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令和3年12月定例記者会見(12月24日開催)

市長会見要旨

 おはようございます。お忙しいところお集まり頂きありがとうございます。
 資料に基づいて説明をさせていただきます。
 令和3年度境港市10大ニュースということで、候補となったのが25項目ありまして、市内でアンケートを取って、10項目に絞ったというものであります。
 最初に、3月5日に水木しげる記念館を現地建て替えとする最終提言書をあり方検討会の方から頂いたところであります。今年度、これに基づいて基本構想、基本計画に着手をしているところであります。
 次に、3月13日に「空き家利活用シンポジウム in SAKAIMINATO」を境夢みなとターミナルで行いました。昨年度に空き家対策のプロジェクトチームを作っていろんな補助制度を、検討していたところでありますけど、それを勢いづけるということでシンポジウムを行って、4月から、除却であったり活用であったり、そういう補助制度をスタートして空き家対策に着手したというものであります。
 3点目が、境夢みなとターミナルが、昨年4月にオープンしましたけれど、1年間はクルーズ客船の寄港がなくて、初めて4月16日に飛鳥2(本来はローマ数字の2)が寄港したと。実に1年5ヶ月ぶりぐらいの寄港でした。
 次に、はまるーぷバスの運行です。平成13年の4月から、市内4コースにわたって、運行していますけど、これが20周年を迎えたというものであります。
 続いて、新型コロナワクチンの一般接種、境港の場合は4月26日から開始をしました。12月16日現在時点で、2回目接種を終えた方が2万5980人、接種率が86.1%となっております。今現在は、3回目の接種も、医療従事者が12月20日から境港の方は始まっていますけれど、本格的な2月からの接種に向けて準備を進めているところです。
 東京オリンピックについては、ヨットのフィン級の瀬川選手、それと女子サッカーの大部コーチがめでたく出場したということと、県内聖火リレーは、境港がスタートで5月21日に、水木しげる記念館でスタートしたというところであります。
 続いて、市民交流センターについては、着々と工事の方は進捗して姿が見えてきているところでありますけれど、緞帳のデザインが6月24日には決まりました。水木さんの、絵を取り入れたデザインになっているところであります。それと、愛称募集は298点応募があって、秋田市の吉田さんの「みなとテラス」という愛称に決定したところであります。
 7月12日には観測史上第1位、時間雨量80.5ミリの、豪雨を記録したところであります。市内各地で、市街地も、農地も、非常に冠水箇所が多かったところであります。その後、この7月12日の豪雨に続いて、台風9号があったり、8月の長雨があったりとか、本当に内水氾濫が各所で起きていました。それを基に来年度から、雨水管理総合計画の策定に向けて、着手したいというふうに思っているところであります。
 10月29日、美保基地に空中給油輸送機KC-46Aが納入されて、当日その測定をされ、その後、住民説明会等もして、現在は試験飛行等も行って、本格運用に向けて基地の方では準備進めているというところであります。安全対策については、引き続き注視していきたいというふうに思っております。
 最後に、島根原発2号機に関する住民説明会の開催でありますが、9月15日に新規制基準の適合性審査合格ということを、中国電力から報告を受けて、県と米子市と境港市の合同での説明会を10月24日、30日、11月24日と、3回行ったところであります。それと市独自では、11月15日から26日にかけて、7地区の公民館での説明会を行ったところであります。
 以上です。

