令和6年8月定例記者会見(8月27日開催)
市長記者会見録
今日の定例記者会見は3点ございます。
9月定例市議会の提出議案と、水木しげる関係とクルーズ客船の関係であります。
最初に議案の方ですが、9月定例会には人事案件4件、予算3件、条例3件、その他3件の計13件提案をいたします。
人事案件4件については、教育委員会委員の任命と、公平委員会委員の選任と、
職員懲戒審査委員会委員2名の任命についてであります。
予算議案は、補正が3件です。一般会計と介護保険費特別会計と公共下水道事業会計の3会計であります。
初めに一般会計補正予算は、全体で21事業あり、新規が3事業であります。総額が3億4941万3000円を増額して、補正後の予算を201億6691万3000円とするものであります。
一般会計の主な事業について、まず「旧誠道小学校体育館等解体事業」であります。こちらは、旧誠道小学校の体育館とプールの解体に伴う工事請負費と工事監理業務委託料9900万円余であります。令和7年3月に工事の完了を予定しております。
続いて、「旧誠道小学校利活用支援補助金」であります。こちらは前回、ガイナーレさんが旧誠道小学校を活用し、ユースの育成拠点とするという事業に対し、企業版ふるさと納税3000万円ほどの寄附をいただき、その事業の補助をしておりました。今回は、5社から1289万円寄附いただいて、補助金としてガイナーレさんに出すものであります。
現在は、7月にグラウンドの芝生の工事が終わり、今後は芝生を育成していくことになります。校舎は9月に着工して、12月末までの4ヶ月ほどかけて、1階部分をまずは整備するということであります。これはガイナーレ鳥取ユースチームの寮として、それと交流試合や合宿などで、県外から来るチームの簡易的な宿泊所として24名分を整備します。あとは食堂、給食室、それとシャワールームの整備を進められることとなっております。
次に、「令和6年度為替相場の急激な変動対策特別金融支援事業利子補助金」であります。こちらは新規事業であります。令和6年度の為替相場の急激な変動により、影響を受けた中小企業が融資を受けた際の利子に対し補助するものであります。これが286万円であります。
それと、「住宅・建築物耐震化促進事業補助金」であります。こちらは、支援制度を拡充しましたので、それに伴う補助金が1049万円であります。拡充の内容については、耐震の設計や耐震改修などにかかる費用の補助金の上限額を上げるという内容であります。また、新規で取り組むものは、建物の中の1つの居室だけを耐震化したり、耐震シェルターを設置したり、高齢者が耐震ベッドを置いたときなどに補助をするものであります。
次に、「市民交流センター防犯カメラ増設事業」であります。こちらも新規であります。従来、みなとテラスは1階にしか防犯カメラがなかったため、2階に設置してほしいという要望があり、今回防犯の強化をするということで2階部分に増設するものであります。経費が264万円としております。一般会計は以上であります。
次に、介護保険費特別会計であります。こちらは申請件数の増加で不足する要介護認定調査委託料43万円などを増額して、補正後の予算額を42億9370万2000円とするものであります。
それと、公共下水道事業会計であります。今年の10月から指定金融機関が有料化する公金支出に係る振込手数料が必要となりましたので、こちらを9万1000円増額して、総額を13億5695万9000円とするものであります。
続いて、条例議案であります。3件の中で、境港市公園条例等一部改正でありますが、こちらは高齢者と障がい者の方が団体で利用する場合には、半額の料金で体育館、テニス場などを利用することができるよう、改正するものであります。
それと、その他議案であります。市道の路線の廃止などについて、3件であります。
議案については以上であります。
次に、境港市オリジナルふるさと納税返礼品として、妖怪影絵ガラス投影板レプリカの受付開始というものであります。影絵を水木しげるロードに65ヶ所照らしており、その影絵の種類が111種類ありますけれど、この中の1つである鬼太郎の影絵を投影しているガラス板を今回、ふるさと納税の返礼品として受け付けを開始するものであります。
影絵については、通常バージョンで65種類、正月、クリスマス等の特別バージョンが46種類ありますけど、この中で一番代表的なものということで選んでおります。
こちらの寄附については、30万円寄附いただいた方への返礼品とするものであり、限定5つであります。受け付け開始は8月27日を予定しております。
