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令和4年3月定例記者会見(3月25日開催)

市長会見要旨

 最初に、4月の定期異動についてであります。
 機構改革等は今回ありませんので、主要課題に対する取り組みを強化するというような観点から、まず、市民の安心安全を守るというところで、新型コロナウイルスと、フレイル予防等の市民の健康づくりについて強化するために、保健師を1名増員したところであります。
 次に、昨年境港市も7月の12日に、時間雨量80.5ミリという観測史上最大の豪雨に見舞われたところであります。それで、令和4年度からは雨水管理総合計画に着手しますので、土木技師を1人、それと、危険ブロック塀等の独自の補助金等々も設けましたので、建築技師も1人増員したところであります。
 次に、原子力防災の避難計画等の実効性を高めるために、専門的な見地から、退職される鳥取県西部広域行政管理組合消防局長を任期付きで採用するというところであります。
 次に、行政のデジタル化の推進と、環境対策を推進するために、それぞれの部署に若手の係長を配置するというところであります。
 次に、関係機関との連携強化というところで、中海・宍道湖・大山圏域市長会に職員を、3年ぶりに派遣して、宍道湖と中海を巡る8の字ルートの道路ネットワークの構築等の研究会が立ち上がりますので、その中でも、米子-境港間の高規格道路の実現に向けて、圏域でしっかり取り組むための職員を派遣するところであります。
 それと従来から、水産業の町でありますので、水産振興協会に職員を1人派遣しております。また、貿易振興会にも1人派遣しております。これも引き続き派遣するというところです。
 次に、鳥取県職員人材開発センターに1名派遣して、しっかりと人材開発について学んでいただく職員を派遣するというところです。
 異動規模は98名です。昨年度84名ですが、例年より少し多いという感じであります。
 部長級は、退職する部長が2人おりますので、昇任の部長が2人であります。
 それと次長級は昇任5人と書いていますが、今まで産業部、市民生活部、福祉保健部は次長がおりませんでしたので、そこにも次長を配置して、各部すべてに次長がいる体制にしているところでございます。
 続いて、妖怪キャラ弁&キャラスイーツコンテスト審査結果についてです。
 これは文化庁の補助事業で実施しているものでありますが、妖怪文化情報発信事業として水木先生の作品や妖怪をイメージした、キャラ弁、キャラスイーツを募集しました。
 応募テーマは、水木先生が描いた妖怪やゲゲゲの鬼太郎などに出てくるキャラクターをモチーフしたものであります。
 応募作品は122点ありましたが、その中から審査の結果、最優秀賞1名、優秀賞3名です。
 まず最優秀賞につきましては、この水木さんの生誕100年をお祝いするというものと、怠け者になりなさいっていう水木先生の言葉がありますけれど、そういうイメージで水木さんと目玉おやじと鬼太郎がゆっくり休んでいるっていうような感じ、というところが一番の評価で最優秀賞取ったというものであります。
 優秀賞は3作品ありますけれど、子泣きじじいと海坊主と鬼太郎の家でありますが、審査の内容の中では、本当にかわいいらしく、リアルに表現しているような点が選ばれたということであります。
 それと、海坊主はもう一つありますけど、これも本当にシンプルな食材だけで、リアルに海坊主を表現しているっていうところが評価された、いうところであります。
 3点目はスイーツですけれど、クッキーとパンで作ったものでありますが、皆さんが食べるのが惜しいというようなコメントも審査員の方からありまして選ばれた作品であります。
 続いて、水木しげるロードから境漁港までの誘導看板設置についてというものであります。
 令和3年度ぎりぎりになりましたけれど、この水木しげるロードと、二号上屋が8月には供用開始になります境漁港、民間でありますけど4月に本格的にリニューアルオープンする境港水産物直売センター、それと竹内団地にあります大漁市場なかうらとおさかなセンター、これらを周遊してもらうというようなイメージで、案内看板を海岸沿いに設置していくものであります。
 海岸線の誘導看板は、6台設置しております。
 それと20ヶ所歩道に、水木しげるロードへ行く、境漁港へ向かうというものを、それぞれ10ヶ所ずつ路面表示をしております。
 もう一つ、国道431号線に「さかなと鬼太郎のまち境港市」をアピールする看板を設置するということで、これは水産物直売施設、3施設も案内をしていくという、しっかりと妖怪とさかなのコラボでにぎわいを回復したいという思いで設置したものです。

