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令和2年12月定例記者会見(12月24日開催)

市長会見要旨

 年末最後の記者会見ですが、2点報告があります。
 水木しげるロード4000万人突破記念についてと、令和2年境港市10大ニュースです。
 最初に、水木しげるロード4000万人突破記念セレモニー(以下セレモニー)と水木しげるロード大感謝祭(感謝祭)についてです。
 12月6日の11時頃、水木しげるロードの累計入込客数が4000万人突破したということで既にマスコミの皆さんへは資料提供していたところですが、セレモニーは、12月27日日曜日午前11時から執り行うこととしました。
 一昨年の水木しげるロードのリニューアルの効果もあり、昨年は8年ぶりに300万人を超える入込客数となりましたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、100万人いくかいかないかという見込みです。ただ、境港へいらっしゃったお客様はきちんと感染防止対策をして、水木しげるロードや水産物直売センター等に来て頂いていて、本当に感謝しているところです。
 この、累計入込客数4000万人突破ですが、平成20年度に1000万人、平成24年度に2000万人、平成28年度に3000万人と順調に4年ごとに1000万人を達成している状況ですが、今後はwithコロナ、afterコロナの中ですので、なかなかここまで順調に入込が推移していくのかどうか不安なところもありますが、一生懸命、徐々に観光客の方に来て頂けるよう、官民一丸となっていろいろな対策をして、徐々に回復させていきたいと考えています。
 また、4000万人突破記念セレモニー以外に、水木さんの生誕99年となる来年3月には、伯州綿で作った妖怪マスクとして、疫病退散のアマビエを刺繍したものを、スタンプラリーで遊んで頂いて完走者に限定でプレゼントすることを計画しています。
 続いて、令和2年の境港市10大ニュースを発表します。順不同ですが、だいたい1月からのニュースを並べています。
 1月に水木しげるロードが総務省のふるさと大賞を受賞し、3月には「白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコース」の全線開通と、余子小学校と誠道小学校が統合して誠道小学校は閉校しました。
 4月には境港市民交流センター(仮称)新築工事が始まり、「境夢みなとターミナル」が完成いたしております。
 7月には私(伊達憲太郎)が新たに市長に就任し、8月に入りまして境で全国の観測地点1位の猛暑38.2度を記録、水木しげる記念館前に「動く妖怪影絵」を登場させています。
 9月には市役所や空港等施設などに爆破予告等がありました。
 10月に入りまして、市内にイノシシやシカが出没したということがありまして、以上10項目が10大ニュースです。
 なお、新型コロナウイルス感染症関係はいろいろな事柄がありましたので、まとめて、新型コロナウイルス感染症の拡大により市内の社会経済活動にも大きな影響という項目を番外で10大ニュースとしております。
 選考方法は、市民の方が公民館等で投票したり、ホームページで投票したりして、176名の投票がありました。また、市職員が31名ということで、合計207名の投票で決めました。以上であります。
 説明は、以上であります。

