・ネットの設置
　防鳥ネットのほか、多目的防災網、寒冷紗、防風網等で作物を覆ってやります。カラスは地上から羽をたたんで侵入するため、目が小さいネット(７５mm以下)を使います。
　側面のみネットを張る場合、上部にはテグスを張ってやりましょう。
・テグス(透明な釣り糸)の設置
　テグスの高さ、方向を無作為に張ることで被害を少なくすることができます。
　黄色い糸はカラスにとって見えやすく、避けて飛ぶため使わないようにしましょう。極細黒テグスは見えづらいので避けにくく効果的です。

・視覚、光、音、超音波、臭い、磁気などを用いた追い払い用具は、短期間で安全性を学習するため効果がなくなりやすいです。
・道具を使用する場合、短期間に道具の種類・組み合わせ、設置位置を変えて、カラスに「いつもと違って変だぞ？」と常に警戒心を起こさる工夫が必要となります。
・猟銃による捕獲は、カラスに対する本物の威嚇となるため、カラスの警戒心が非常に高まります。猟銃による捕獲が行われている果樹園などで、ハンタージャケットの設置やロケット花火の発射が追い払いに効果があったとの報告もあります。

・くず果樹やくず野菜などは穴を掘って埋めましょう。