１．事業概況
　夕日ヶ丘地区において定期借地権制度が引き続き好評で、制度を開始した平成21年度からの累計契約数が140件、単年度としては18件の契約となりました。これに伴い、用地の処分として、定期借地権を利用した公社保有地13区画分とあわせ、夕日ヶ丘1丁目集会所建設用地を市に売却しました。
　また、保有地の有効活用として、夕日ヶ丘地区の3区画に新たに事業用借地権を設定しました。
　財政面では、定期借地権制度が好調に推移し、公社保有地の処分が進んでいることから、その売却収入により負債額は着実に減少しています。平成25年10月に全額返済した有利子借入は、負債額の減少や市からの無利子貸付の継続により、平成26年度は年間を通じて発生しませんでした。

２．決算
　決算に関する財務諸表は以下のとおりです。
【貸借対照表】
　土地開発公社は年度末で約42.2億円（夕日ヶ丘用地は約35.3億円、全体の83.6％）の土地を保有し、市からの借入金で賄っています。
【損益計算書】
　公社保有地の売却益、賃貸収入等から事務局経費や雑損失を差し引いた約1,737万円の純利益が生じました。純利益は、繰越準備金（前年度までの利益の積立金）に積み立てる処理をしています。

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