事業の目的としては、例年、ふるさと納税の金額が4億円程度か、それを下回るような状況が続いていますので、注目度がある返礼品を出して関心を持っていただくというようなところであります。
本来、ガラス投影板にスポットライトの光を当てて、下に映し出すものですけれど、レプリカの方は、投影できないよう裏面に加工がしてあります。
それと今後の事業計画として、道路にあるマンホールと自宅やお店にある公共桝、それが水木ロードでは、マンホールは鬼太郎のデザインしたものでありますし、公共桝も7種類の妖怪の絵を付けたマンホールの蓋があります。
そのうち、車道部分の13ヶ所に設置しておりますマンホールの小さい物を今検討しているところであります。
最後に、初めて境港に寄港するクルーズ客船については、船内に飾ってもらうような記念盾をいつもプレゼントしております。
初代2代目3代目の記念盾は市の職員がデザインしたものや業者さんがデザインしたものであります。
4代目は、皆さんに公募をして、境港らしい盾を作り、来年度からはその盾を寄贈したいと考えております。募集期間が9月2日から10月21日までであり、優秀賞にはお礼をするという内容であります。
9月定例市議会の提出議案と、水木しげる関係とクルーズ客船の関係であります。
最初に議案の方ですが、9月定例会には人事案件4件、予算3件、条例3件、その他3件の計13件提案をいたします。
人事案件4件については、教育委員会委員の任命と、公平委員会委員の選任と、
職員懲戒審査委員会委員2名の任命についてであります。
予算議案は、補正が3件です。一般会計と介護保険費特別会計と公共下水道事業会計の3会計であります。
初めに一般会計補正予算は、全体で21事業あり、新規が3事業であります。総額が3億4941万3000円を増額して、補正後の予算を201億6691万3000円とするものであります。
一般会計の主な事業について、まず「旧誠道小学校体育館等解体事業」であります。こちらは、旧誠道小学校の体育館とプールの解体に伴う工事請負費と工事監理業務委託料9900万円余であります。令和7年3月に工事の完了を予定しております。
続いて、「旧誠道小学校利活用支援補助金」であります。こちらは前回、ガイナーレさんが旧誠道小学校を活用し、ユースの育成拠点とするという事業に対し、企業版ふるさと納税3000万円ほどの寄附をいただき、その事業の補助をしておりました。今回は、5社から1289万円寄附いただいて、補助金としてガイナーレさんに出すものであります。
現在は、7月にグラウンドの芝生の工事が終わり、今後は芝生を育成していくことになります。校舎は9月に着工して、12月末までの4ヶ月ほどかけて、1階部分をまずは整備するということであります。これはガイナーレ鳥取ユースチームの寮として、それと交流試合や合宿などで、県外から来るチームの簡易的な宿泊所として24名分を整備します。あとは食堂、給食室、それとシャワールームの整備を進められることとなっております。
次に、「令和6年度為替相場の急激な変動対策特別金融支援事業利子補助金」であります。こちらは新規事業であります。令和6年度の為替相場の急激な変動により、影響を受けた中小企業が融資を受けた際の利子に対し補助するものであります。これが286万円であります。
それと、「住宅・建築物耐震化促進事業補助金」であります。こちらは、支援制度を拡充しましたので、それに伴う補助金が1049万円であります。拡充の内容については、耐震の設計や耐震改修などにかかる費用の補助金の上限額を上げるという内容であります。また、新規で取り組むものは、建物の中の1つの居室だけを耐震化したり、耐震シェルターを設置したり、高齢者が耐震ベッドを置いたときなどに補助をするものであります。
次に、「市民交流センター防犯カメラ増設事業」であります。こちらも新規であります。従来、みなとテラスは1階にしか防犯カメラがなかったため、2階に設置してほしいという要望があり、今回防犯の強化をするということで2階部分に増設するものであります。経費が264万円としております。一般会計は以上であります。
次に、介護保険費特別会計であります。こちらは申請件数の増加で不足する要介護認定調査委託料43万円などを増額して、補正後の予算額を42億9370万2000円とするものであります。
それと、公共下水道事業会計であります。今年の10月から指定金融機関が有料化する公金支出に係る振込手数料が必要となりましたので、こちらを9万1000円増額して、総額を13億5695万9000円とするものであります。