質疑応答

【記者】
 次長級を各部署に入ってきたということで、全部の部署に次長級を配置された理由はなにかありますか。
【市長】
 部長職は全庁的に俯瞰して仕事をするわけですけれど、やっぱりいろいろ今は複雑で、難しいような事業も非常に多いというところですので、部長をきちんと補佐して、部としての仕事の方向性をきちんと持って、目標を定めて、部長次長でしっかり職員を引っ張っていってもらうっていうことで、そういう体制にしました。
【記者】
 部は何部ありますか
【市長】
 5部です。それに教育委員会にも次長が1人います。
【記者】
 前消防局長を採用するというのは、島根原発2号機再稼働に向けた対応ということでしょうか。
【市長】
 原子力だけじゃなくて、自然災害等々もありますんで、すべての分野で専門的知見を持った人を雇用して、さらなる防災・減災に向かうという取り組みをしていくということで採用するものです。原子力も当然、その中に入ります。
【記者】
 増員する技師2名は、新卒の方ですか。
【総務部長】
 建築技師は民間経験のある方、土木技師は新卒の方です。
【記者】
 誘導看板設置についてですが、ねらいとして、今月水木しげる生誕100年ですけれども、それをきっかけにして盛り上げたいということもあるかと思いますが、それを市長の口から100年というこの年にやる意味というのをご説明ください。
【市長】
 今、2020年、2021年とコロナで非常に観光の面でも影響を受けて、観光の入り込み客数も、例えば水木しげるロードであれば、2019年は300万人にいったところですが、2020年は97万人、2021年は76万人くらいと、もうどんどんどんどんにぎわいがなくなっている状況であります。
 さかなの方も、年間の水揚げ量が2年連続10万トンを割っている状況で、非常に寂しい境港でありますけれど、この港町を水木さんの生誕100年を機にしっかりとにぎわいの回復をしたいという思いで、さかなと妖怪の連携を強くしたいという思いで、この看板設置をしたものであります。
【記者】
 まだ今年は続くので、まだ生誕100年という年は続くわけですけれども、今後は水木先生の関連でこうまちを盛り上げたい、っていうイメージがあればお願いします。
【市長】
 水木しげるロード振興会等関係者と一緒になってイベント等は検討して実施するわけですけれども、水木しげるロード振興会も土曜夜市であったりとか、夜のシャトルバスの運行であったりとか、ハロウィンやクリスマスなど、計画をしているところでありますし、ですから官民一丸となってにぎわいの回復をしたいというようなことであります。
【記者】
 妖怪キャラ弁やキャラスイーツについて、この優秀賞作品の活用ということで、例えばイベントで期間限定でお弁当を販売する、給食で出すなどの予定がありましたら、教えてください。
【市長】
 作品は結果発表で情報発信するわけですけれど、自分で作るお弁当なので、それを商品にするとか、なかなかそこまではないですけれど、家庭でこういった妖怪のキャラ弁を作って、水木さんへの思いを強くしていただけたらなと、また全国に発信していきたい、そういう思いでやったものでありますから、利活用は今は考えてないです。
【記者】
 この妖怪キャラ弁、キャラスイーツコンテストで122点が寄せられたということで、全体を見られた感想をお願いします。
【市長】
 全体は、水木さんが生誕100年ということもあるのですけれど、非常に全国の皆さんに愛されてるなあっていうような感じはしました。
本当に可愛らしい作品ばっかりでした。鬼太郎ファミリーが非常に多かったですけれど、いろんな妖怪を表現されて、毎日1週間作ってそれを応募されるなど、水木さんは本当に親しまれてるなっていう思いをまた改めてしたところでした。
【記者】
 各社報道していますが、昨日、全員協議会があって原発再稼働について議論が行われました。その後、知事がマスコミ対応されて発言されました。それについての受け止めと、今後島根原発2号機について県や中国電力、米子市に話をする機会があると思いますが、どういうことを来年度やっていきたいと考えていますでしょうか。
【市長】
 昨日の全員協議会の結果と平井知事の記者会見は、拝見はしました。
内容は、ずっと見ていたわけじゃなく、ポイントだけは把握はできたというところでありますけれど、平井知事の方には、私も米子市長も安全第一で、再稼働の同意をすると申し上げたところでありますけど、とにかく安全に関してはきちんと両市の意を組んでくださっているな、というふうな思いはしております。
 ですから新規制基準の適合性審査の合格と、中国電力との安全協定が改定することとなったという点で、大きく市民の安全確保と環境の保全の確保というところが大きく前進したというところは、認識は一緒だというふうに感じております。
 あと再稼働についての、島根県とか国に回答を返すという部分は、事務方の方で打ち合わせをしておるところです。県と両市で、その辺もきちんと打ち合わせをしながら、回答を出していくということになろうかと思います
【記者】
 今日その回答をされると聞いていますが、市民の方にはどういったことを伝えたいと考えていますか。
【市長】
 市民の方には、再稼働に同意という表明したわけですけれど、住民説明会でも、安全対策協議会でも、市民の方からは幾ら安全だと言っても安心はえられていないという認識を持っています。
 いつまでも不安であるという声も聞きますので、そこの部分を、鳥取県の原子力安全顧問の方からも市民が持っている不安に対する意見もいただいているのですけれど、なかなかすっと安心にはまだまだ繋がらないなというふうに思っていまして、我々は、市民の不安を安心に変えるように不断の努力をしていかないといけないと、改めて今強く思っているところであります。
【記者】
 ロシアのウクライナ侵攻に関連して、市内でどんな影響が起こっていますか。もし起こっていれば、それへの市としての対応を教えてください。
【市長】
 ロシアのウクライナ侵攻に対して地域経済への影響は、ロシアから水産加工であれば原材料を入れているということもあります。その辺が、非常に我々も懸念しているところでありますけど、これから影響がどんどん出てくるのかなっていう気はしているところであります。
 あとは、燃油関係、漁業、我々水産の町でありますし、市民生活にも非常に関わることで、非常に燃油の高騰がずっと続いていますので、ここも非常に懸念しておるところでありますが、事業者に対しては、ロシア関係で影響が出ているところには、融資の新たな制度作ったところでありますので、それでちょっと様子を見ているところであります。
 とにかく、この経済状況については注視していかないといけないなと思っていますので、新たな支援策を設けないといけないという状況になれば、県とともに支援をしていくという体制をとっていきたいというふうに思います。



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