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令和6年12月定例記者会見(12月26日開催)

市長記者会見録

 本日の定例記者会見は3点あります。
 まず1点目は、令和6年境港市10大ニュースであります。令和6年の主な出来事を24件にまとめて、投票していただいたところであります。投票数が204件ということで、去年よりも多くありました。この投票数も考慮しながら、10件を選んだところであります。
 最初に、水木しげるロード30周年記念イベントとして、1月に俳優ののんさんと、声優の木内さんに来ていただいてトークショー等で30周年を祝ったところであります。また、鬼太郎とビックリマンのコラボイベントも行ったところであります。
 次に、4月には境港駅前に「ゲゲゲの広場」が誕生しました。駅前公園が狭かったので、拡充するということでもありますし、より市民や幼稚園、保育園の子どもたちが遠足などで来て遊べるということで、芝生広場と一反もめんや目玉おやじの遊具を設置したというところです。観光客や市民の方がくつろげる場が増えたことで、水木ロードの魅力がアップしたと感じているところです。
 次に、旧誠道小学校の跡地の利活用が決定しました。サッカーJ3ガイナーレ鳥取のアカデミー組織の活動拠点として決まったところであります。校舎の方は、高校年代の子どもたちの宿舎として、また、交流試合などで外部から来られた選手の方々の簡易宿泊所として整備をしているところであります。グラウンドは、天然芝のサッカーグラウンドに整備しており、7月に完成しました。校舎の方はちょうど今着工して工事が進んでいるところであります。整備にかかる費用は、企業版ふるさと納税で寄附をいただいて、それを市からガイナーレさんに補助しているということであります。12月26日現在で、寄附額が5850万円となっています。未入金も含めると6000万円が年内には集まったという状況であります。
 次に、水木しげる記念館のリニューアルオープンですが、4月20日にオープンしました。令和5年3月8日に休館して、DBO方式ということで、工期も短く、工事費も安く済んで、1年ちょっとでスピーディにリニューアルができたと思っております。リニューアル後の来館者数については、令和6年11月末現在で、今17万1033人であります。指定管理の共同事業者では年間25万人を見込んでおりますので、大体目標どおり順調に入館されているという状況であります。
 次に、7月25日から伊達市政の2期目が始まっております。無投票で当選でありましたが、初心を忘れず謙虚に、そして自信を持って市政運営に取り組んでいるところであります。引き続きよろしくお願いいたします。
 次に、8月には日韓定期貨客船の「イースタンドリーム号」が5年ぶりに再就航したところであります。就航後から11月までの利用状況は、旅客の方も貨物の方もまだ少なく、これからだというような状況であります。私もプライベートで9月末にイースタンドリーム号に乗って東海(トンへ)の市長にお会いしたり、束草(ソクチョ)のクルーズ専用ターミナル視察をしたりして、エアソウルで帰ってきましたけれど、韓国に行くエアソウルだけではなくて、船の選択肢ができたということで、もっと利用促進を図っていかないといけないと感じているところです。
 次に、10月には「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」がありました。境港市ではeスポーツとソフトバレーボールの交流大会をして、全国から選手が600人参加したところであります。境港らしいおもてなしとして、カニ汁とつみれ汁を振舞ったところであります。このねんりんピックの効果についてですが、大会後に、ことぶきクラブの方も有志でeスポーツクラブを作るという意向もありますし、境港総合技術高等学校eスポーツ部も、1月にはタワーで、2月には文化ホールでeスポーツ大会を開催するということで、市内では、若い子もご年配の方もeスポーツによって盛り上がっていると感じております。行政としても、高齢者のフレイル予防という点と世代間交流という点で、市民団体や高校生の活動の支援をしていきたいと思っております。
 次に、10月27日には「米子鬼太郎空港-香港便」が5年ぶりに再開をしました。週3往復で運行しております。ソウル便の80%の利用率と比べて11月の香港便は69%ということで、まだちょっとソウル便には及ばないところでありますけれど、米子市と共同で来年は台湾便の就航も見越して、香港・台湾向けの訪日観光客の情報サイトで、両市の観光情報を紹介するという取り組みを、来年2月に記事掲載などをしていくという予定にしております。
 次に、11月に「第15回みなとオアシスSea級グルメ全国大会」を境港で開催したところであります。2日間天候にも恵まれて、目標の5万人を超える、5万6000人の来場者があって、海辺のにぎわい創出を図ることができたところであります。それと合わせて、夢みなと公園の方は、昨年も境港青年会議所が朝市をされまして、今年もその朝市を公園の方でやって、青年会議所が目指している港にぎわい創出のイベントが今後も定着していくよう期待をしているところであります。この大会では、15回目で初めて、賑わいだけではなく、本当に港町は海からの恩恵を受けて発展したまちばかりなので、しっかりと海の環境保護についても情報発信をするということで、初めて海の環境保護をテーマに併せて行ったところであります。会場内の飲食で使ったプラスチック容器は会場で全部再資源化したところでもありますし、会場内で分別を徹底して来場者の方にも分別していただきましたし、会場のごみ拾いもしていただきました。また、ブルーカーボンなどの展示や、電気自動車を使って、会場内で電気を利用したということもあり、海の環境保護に対する情報発信ができたと思っております。次回開催の青森にもぜひ引き継いでやっていただきたいと思っているところです。
 最後に、文化ホールの改修工事ですが、4月から着工して10月末にはほぼ工事が完了して、11月から利用を再開したところであります。老朽化した回廊と人口池の撤去をしました。そこをイベント広場と駐車場に作り変えて、屋外のイベントを市民団体がどんどん利用できるような環境を整え、利用促進を図っていただきたいと考えております。利用者の方は、前年の11月に比べてかなり増えております。利用件数は変わらないですが、利用者数は増えている状況でありますので、しっかりと文化振興財団と連携して、文化振興も図っていきたいと思います。以上が10大ニュースであります。
 2点目は、予約型乗合バスの愛称の募集をして、愛称とロゴが決定したものであります。来年の4月1日から運行することになる予約型の乗合バスですが、愛称は「みなとーる」と決定をしたところであります。43都道府県から255件の応募がありました。この「みなとーる」という愛称は応募が3件あり、厳正なる抽選をして市内の道田さんが命名者ということに決定をしたところであります。愛称の趣旨は、境港市の「みなと」と市内を循環して走る「通る」を合わせて、「みな」は境港の港とみんなが乗れるという意味で、「とーる」は今までよりもバス停が増えるので境港を全部通るという意味です。
すごくよく考えられた愛称に決定をしたところであります。この選定理由もバスの導入意図を非常によく表現しているということでこれに決定したところであります。
 また、ロゴのデザインについても決まっております。この「みなとーる」という字を、道路をイメージして市内全部周るということで、文字をつなげて、全部いろんなところに行けますよというようなイメージでデザインしてあります。それと、このエメラルドグリーンは境港の市の木である「くろまつ」の緑と、海の青さを合わせて、両方を連想させるエメラルドグリーンを採用したところであります。ロゴの文字のところにバスが走っていて、かわいらしいデザインになったと思っているところです。市報1月号に折り込みをする冊子に、利用の仕方とか市内186カ所のバス停が掲載されています。予約型乗合バスについては、8月から広報をしているところでありますが、公民館での説明会や、出前説明会をして今43回説明会をしております。はまるーぷバスからこの乗合バスに変わるということで不安を抱えておられる市民も多くいらっしゃいますので、しっかりと説明を尽くしていきたいと思います。1月からは会員登録と試乗会を各地区で行うようにしています。登録して予約してみて実際に乗ってみてというのを体験していただければ、不安も解消できてくるのかなと思っていますので、しっかり説明会等は続けていきたいと思います。実証運行しているとき、また本格運行になってからも利用者の声を聞きながら改善していきたいと思っています。はまるーぷバスも平成13年から運行してきて、何回も改善を重ねて今の状況になっています。しっかりと利用者の声を大事にして、利便性の高いものにしていきたいと思います。
 3点目は、クルーズ客船初寄港記念盾の新デザインの決定ということで、従来からずっと初入港したクルーズ客船に向けて、記念盾を船長にお贈りして、船内に飾っていただいているところです。これが4番目のデザインになります。従来と違って公募で行ったところであります。応募件数が5件ありました。その中で最優秀作品として、この日本列島での境港市の位置と、あと境港市を象徴する特に外国人にアピールしたいカニとマグロと、あとは境水道大橋をモチーフとして、このエンブレム型にデザインをされたものであります。このラインになっているところが境港から広がってクルーズ客船と境港、国際的な交流というのを表しており、境港の魅力がわかりやすく表現してあるというところで、デザインをこれに決めたところであります。また、優秀作品を2件参考に載せております。
 また、初寄港の予定については、令和7年は合計7回です。今のところ、初寄港が7隻あるということで、このデザインの記念盾をお贈りしたいと思います。本物がまだできていませんが、WELCOME TO SAKAIPORTという文字がちょっと見えにくいので、ちょっと工夫をしてもっとわかりやすく調整する予定です。境港に来られた船の船内に入ってみると、全国色々な港の記念盾が飾ってありますが、今回のデザインはできるだけ目立つようなものになったと思っています。

