トップページ > 各課からのお知らせ > 建設部 > 下水道課 > 下水道使用料 > 下水道料金等審議会 > 平成23年度 > 第1回下水道料金等審議会(平成23年11月18日開催)

第1回下水道料金等審議会(平成23年11月18日開催)

第1回境港市下水道料金等審議会(平成23年11月18日開催)

 
【日 時】
 平成23年11月18日(金) 14:00~15:20

【場 所】
 境港市役所 第1会議室

【出席者】
 (委 員)
 熊谷昌彦委員(会長)、永井忠志委員(職務代理者)、景山純雄委員、足立利昭委員、
 佐々木壮一委員、権田淳一委員、長榮善二郎委員、渡邉はるみ委員、永井美央委員、
 中西健一郎委員、前田香代子委員、八木橋隆子
委員、武良慈美委員  以上13名
 欠席者 山本博敏委員、門脇美保委員
 (市)
 洋谷建設部長、山本下水道課長、佐々木課長補佐、遠藤係長、今井主任
 
【日 程】
 1開 会
 2市長あいさつ(代理 建設部長)
 3委員紹介
 4.会長選出及びあいさつ
 5.会長職務代理者選出及びあいさつ
 6.諮 問
 7.議 事
   受益者負担金第6負担区の区域及び単位負担金額について
 8.その他
 9.閉 会

【会議内容】

◆会長選出
 委員より会長に熊谷委員を推薦する旨の発言があり、全会一致で熊谷委員を会長に選出
 熊谷会長が永井忠志委員を職務代理者に指名
(参考)審議会条例[pdf:49KB]

◆諮問
 諮問文書「境港市公共下水道事業に係る受益者負担金について(諮問)」の内容を、建設部長が朗読後、熊谷会長へ手渡し
◆議事
 境港市における下水道事業の概要、受益者負担金の制度について、事務局から参考資料を説明
(参考)下水道事業の概要[pdf:73KB]

(参考)下水道整備状況図[pdf:591KB]

(参考)受益者負担金の制度[pdf:331KB]

(参考)受益者負担金の推移[pdf:25KB]

◎質疑応答(前半)
(委員)
 受益者負担金の収入状況の表の見方について説明をお願いします。
(市)
 現年度分は、例えば平成22年度であれば、その年度に新規に決定したものと、平成18年度から平成21年度までに決定したもののうち、平成22年度に賦課したものの合計であり、過年度分は過去に賦課したものがその年度内に納付されず、滞納となったものです。
(委員)
 過年度分で5年以上経った場合もありますか。
(市)
 受益者負担金も原則的には5年で時効になりますが、時効が中断するような事務を行ったり、差し押さえを行ったりして、できるだけ時効で不納とならないよう努力しています。
(委員)
 5年で時効になるのは、どういう法律が根拠になっているのでしょうか。
(市)
 都市計画法です。
(委員)
 5年は短いですね。それで消滅時効にかからないよう督促をしているわけですか。
(市)
 督促で時効が中断するのは1か月だけになります。その他に納付誓約等を取るなど対応しています。
(委員)
 どういったものが差し押さえの対象ですか。
(市)
 主に預金や給与を差し押さえています。
(市)
 平成19年度から差し押さえを実施しており、平成19度年が3件、平成20年度が46件、平成21度年が19件、平成22年度が5件となっています。銀行に滞納された方の財産調査を行い、預金があった場合には、差し押さえを行っていますが、預金のある人の差し押さえがある程度片づいてきたこと、不景気になっていることなどにより差押件数は減ってきています。
(委員)
 土地が宅地でも、雑種地、山林であっても負担金は適用されますか。
(市)
 基本的には宅地が対象になります。雑種地や山林については、賦課をしますが猶予になります。宅地化されれば猶予を取り消して負担金を支払っていただきます。
(委員)
 猶予中のものは滞納とは別で、宅地化されてから支払いが始まるということですね。
(市)
 例えば、雑種地でも家が建っている場合がありますので、負担金を賦課する時には現況を調査して、宅地であれば賦課をしています。
(委員)
 税務課が現況の調査をしていますので、連携が必要ですね。
(市)
 我々も独自で調査を行っていますが、固定資産税の調査結果を参考にして負担金を賦課しています。
(委員)
 家がない区域で、将来的に家が建つ予定があったので公共桝を設置してもらったところがありますが、公共桝を設置したら必ず負担金を払わないといけないのでしょうか。
(市)
 公共桝は、工事の時に設置していなくても、後で必要になったときに、市が無償で設置しています。負担金は、四方の道路が下水管で囲まれたときに賦課していますので、下水道工事が終わった翌年に必ず賦課されるものではなく、中には下水道を使用している家庭でも負担金がかかっていない場合があります。下水道の使用と負担金は直接関係している訳ではありません。
 