続いて、条例議案であります。3件の中で、境港市公園条例等一部改正でありますが、こちらは高齢者と障がい者の方が団体で利用する場合には、半額の料金で体育館、テニス場などを利用することができるよう、改正するものであります。
それと、その他議案であります。市道の路線の廃止などについて、3件であります。
議案については以上であります。
次に、境港市オリジナルふるさと納税返礼品として、妖怪影絵ガラス投影板レプリカの受付開始というものであります。影絵を水木しげるロードに65ヶ所照らしており、その影絵の種類が111種類ありますけれど、この中の1つである鬼太郎の影絵を投影しているガラス板を今回、ふるさと納税の返礼品として受け付けを開始するものであります。
影絵については、通常バージョンで65種類、正月、クリスマス等の特別バージョンが46種類ありますけど、この中で一番代表的なものということで選んでおります。
こちらの寄附については、30万円寄附いただいた方への返礼品とするものであり、限定5つであります。受け付け開始は8月27日を予定しております。
事業の目的としては、例年、ふるさと納税の金額が4億円程度か、それを下回るような状況が続いていますので、注目度がある返礼品を出して関心を持っていただくというようなところであります。
本来、ガラス投影板にスポットライトの光を当てて、下に映し出すものですけれど、レプリカの方は、投影できないよう裏面に加工がしてあります。
それと今後の事業計画として、道路にあるマンホールと自宅やお店にある公共桝、それが水木ロードでは、マンホールは鬼太郎のデザインしたものでありますし、公共桝も7種類の妖怪の絵を付けたマンホールの蓋があります。
そのうち、車道部分の13ヶ所に設置しておりますマンホールの小さい物を今検討しているところであります。
最後に、初めて境港に寄港するクルーズ客船については、船内に飾ってもらうような記念盾をいつもプレゼントしております。
初代2代目3代目の記念盾は市の職員がデザインしたものや業者さんがデザインしたものであります。
4代目は、皆さんに公募をして、境港らしい盾を作り、来年度からはその盾を寄贈したいと考えております。募集期間が9月2日から10月21日までであり、優秀賞にはお礼をするという内容であります。

質疑応答
【記者】
旧誠道小学校利活用支援補助金に関して、今回企業版ふるさと納税をされた5社の企業名は公表しているのでしょうか。公表していたら教えてください。
【総合政策課長】
・デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
・株式会社チューチク
・株式会社鳥取県情報センター
・吉田実業株式会社
・株式会社GROWUP
の5社になります。
【記者】
市民交流センター防犯カメラ増設事業に関して、防犯の強化を図るためだと思うのですが、交流センターの防犯カメラの利用の在り方を指定管理者さんとお話しされていたら教えてください。
【市長】
防犯カメラについては、今までも1階には付けていたので、運用の仕方は従来と一緒で特段変わったことはありません。
【教育長】
一つは撮っているという抑止力を主たる目的としまして、すぐに警察へ届け出るというよりは、利用する者がみんなで考えていこうというきっかけづくりとしてです。また、度を超すようなことを抑止できるということに繋がればと思っております。
いろんなものを制止する方法を一緒に考えていくということを指定管理者の皆さんともお話を詰めています。
【市長】
ただ、防犯カメラですので、もし犯罪等々があり、警察から提供を求められれば、当然提出するという通常の対応をします。
【記者】
今回のふるさと納税の寄附の使い道は、旧誠道小学校の工事の関係でしょうか。
【市長】
はい。
【記者】
水木しげるロードは既に観光インフラとなっていますし、夜間照明も観光の目玉になっています。今回のふるさと納税で購入される県内外の方にも、この夜間照明は改めてPRになると思うのですが、夜間照明を皆さん知ってもらいたいなど、さらなる観光の目玉への抱負を一言お願いします。
【市長】
夜間照明は季節ごとにいつもマスコミの皆さんに報道していただいているので、影絵については、かなり広くPRできていると思っております。今回は夜間照明のPRというより、水木しげる関連として他にはないものをマニア向けに出したらどうかと考え、水木しげるロードで妖怪影絵を投影しているガラス版を返礼品としたところであります。
また、車道にあるマンホールと公共桝の蓋についても、境港にしかない水木のオリジナル返礼品として考えているということであります。
【記者】
