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毒性や繁殖力の強い植物(野草・花)に注意しましょう

 普段、道路端や空き地などで見かける植物(野草・花)の中には、毒性を持つもののほか、特定外来種(オオキンケイギクなど)に指定されていないものの、繁殖力が非常に強く在来種などに影響を及ぼす恐れもありますので、取り扱いや駆除・処分には十分に注意しましょう。
 以下に、例として何種類かをご紹介しますので参考にしてください。


1.ナガミヒナゲシ

 ナガミヒナゲシはケシ科・ケシ属の植物で、淡赤色やオレンジ色の花を咲かせる外来種です。
 市内でも道端などで広く見かけられる植物ですので、見かけられた方も多いのではないでしょうか。
 開花後には細長い実をつけ、実1つに1,600粒程度の種子が詰まっていることから、非常に繁殖力が強く、周りの生態系に影響を及ぼす恐れがあります。また、茎や葉、傷つけた際に出る乳液に毒性があるため注意しましょう。
 ナガミヒナゲシは環境省が指定する特定外来種などには指定されていませんが、注意が必要な植物です。

【駆除・処分について】
○茎や葉、出てくる乳液などには毒性があるため、素手では触らず手袋等を着用して作業しましょう。
○手で丁寧に根から引き抜き、袋に入れて口を密閉し、燃えるごみとして処分をしてください。
 なお、未成熟な種子でも発芽する可能性が高いため、種子ができる前に駆除するか、種子ができてしまっている場合は注意しましょう。

 
 【ナガミヒナゲシの花】            【ナガミヒナゲシの葉】


2.タカサゴユリ・シンテッポウユリ

 テッポウユリによく似た、白色の花をつける台湾原産のユリ科の外来種です。
 環境省の 「生態系被害防止外来種リスト」 で 「その他の総合対策外来種」 に指定されており、きれいな花をつけますが、繁殖力が非常に強く、 絶滅が危惧されるような近隣のユリと交雑してしまうなど、生物多様性への悪影響が懸念されています。
 テッポウユリとタカサゴユリの違いは、葉や花の形状・外見(テッポウユリよりも細い葉をつける/タカサゴユリは花の外側に薄い赤や紫の筋がある)や開花する時期(テッポウユリ:6~7月/タカサゴユリ:7~9月)があります。
 また、テッポウユリと交配して作られたシンテッポウユリという種類には、花の外側に線が出ないなど、テッポウユリとタカサゴユリの中間的な性質を持つとのことです。


   【タカサゴユリの花】
  
【駆除・処分について】
○根(球根)から引き抜き、燃えるごみとして処分しましょう。
○花が散り、実が成熟している場合は、種子が拡散しないように注意して駆除しましょう。
○花が散った後に、実が成熟するまでに実を取り除くことも有効です。

特定外来生物「オオキンケイギク」について

特定外来生物の「オオキンケイギク」については別ページにて紹介しています。
下記のリンクからご覧ください。

(リンク)
特定外来生物「オオキンケイギク」の駆除にご協力下さい

問い合わせ先

市民生活部
環境・ごみ対策課 脱炭素推進室
電話:0859-42-3803
FAX:0859-44-0960
電子メール:kankyo@city.sakaiminato.lg.jp



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