 
 続いて、受益者負担金第6負担区の区域及び単位負担金額について、事務局から会議資料を説明
(議題)第6負担区の区域、単価[pdf:56KB]

負担区域図[pdf:534KB]

これまでの決定状況[pdf:30KB]

周辺都市の状況[pdf:20KB]

質疑応答(後半)
(委員)
 対象面積のうち、道路等が2割というのは妥当な数字でしょうか?
(市)
 これまでの区域の比較では、概ね2割となっています。また、平成19年に行った都市計画基礎調査においてもおよそ2割という数値になっています。
(委員)
 単位負担金額の420円については妥当性があると思います。
 一括納入時の報奨金の額について、割合の変更は考えていないのでしょうか。また、夕日ヶ丘には定期借地で土地を借りている人がありますが、この場合の負担金はだれが払っているのでしょうか。
(市)
 前納報奨金については、他市が8%から多い所で18%なのに対して、境港市では19%と高くなっています。しかし、今後、整備を行う渡・外江地区の人は、同じ税金を払っていながら、長い所で20年近く待っていただくことになりますので、報奨金まで安くなると理解が得られにくいと考えています。また、報奨金があるために、現在は75%程度の人に一括納付いただいており、これを工事費に充てていることもあり、この2点から実施は難しいものと考えています。定期借地については、市が土地を所有して貸出しているので、市が負担しています。
(委員)
 先程、渡・外江地区の整備が20年と言われましたが、市長が以前、二中前から森岡まで下水がきており、これを延長して、渡にポンプ場を建設すると言われましたが本当でしょうか。
 また、自分は第6負担区も420円の同額で良いと思っていますが、事務局はどう考えているのかお聞かせください。
(市)
 渡公民館の東側の空き地に中継ポンプ場を計画しています。ここで渡と外江の汚水をポンプアップして二中前の2号幹線に接続する計画になっています。 国の財政状況が厳しいことから、市の要望した国費が満額いただけない状態ですので、予定が若干遅れる可能性もありますが、境地区の整備は平成28年に完了する見込みです。渡地区の整備については、平成24年に中継ポンプ場の設計に入り、平成29年度から整備を開始して平成35年に完成の予定ですが、外江地区全体の整備が完了するまでには20年かかる見込みです。
 第6負担区の単位負担金額について、事務局としましては第5負担区と同様に420円とするのが適当ではないかということで案を作成しております。
(委員)
 2回目の審議会を開催するまでもなく、420円で決定しても良いと思う。
(委員)
 家を建てた人は長期にローンを払っているが、借金をした当時より金利が下がり、金融機関のはたらきかけによって借り換えが行われていました。1%でも金利が変われば負担が大きく変わってきます。安い金利のものに借り換えすることで会計状況が良くなります。例えば負担金額を420円から430円に変更するよりも影響は大きいと思いますので、研究が必要だと思います。現在、下水道会計の借金はどれだけありますか。
(市)
 借金の総額につきましては、資料の3ページ目のグラフにありますように、約120億円となっています。この中に、高利で借りているものがありましたが、低利なものに借り換えを行っています。借り換えには国の承認が必要で、勝手に行うことはできない制度になっています。利率が5%を超えるものが、残り4千万円弱ありますが、今年度に借り換えを行う予定です。
(市)
 今回が2回目の借り換えになりますが、機会があれば積極的に対応したいと考えております。
(会長)
 これまでの審議により、第6負担区の単位負担金額を420円とするが適当と考えられるということで皆さんいかがでしょうか。
(全員、異議なく同意)
(市)
 本来は、次回の審議会で答申をいただく予定としておりましたが、皆さんお忙しいと思いますので、よろしければ、熊谷会長と永井職務代理のお二人から答申をいただくといくことでご了解いただけますでしょうか。
(会長)
 私も2回目があるだろうと考えていましたが、皆さんの意見として420円が妥当だろうということが見受けられましたので、またお集まりいただくのは大変であろうことを鑑みてこのような形にさせていただきました。答申ということですので、会長と職務代理、事務局で話をして、この会の報告をさせていただいてよろしいでしょうか。
(全員、異議なく同意)
(委員)
 答申の日付はどうなりますでしょうか。
(市)
 次回の審議会を12月5日に予定しておりましたので、この日となります。答申をいただきましたら、写しを皆さんにお配りします。




質問はこちらから