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令和4年11月定例記者会見(11月22日開催)

市長会見要旨

 12月定例市議会にあたっての議案の説明をしていきたいと思います。議案は全部で13件ございます。
 人事案件が1件、予算が4件、条例が4件、その他4件の13件であります。
 まず人事案件は1件であり、固定資産評価審査委員会委員の選任についてであります。
 次に予算は、4件であり、補正予算は、一般会計と国民健康保険費特別会計、駐車場費特別会計、下水道事業費特別会計であります。
 初めに、一般会計の内容を申し上げます。コロナ対策及び燃油価格高騰対策関連事業が3事業、それ以外の事業が、27事業、合計30事業であります。このほか、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、原子力防災対策交付金の額が確定したところで財源振替を行うものが9事業あります。今回の補正予算の総額が5億4653万9000円を増額して、補正後の予算を195億5292万3000円とするものであります。
 主な事業でありますけれど、最初にコロナ関連は、新規事業として、保育園等物価高騰対策支援助成金であります。これは、市内の保育園、幼稚園の13事業所に、光熱水費及び給食材料費への助成を行うものであります。助成額は324万円であります。内訳としては、この13事業所に、園児が900人おります。園児1人当たり20円助成をするということで、20円掛ける900人になります。また、助成の期間ですけれど、令和4年7月に、電気代等々が高騰した関係でこの7月から来年の3月までの9ヶ月間を、補助する期間としております。
 次に、コロナ関連では、利子補助の事業が2件あり、合計が989万1000円となります。
 また、コロナ関連以外で主なものを説明いたします。まず初めに公立保育園リニューアル事業についてであります。公立保育園は、今まで1歳から5歳の受け入れでしたけれど、保護者のニーズが高い0歳から5歳まで一貫保育をして欲しいということを受けて、公立の保育園2園で0歳から5歳までの一貫保育を行うものであります。それに伴って、わたり保育園の新築工事実施設計業務が2660万円余です。また、なかはま保育園は設計が終わっていますので、なかはま保育園改修工事が約1億9850万円余であります。なかはま保育園の改修内容はですね、当然0歳の保育室を整備するもの。また、今までの空調は、全館一斉に冷暖房をしていましたが、各部屋個別空調とするものであります。それと、調理室を新しく増設するというものであり、太陽光発電設備も設置をします。わたり保育園となかはま保育園の2件で2億2960万2000円を増額するものであります。
 続いて商工関係で、創業支援補助金の増額になります。年度当初は、当初予算10件、創業支援を見込んでいましたけれど、10月までで、すでに9件支援しており、11月からの見込みが6件ございますので、補正をするものであります。98万6000円を増額するものであります。近年では、創業者8件程度でありましたけれど、今年はちょっと多くなっております。だいたい30代40代の方が、飲食や生活関連サービス業を行うというものがございます。
 続いて、建設の方ですが、市営外江団地エコ改修事業になります。これも新規でございますが、令和5年度に工事を予定しておりました機械設備が世界的に半導体不足等で、納期がだいたい11ヶ月ぐらいかかるということでありますので、機械設備の方を今年度前倒しで発注をするものであります。工事の監理委託料や工事請負費4775万9000円を増額するものであります。
 教育関係では、中学校部活動用品整備事業であります。この事業は元町病院さんから、中学生の健康管理及び運動能力の向上を図る目的で、100万円いただきました。この寄付金を使って、市内3校にトレーニングバイクとスライディングボードを整備するものであります。
 以上で一般会計は終わりますが、一般会計のほか、国民健康保険費特別会計、駐車場費特別会計、下水道事業費特別会計の3会計は、燃油の燃料価格の高騰などによる補正であります。
 予算に続いて条例ですが、議案4件その他議案4件になります。主なものは、条例議案の、境港市職員の定年等に関する条例であります。これは、職員の定年を段階的に65歳まで引き上げるとともに、役職定年制を導入するものであります。
 その他議案については、指定管理者の指定であります。境港市営竜ケ山球場ほか体育施設、それと境港市民温水プールの指定管理について、指定管理者を選定いたしましたのでこの議会の議決を求めるものであります。指定管理の候補者として、体育施設が境港市スポーツ協会、温水プールの方は境港スイミングスクールが選定されております。令和5年から、5年間指定管理にだすものであります。


質疑応答

【記者】
 補正予算で、保育園等物価高騰対策支援助成金について、13事業所とありますが、保育園と幼稚園とそれ以外はどこがありますか。
【市長】
 認定こども園があります。
【記者】
 公立保育園リニューアル事業は0歳児を受け入れるための事業ということですか。また、現在は0歳を受け入れていないということですか。
【市長】
 0歳を受け入れるための事業であり、今は1歳~5歳を受け入れています。
【記者】
 市営外江団地エコ改修事業は機械工事だけですか。
【市長】
 機械工事だけです。機械設備の給水ポンプの納期が遅れている関係から、前倒しで発注するものであります。
【記者】
 中学校部活動用品整備事業の運動器具をもう一度教えてください。また、どこの中学校に入れられますか。
【市長】
 設備は、トレーニングバイクとスライディングボードになります。境港市立第一、第二、第三中学校に整備します。
【記者】
 条例の議案第91号、路線の廃止について、過去に事故があったと思うのですが、その安全対策については、どのように考えているのでしょうか。
【市長】
 境線については、JRさんと協議をして、2年前にも事故があったということで、十分地元と協議してから、廃止していくという形をとっております。
【記者】
 今回なくなるのはどこの踏切ですか。
【市長】
 今回は第3踏切が閉鎖になります。
【記者】
 27日に美保関で行われる隠岐航路七類港就航境水道大橋開通50周年記念事業について、パネルディスカッションで今後の発展に向けてというテーマで話されると思うのですが、差し支えなければ、境港市の今後の50年についての考えをお聞きしたい。
【市長】
 境港市は、昔から隠岐と航路でつながっており、交流があります。近年でも商工会議所は隠岐の商工会議所と毎年意見交換交流会をされています。境港、米子空港を通じて移動したり、JRで移動したりと隠岐航路は国道というか県道みたいな道だという風に思っております。隠岐の方から境港市に移動される人、住まわれる人が多く、次の100年も産業であったり観光であったりと交流を図っていきたいと考えております。
 松江、境港、隠岐は、観光面で観光推進協議会もつくっていまして、圏域が一体となって観光振興を図ろうという組織があります。これからも大山隠岐国立公園の自然を活かして、隠岐と松江と境港が共に発展していきたいと思っております。
【記者】
 産業についてはどのように考えておられますか。
【市長】
 水産業は隠岐の巻き網の船団に支えられています。漁獲量の8割は巻き網ですけれど、そのまた8割は隠岐の船団でありますので、隠岐に支えられての境港であります。漁港の方も連携を深めていきたいと思っております。





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