夜間照明はナイト観光の象徴みたいな感じがしますが、いかがでしょうか。
【市長】
2018年の水木しげるロードリニューアルの際に、夜間の強化というところで演出照明を約2億円で整備したわけです。
影絵であったり、ブロンズ像のスポット照明であったり、木などの演出照明など夜も楽しんでもらえる水木しげるロードということで整備をしたものであります。
今回の返礼品もその一部としてPRになると思います。夜は夜でしっかりと楽しんでいただきたいなという思いもあります。
【記者】
返礼品と同じ絵柄が投影されている場所は、水木しげるロードの記念館に一番近い交差点の車道部分にあるのでしょうか。また、そこが照られるのは歩行者天国のときだけでしょうか。
【総合政策課長】
はい。駅から水木しげる記念館に進み、記念館手前の交差点の車道側に投影され、歩行者天国になる特別な時にだけ投影されるものになります。
【記者】
8月27日から受付開始ということですが、時間は決まっているのでしょうか。
【総合政策課長】
この記者会見のあとに、スタートしたいと考えております。
【記者】
ふるさと納税のどのサイトで申し込みができるのでしょうか。
【総合政策課長】
「楽天ふるさと納税」、「ふるさとチョイス」、「ふるなび」、「さとふる」の4サイトになります。
【記者】
今回の返礼品が第1弾で、今後は秋口ぐらいに実際のより少し小さい鬼太郎をデザインしたマンホールなども返礼品として予定しているということでしょうか。
【市長】
はい。
【記者】
この返礼品について、いいなと思うような人に向けて、境港のPRもしつつ、何か一言お願いします。
【市長】
この返礼品は、全国で境港にしかない唯一のものであります。しっかりとサイトを見ていただき、寄附をいただきたいという思いです。
今回の返礼品は、話題性が非常に高いと思っております。マスコミの皆さんにはしっかりと報道をよろしくお願いしたいと思います。
【記者】
まとめると、全国で境港にしかない唯一の返礼品なので、寄附を期待しているということでよろしいでしょうか。
【市長】
はい。
【記者】
返礼品の数が5個と非常に数が少ないですが、その理由を教えてください。
また、第2弾で公共桝の蓋とおっしゃっていましたが、どのようなデザインでしょうか。
【市長】
マンホールのデザインは、一反木綿に鬼太郎が乗っているもので、車道にあるマンホールです。今回の投影板がマニアに受けて、これはいけると思ったら第2弾でやってみようと思っております。
【総合政策課長】
今、型を製作する準備に取り掛かっていますが、第2弾の返礼品の個数などは今回の返礼品の反応を見ながら検討をしていきたいと思います。
【市長】
今回の投影板の返礼品が順調に出るようであれば、やはりマニアの方には実際に使っているものが返礼品として有効と思いますので、それで第2弾・第3弾と判断していこうかと思っております。
【記者】
今回の返礼品は5個出たら終わりということでしょうか。同じデザインのものを10個20個と増やす予定はないのでしょうか。
【市長】
5個で終わりの方がよいと思っています。
【総合政策課長】
希少性も考慮していますので、5個に絞っています。
【市長】
影絵の種類は111種類あるので、次もその中から人気のあるキャラクターで5個ということも考えられます。寄附が30万円と高額になっておりますので、今回の反響を見つつ考えていきます。ちなみに境港市の返礼品で一番高いものは、伯州綿の布団で寄附額が100万円になります。
【記者】
高額な寄附の返礼品なので、まずは少ない個数からということでしょうか。
【市長】
はい。
【記者】
返礼品の話をまとめると、今回は限定5個で、反応を見ながら、今後別種類の投影板のレプリカやサイズの違う実際に使用しているデザインのマンホール蓋の返礼品を加えていきたいということでしょうか。
【市長】
はい。
【記者】
マンホール蓋も今回の返礼品みたいに同じデザインのレプリカでしょうか。
【市長】
同じデザインのマンホール蓋で、サイズが直径40センチになります。現物は直径60センチになります。
【記者】
コロナも大分落ち着いてきた中で、米子鬼太郎空港も台湾便の最終調整や上海便、10月には、香港便、ソウル便とこれまで以上に境港市にある米子鬼太郎空港が充実してきましたが、玄関口として所感と意気込みを一言お願いします。
【市長】
米子鬼太郎空港は山陰両県の中央に位置しておりますし、この中海・宍道湖・大山圏域の玄関口の役割を果たす境港市にある空港であります。しっかりと北東アジアに向けたゲートウェイとして、空の方も、海の方もしっかりと玄関口としての役割を果たしていきたいと思っております。特に米子鬼太郎空港は、ソウル便に始まり、香港便の定期便が再開、次は上海便で、新規で台湾便が就航するということであります。山陰唯一の国際空港として、鳥取県とともに、より充実させていきたいと思っております。