質疑応答

【記者】
 順位をつけずに10項目選定ということですが、伊達市長のなかで2、3挙げるとしたらどれでしょうか。また、全体通しての今年の総括を教えてください。
【市長】
 新型コロナウイルス感染症は2年続けて、今年もコロナで明けてコロナで暮れた、ということになろうかと思います。これには、一番力を入れて、感染予防やワクチン接種、市民生活や地域経済を下支えする施策などを、時機を逃さずやってきたというところが、印象に残っています。
 それと、7月の豪雨、これは今まで外の中海の潮位が上がっての高潮被害が多かったわけですが、内水氾濫という地球温暖化に伴う異常気象もあって、こういう自然災害が頻発するということですので、ここをしっかり、安全安心を守るために対策をしていきたい、ということを強く思ったところです。また、地球温暖化に対しては、2月にゼロカーボンシティ宣言を行ったところでもありまして、この対策をしっかりやっていきたいということで、印象に残っています。
 それと明るい話題がなかなか少ないのですけれど、オリンピックが明るい話題であったでしょうし、待望の交流センターが着々と建設が進んでいるというところ、それと水木さんの来年3月8日は生誕100周年でありますので、それに向かって基本計画が着々と策定を進められている、というところがございます。
【記者】
 島根原発のことで質問です。この10大ニュース中では住民説明会の話だったのですが、これに関連しまして、2点ほど質問です。
 昨日、境港の未来を考える会が、再稼働については住民投票で決めるべきだということで、署名簿を選挙管理委員会へ提出されたのですが、このことについて、市長はどのように受け止めていますか。あと、昨日も報道各社取材ということで選挙管理員会にいろいろ伺ったのですが、今後のスケジュールについて改めてお話をいただけますでしょうか。
【市長】
 境港の未来を考える会から、住民投票請求に向けた署名が、昨日、選挙管理委員会の方に提出されたということを伺っています。
 これは地方自治法に定められた住民の権利でもありますし、これについては、選挙管理委員会が審査等を経て、住民投票の本請求が今度はうちの方に提出されるということになろうかと思います。
 我々はそれを受けたら、当然、住民投票請求の要旨の告示をしたり、私のそれに対する私の意見をつけたり、議会の招集等々を粛々と、手続きを進めていくということであります。
 今後のスケジュールは、選挙管理員会の審査を経て、本請求を出されて、本請求がなされてから翌日起算で20日以内に議会招集ということでありますので、それは議会の方と調整しながら、決めていくということであります。
【記者】
 それからその意見で市長、執行部の皆さんのいろいろご見解もここで付されると思うのですが、今現在はまだこれからですか。
【市長】
 まだこれからです。
【記者】
 その先にあるものなのですが、いわゆる再稼働について、松江市議会の方では経済団体から陳情を受けて、ほぼ認めましょうというような方向で出されたものを採択なさったのですが、境港市としてこの件について、いつか近い将来、再稼働すべきか、すべきでないかという、何かしらその判断は恐らくするはずだと思うのですが、それは、いつごろというか、どのタイミングでするのでしょうか。いろいろ協定の改定の回答ですとか、いろいろまだクリアしないといけない事があると思うのですが、そういったことも含めて、市長の考えをお願いします。
【市長】
 現在は、再稼働について大きな影響を与える中国電力との安全協定の改定、これについては、4項目のうち2項目は、目途がついて、後2項目は協議中であります。
 それとあと、この住民投票請求というのもありますし、今、安全対策等々についても住民説明会がほぼ終わったというところでありますが、境港を含めて、立地の松江市と周辺の5市の住民説明会の中身、市民にどんな不安があって、どんな意見があったかというのを取りまとめて、この不安が、当然、中国電力や国の方の安全対策等で、不安が解消や軽減するのかというところの検証作業も、今、担当課と話をしているところであります。
 そういうところと、当然、議会のご意見を聞きながら、判断して、というところですので、スケジュールは今持ち合わせていないというのが正直なところです。
【記者】
 前の質問に関連しまして、昨日請求が出されたのですけども、法定数の5.7倍、3233筆が集まったということで、意見は今後おって考えていかれると思いますが、まずはこの集まったその動きですとか、その数とかっていうのは、市長は率直にどのように思われますか。
【市長】
 住民投票請求については、しっかり市民の方が、原子力発電所について自分ごととして考えるべきじゃないか、ということですので、その行動については、尊重していきたいと思います。
 議会でも答えておりますように、住民投票がなされれば、その結果は尊重して判断する、ということになろうかと思います。



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