミュージアムを1日1組限定でふるさと納税の返礼品とするものであります。閉館後の記念館を貸し切って、学芸員がじっくりと水木さんの展示内容についてギャラリートークをしながら、案内をするものであります。所要時間は約2時間で、最後にはミュージアムショップで買い物をする時間もとっております。
 注意事項として、お盆期間など開館時間を延長しているときはやらないということにしております。寄附金額は20万円。3割が返礼品分で、残りの7割で人件費や光熱水費等の事務経費や支援の寄附部分ということで、値段を設定しているところであります。参加組数は1日1組限定で、寄附者含めて10名以内です。
 また、実施の日時は、当然寄附者にこちらに来てもらわないといけないので、日程調整をしながら日にちを決めていくという体制にしております。受付開始は10月1日からであります。
 事業の目的は、昨年度から水木さんの関連で話題性を持った返礼品を出しておりますけど、これも話題づくりと、こちらに来てもらうことになりますので、誘客を図る上で、観光振興の一助になればというものであります。他市の事例としては、倉吉市や大阪府和泉市などでも貸し切りナイトミュージアムの返礼品をやっております。
 続きまして、「子育て支援課 公式Instagramの開設」についてです。境港市では、「子育てするなら境港」というキャッチフレーズのもとに、いろいろな子育て支援策を講じております。他の自治体ではない独自の取り組みとして、例えば、本物の芸術を子供たちに見せるアートスタートという事業、また、地域資源である銀鮭やマグロ、カニを使った食育活動や市場に行って見学等をするおさかな体験隊などの事業です。このような境港らしい子育て支援事業を行っておりますけれど、まだまだ周知が足らないというようなところもあって、新しく伝える方法としてInstagramを活用するということであります。Instagramで発信することによって、境港市の子育て支援策を市内だけでなく広く市外・県外にPRできるという効果を狙ってやるものであります。リール動画(短尺動画)を活用して10月1日から随時発信していきます。投稿内容は、市内の保育園幼稚園でのイベントや活動の様子です。
 10月はアートスタート事業、新年度入園の申し込み、地元の農家から園に野菜配送をしてもらっている様子について配信していく予定としております。今後、新規情報を随時発信していく予定としています。

質疑応答

【記者】
 水木しげる記念館について、ナイトミュージアムを以前やっていたということですが、いつまでやっていたのでしょうか。今はやっていないのでしょうか。
【市長】
 今はやっていないです。以前は平成26年で10年ほど前です。夜が長いお盆の時期にイベント的に閉館後の時間帯を利用して誰でも入場できるようにしていました。今回は閉館後1日1組限定でプレミアムということです。夜ですから、宿泊効果もありますので、夜の水木しげるロードの散策を楽しんでいただけます。
【記者】
 ナイトミュージアムの魅力というのはどういうところにあると思いますか。
【市長】
 記念館を自分でゆっくり見るのも楽しいと思いますが、学芸員さんが水木さんの作品や人となりを説明していただくということで、水木さんに対する理解をより深めることができると思っています。今ちょうどNHK連続テレビ小説「ばけばけ」が始まりましたけど、共通点も多くある小泉八雲さんと水木さんの話についても、学芸員さんから話を聞くことができると思います。そういうことを期待しております。
【記者】
 夜である価値はあるのでしょうか。
【市長】
 夜であれば、境港に宿泊していただくことに寄与すると思っています。
【記者】
 ふるさと納税の直近の実績は。
【総合政策課自治振興係長】
 9月下旬時点で約2億4000万円です。今ちょうど9月末のポイント廃止に向けた駆け込みの時期で、月末に向けてまだ伸びるとは思われますけれども、現在のところそのぐらいです。対前年比で言いますと、金額的には200%を超えています。2年前が同じように9月に駆け込みがありましたが、それと比較しても約150%になっておりますので、かなり伸びてきております。
【記者】
 それは何が寄与していますか。
【市長】
 ふるさと納税サイトのポイント付与が廃止になるためと考えられます。全国的に同じ現象が起きています。通常であれば、どこの自治体も12月が一番多いと思います。
【記者】
 他にも体験型の返礼品を設けていると思いますが、どういったものがありますか。
【総務部長】
 最近では、「マグロ解体ショー」や「1泊2日の日本酒造り体験」です。
【記者】
 ふるさと納税関連で、ナイトミュージアムの寄附を考えている人に対してコメントをお願いします。
【市長】
 「水木しげる記念館プレミアムナイトミュージアム」については、境港にゆっくり泊まって、夜は妖怪、昼は魚(食)を満喫して楽しんでほしいと思っています。
【記者】
 山陰両県で初めて令和4年7月1日から導入されたパートナーシップ宣誓制度について、3年目ということですが、今現在宣誓された方はいらっしゃいますでしょうか。
【市長】
 今のところないです。全国では1万組くらいのようです。
【記者】
 隠岐汽船のことについて、10月からダイヤを復便されておられ、経営厳しい中でいろいろご苦労されながらやっていると思いますし、ターミナル一つ抱えてお客さんも普段たくさんおられる中で、今後の安定的な運航を続けるために何が課題で、どのようなことが必要でしょうか。
【市長】
 隠岐汽船については、コロナ後は順調に観光客や島民の往来も回復傾向にあります。ただ物価高騰で燃油等もコストが上がっている状況がずっと続いていますので、コスト的には少し苦しい印象を受けております。また、今一番問題になっているのは船員の不足です。現在13人欠けており、従来の運航がままならないという状況です。美保関の七類港も1隻隠岐で停泊して動いてない状態が続いていますけれど、そうなると、特に島民にとっては、貨物など生活物資が非常に遅れて届く状況となってしまいます。本市から運んでいる物資も、島後に多くおろさないといけないので、島前の貨物が夕方になってしまいます。そういう島民にとっては、非常に生活に影響がある状況で、それをいち早く解消していかないと大変だと思っているところです。9月議会でも質問があり、松江市長ともこの間協議をしましたけど、船員の確保について協力していかないといけないと考えております。私も夏に隠岐汽船に訪問したときに、前木下社長と話をしたところですが、境港-隠岐航路は1885年にできた隠岐航路の中で一番古い航路ということもあり大事にしていかないといけないと思っています。
【記者】
 観光面での寄与っていうのは大きいのですか。境港を訪れる観光客と、隠岐を訪れる観光客の連携や関連性はありますか。
【市長】
 水木しげるロードに来ているお客さんを隠岐の島の方に足伸ばしてもらおうということで、水木しげるロード延長プロジェクトというのをやって、隠岐の島にも妖怪のブロンズ像を設置していますし、フェリーには水木のイラストをつけています。水木しげるさんのルーツは隠岐の島にありますので、そういうところも発信しながら、しっかり誘客をしたいということであります。我々にとっても隠岐に行く途中で、立ち寄っていただけるということで、一緒になって観光振興を取り組んでいるところです。
【記者】
 ターミナルについては、七類と境港の2ヶ所体制の堅持ということですか。それはその航路の沿革も考えていろいろ歴史がありますけれども、片や、その経営などを考えると、集約という話は当然今後上がってくるかもしれないですけど、どうでしょうか。
【市長】
 昔から本土集約という話はでていますけど、境港にはJRや空港もあるので、島民にとっては2ヶ所ある今の方が便利だと思います。いくら島根県のものだとはいえ、切っても切れない関係だと思っています。




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