質疑応答

【記者】
総括としてどういう1年だったでしょうか。
【市長】
令和6年は、漁港については水揚げ量が10万トン超えています。また、水木しげるロードについて入込み客が200万人達成する見込みでもあります。海辺についても、Sea級グルメでのイベントがありました。弓ヶ浜の方では、「全日本学生選抜ゴミ拾いフェスティバル」があり、観光と環境とかけ合わせたイベントを境港出身の方が考えて行うなど、本当に3つの港と水木ロードや海辺が賑わって明るいニュース、笑顔あふれる話題が多かったと思っていますので、引き続き、来年もそういう年になるように期待をしているところであります。
【記者】
水木しげるロードの年間入込み客数について、今現在の状況をお伺いします。
【産業部長】
12月22日現在で197万3000人、あと2万7000人で200万人となります。
【記者】
年内には達成の見込みでしょうか。
【産業部長】
12月29日以降には達成すると見込んでいます。
【市長】
今回久々に200万人達成する見込みになっていますが、水木しげる記念館のリニューアルや、当然、映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が大ヒットしたことによる影響が非常に大きかったと思っています。映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」で、ファン層の幅がすごく広がって、若い女性の方が何回も映画を見に来たりもしています。1月の30周年記念イベントでも、木内さん目当てで県外から若い人がかなり来ておりました。商店街に話を聞いても若いお客さんが増えたといっております。新たな水木さんのファンの掘り起こしも出来て、この200万人に繋がっていると思っております。
【記者】
若い女性が増えているということですけど、市としては、今後そういう対策等のお考えがあるのでしょうか。
【産業部長】
水木しげる記念館の方で今年の6月から第2・第4日曜日に着ぐるみ隊が出て記念撮影の場を設けたり、観光客のお出迎え、イベントなど市と記念館とが共同して開催するなどして、観光客誘致の対策を講じているところであります。




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