質疑応答

【記者】
 4000万人突破記念に関連してですが、伯州綿のマスクについては、できたタイミングで紹介したいと思います。いつ頃完成しますか。また、どこが製作しますか。
【観光振興課長】
 今のところ、予算のこともありますので、数量などについて発注業者と相談しているところです。受注生産となるので、2月くらいの納品をと考えています。
【市長】
 製作は、外江のひまわり工房さんです。今作られている伯州綿の刺繍のマスクを、アマビエの刺繍に変えて作ります。アマビエのデザインは、水木しげるロードに映し出している影絵を基本にデザインします。
 マスクが完成したら、また資料提供します。
【記者】
 感謝祭は、何か例年と違うところがありますか。
【市長】
 基本的には変わりませんが、大々的に宣伝してお客様を呼ぶようなことをしないということと、例年は着ぐるみが全員出ますが、今年は減らします。
【観光振興課長】
 着ぐるみは、最大5体となります。また例年、水木しげるロード振興会(以下振興会)で餅つきをしていますが、今年はおせんべいの配布に代えています。
【記者】
 参加者は何人くらいになりますか。
【観光振興課長】
 500人くらいになるかなと思っています。ちなみに、例年の餅つきも、今年のせんべいも配布数は200個です。
【記者】
 せんべいのデザインは何ですか。
【観光振興課長】
 今のところの予定では、「感謝」という焼き印が入るようです。また、メッセージカードに4000万人突破記念というようなメッセージを添えると聞いています。
【記者】
 くす玉には、4000万人突破記念というような文言が入りますか。
【市長】
 そうです。4000万人達成というような文字が出ます。
【記者】
 セレモニーと感謝祭と合わせて水木しげるロード4000万人突破記念事業実行委員会(以下実行委員会)の主催ということで良いですか。
【市長】
 いえ、感謝祭は振興会の主催で、セレモニーは振興会・境港商工会議所・境港市観光協会・境港青年会議所・境港市の5者での実行委員会形式です。
【記者】
 コロナ渦ですが、たくさん人が来て欲しいのかどうなのかを含め、開催にあたって新聞読者の方に呼びかけがありましたらお願いします。
【市長】
 山陰両県を中心にマスコミの皆さんには報道して頂ければと思います。感染拡大地域からどんどん人を呼ぶということは言いにくいので、山陰両県の方々が身近な観光地として水木しげるロードに来て頂きたいという気持ちです。
 ただ、水木しげるロードは元気ですよ、というところは全国に発信して頂ければと思います。
【記者】
 今年の入込数は、946,556人で前年比31.5%と言うことですが、コロナ渦にしては良かったと考えますか。
【市長】
 どうでしょうか。去年はぎりぎりで300万人を超えましたが、今年は100万人ほどです。昔は200万人代の頃もありましが、その半分もいかないという状況は非常に厳しい、悪い数字だと思います。
【記者】
 限定マスクは、アマビエ1種類ですか。
【市長】
 そうです。
【記者】
 4年間で1000万人ということは、毎年平均250万人ほどとなるわけで、鳥取砂丘で130万人ですので、県内でたぶん一番集客力のある観光地ではないかと思います。
 その魅力はどういうことでしょうか。
 また先ほど、これから観光客数が回復する様に官民一丸で努力するとおっしゃいましたが、具体的にどういうことを考えていますか。
【市長】
 水木しげるロードは、水木さんのおかげ、水木さんの人気、鬼太郎をはじめとするファミリーの人気、それと全体的な妖怪というものの人気があると思います。
 そして全国でもひとつしかない水木しげるロードですので、そういうところです。
 さらには、24時間365日オールナイト営業ですので、いつ来ても楽しめるところもあります。
 また、入場無料ですので、無料で遊べる、といったところで人気があるのかなと思います。
 加えて、時季、時季に民間の方がいろいろな集客イベントを打たれて、おもてなしを一生懸命に、振興会をはじめ観光協会等がやっていらっしゃるというところで集客力があるのではないかと思っていますし、そういう水木しげるロードの動きであったり、イベントであったり、取り組みであったりを、マスコミの皆さんがきっちり取材して、報道してくださる、ということで情報発信ができているということだと思います。
 今後の集客については、なかなか全国にどんどん来て下さいと言うことはできませんが、今、振興会の方がGo To商店街をやっていらっしゃいますし、西部地区活性化協会の方が来年1月にアマビエ祭というイベントをされます。これは、withコロナ、afterコロナを見据えて、そういう時代のイベントのあり方も検討しながら、実験的に取り組んでいらっしゃいます。そういうことをやられて、今後の集客をどうしたらよいのかなど、今後の集客の準備期間としてされているなと思っていますので、そういう民間の力をどんどん支援していくということが大事かなと思っています。
【記者】
 水木しげるロードが平成5年にできて、ちょうどそのころ鳥取にきました。ブロンズ像が何体か並んでいるのを見て、なかなかこれで観光地として大丈夫かなと思っていましたが、それがここまでになったのは皆さんの努力のおかげだとは思いますが、成功した秘訣と、ここまでになると当時思いましたか。
【市長】
 最初は私も市職員でしたが、ここまで化けるとは思っていませんでした。
 ただ、そのころ商工担当で空き店舗の対策もしていましたが、事業者の方が次々観光客向けのお店に変えていく、従来やっていた市民向けのお買い回り商品を扱っていたお店も観光客向けに変えて、どんどん観光地として水木しげるロードが変わっていったということで、来ると買い物も楽しめるし、いろんなイベントもあるしで、どんどんお客さんが増えていく、それにつれて情報発信もマスコミさんがきちんと取材して、報道してくれて、そういうことが効果的に化けていったのだと思います。
 あとは、水木さんが調布にいらっしゃってもいろいろなマスコミに出たりもされていましたし、鬼太郎の映画やアニメ、NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」が放送されるといった効果的なものがあって、水木しげるロードの全国的な認知度が高まったということが良かったのかなと思います。
【記者】
 水木しげる記念館の建て替えの件ですが、あり方検討委員会では現地が良いという声が多いとも聞いています。いつ頃結論が出ますか。
【市長】
 来年に入ってからもう一回検討委員会があります。そこで検討委員会としての結論は出るのではないかと思います。
 その検討委員会の意見を真摯に受け止め、実際に建て替えをどうするのかということはもっともっと具体的に検討していかなければならないという作業が残っています。
 また、基本構想、基本計画、実施計画、着工という工事になりますから、時間もかかりますが、慎重に市民の皆さまの意見を聞きながら、進めていきたいと思います。
【記者】
 検討委員会の市長への提言がまとまるのは、来春ですか。
【市長】
 来春です。
【観光振興課長】
 来年2月9日に今年度第2回目の検討委員会を実施し、3月に提言書をまとめる予定です。
【市長】
 水木しげる記念館は、平成15年3月8日にオープンして以来ずっと黒字で、毎年度稼ぎ頭でした。純利益が6億を超えている施設です。今年度は赤字転落ですが、しっかり稼げるような施設に建て替えたいという思いです。



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