【記者】
来年の関西万博という大きなイベントがあります。海外から来られた方の中には、関空から入って、米子鬼太郎空港から出て行くとか、その辺も大きなチャンスだと思いますが、地元自治体の首長としての意見をお願いします。
【市長】
例えば、台湾便であれば岡山広島から山陰に旅行に来られる人がかなり多かったですが、それがインは岡山広島であってもアウトが米子鬼太郎空港ということにもなりますし、非常に便利のいいものになると思っております。
それと関西万博については、関空に入って、こちらに来られて、米子鬼太郎空港から出ていくということもあると思います。我々も非常に力を入れていかないといけないと思っておりますので、その辺はしっかりと知事とタッグを組んでやっていきたいと思います。
【記者】
観光の底上の期待は大きいでしょうか。
【市長】
台湾については、台北市と中海・宍道湖・大山圏域市長会で交流促進覚書を結んでおります。これは当然、経済交流の促進をさせるべく、結んでおりますので、これは観光だけでなく、ビジネスでも利用していただきたいと思っております。
境港市も今年は台湾のバイヤーを招いて、ビジネスの商談会をする予定にしております。圏域でも行う予定にしておりますので、しっかりとそういう経済面でも路線を使っていきたいと思っております。
【記者】
広い意味でチャンスという捉え方でよろしいですか。
【市長】
飛行機が飛ぶことによって、物を早く運びたい場合は飛行機で運べる可能性があります。そういうふうに人だけでなく、貨物についても路線をつくっていきたいと思います。それは香港便も同じことです。
地方の国際空港としては、かなり路線が増えてきたという印象は持っております。
【記者】
期待大きいですか。
【市長】
はい、期待しています。
【記者】
原子力発電の再稼働について、12月の再稼働を控えて、先日3首長の会合が県庁でありました。その国と中電からの回答が出揃いましたけど、改めて市長の考えをお願いします。
【市長】
能登半島地震を受けて、市民の方の不安が広がってきたところであります。鳥取県と米子市とともに国と中国電力の方に、今の安全対策で大丈夫なのか、今の広域住民避難計画で大丈夫なのかというところをしっかりと国と中電の方に照会していったところであります。
今のところ規制委員会の方も新規制基準の中では問題がない、ただ新しい知見が出たら反映させるということであります。
それと内閣府等も現在の広域住民避難計画で今のところ問題ないという見解でありました。2号機の再稼働に向けては、安全対策工事がほぼ完了し、いろんな自治体も視察に行っております。我々もそういう現地の確認をしながら再稼働に向けて、引き続き安全第一に対策、人的な面と工事の面、ハード・ソフト面、しっかりと注視する、監視するというところは変わりません。
【記者】
住宅の耐震補助を拡充されましたが、国庫補助が必要ということでしょうか。
【市長】
今回拡充した住宅の耐震補助については、能登半島では、旧耐震の家屋が半分以上倒壊したという場所もありました。境港市では旧耐震建物が2割あり、市民の方も今非常に関心が高まっているところなので、しっかり住宅の耐震化について考えていただきたいと思っております。また、旧耐震で使っていない住宅があれば、壊していただきたいというところで、空き家の除却の方もしっかりと周知をしているところであります。
【記者】
国からさらなるテコ入れ、応援を求めるという気持ちがあるのでしょうか。
【市長】
今まで周辺地域には、国からのお金はほぼ来ないという状態であります。そのため、原子力の防災対策につきましては、当然、原子力の防災対策の職員が対応しているわけであります。国には、恒常的に周辺地域にも支援してくださいということをずっと言い続けております。
【記者】
市民への説明や市民の不安に応える場を設ける予定はあるのでしょうか。
【市長】
能登半島地震を受けて、境港は2月に原子力環境安全対策協議会を開き、次の日には、地震津波防災講演会を開催しました。
5月には、7地区の公民館で広域住民避難計画の説明会と、中国電力さんに来ていただき能登半島地震を踏まえて原子力発電所2号機がどうなのかという話もしていただきました。
引き続き、まだまだ市民の方の不安もあると思いますので、これからは出前講座などで対応していきたいと思っておりますし、周知していきたいと思います。
