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第4回境港市みんなでまちづくり推進会議(平成23年10月12日開催)

第4回みんなでまちづくり推進会議会議録
日時:平成23年10月12日(水) 18:30~20:00
場所:市役所第1会議室


日程
1 開会
2 平成23年度境港市市民活動推進補助金の審査
3 その他
4 閉会

出席者(敬称略)
石橋文夫、梶川恵美子、柏木好輝、土井哲雄、
三島智子、渡部敏樹、植田建造
(欠席委員:黒見久司、赤石有平、波田純子、角徹)

<開会>
(地域振興課長)
 今日は市民活動推進補助金の審査ということで、大変お世話になります。
 今日は傍聴で一般の方2人いらっしゃいます。みんなでまちづくり条例でも会議は原則公開としておりますので、よろしくお願いします。
 それでは、最初に今日の会議の進め方について説明いたします。

(事務局)
 それでは、本日の会議の進め方及び審査の視点について説明いたします。
 審査員をみんなでまちづくり推進委員のなかから3名選出し、地域振興課長と合わせて4名で審査を行います。推進委員から選出する審査員は事前に相談をして決定しました、梶川委員、土井委員、渡部委員の3名にお願いしたいと思います。
 本日は3団体にプレゼンをしていただきます。審査は15分間で、まず最初に3分間で申請概要説明をしていただき、残りの12分間で審査員に質疑をしていただきます。その間審査員以外の方には傍聴していただきます。
 プレゼン終了後の19:30から皆さんで討議をいたします。そこで審査表などを参考にしながら、採択、不採択、修正の確認及び決定をしていただきます。
 審査の視点といたしましては、住民の参加度、経費などについて見ていただきたいと思います。
 それでは、プレゼンに移ります。


<申請団体によるプレゼンテーションの開始>
◇1団体目  水木しげるロードの安心・安全を守る会
・申請事業  「水木しげるロードの安心・安全を守る会」
・事業内容  実施時期:年間を通して実施
場  所:水木しげるロード及び周辺
回  数:年間を通して実施
水木しげるロード及び周辺地域の生活者や事業者で安全パトロール等を実施
する。

(梶川委員)
 大変いいことだと思います。水木しげるロードのパトロール、清掃等をされているということをよく耳にしたり、実際に見かけたりします。
 今は大きな事件はありませんが、暴力団等のことも心配です。大変かと思いますが、ぜひがんばってください。


(渡部委員)
 今、水木しげるロードに暴力団関係のお店はありますか。

(水木しげるロードの安心・安全を守る会)
 今現在関与するところがあると、知らせていただいています。活動を通じてそういった団体の関係者に啓蒙をしていけたらと思います。

(渡部委員)
 いい活動ですが、会員が少ないです。申請いただいている内容は全く問題ありませんので、今後活動を広めてもらいたいです。
幸いなことに今まで大きな事件が起こっていません。事件が起こる前にこういう団体ができたことが、ありがたいです。がんばってください。

(土井委員)
 非常に結構なことだと思います。
 ただ、会則2条に「賛同する団体、組合その他有識者をもって組織する」とありますが、事業の主たる目的に、「市民の参加」があります。個人で参加したいという方もあるかと思いますので、そういったことも考えていただけたらと思います。

(水木しげるロードの安心・安全を守る会)
 団体というのは、自治会を指しています。組合というのは商店街のことです。ある程度まとまった形でご協力いただけたらという思いが強かったので、そのような表現をしました。「賛同いただける方」という表現を加えたらよかったと思いました。
 「みんなのまちはみんなで守る」というのが、主な活動の趣旨です。

(渡部委員)
 個人も団体も一緒にやっていくということを意識していただけたらと思います。

(梶川委員)
 以前、しおさい会館の正面の小屋が建つ前に、ボンベが3本放置されており、心配でした。いつ事故が起こるか分かりません。誰かパトロールをされる方がおられたらと思っていました。

(水木しげるロードの安心・安全を守る会)
 ボンベなどの危険物も気をつけて見るようにします。

(地域振興課長)
 パトロールは年間何回程度を予定していますか。

(水木しげるロードの安心・安全を守る会)
 冬季は活動が難しいので、年3回程度を予定しています。あと、警察署が行うパトロールには、できるだけ協力したいと思います。

(地域振興課長)
 あと欠席された委員さんからですが、ステッカー、チラシ等は、警察や防犯協会とかぶったり、支給してもらったりということはありませんか。

(水木しげるロードの安心・安全を守る会)
 こちらから、防犯協会等に用品の支給についてはお願いしておりません。ステッカー等にこの会の名前を入れた方がいいかと思ったからです。ベストの背中部分や帽子にも、この会の名前が入っています。
 チラシについては、警察署長さんから水木のキャラクターを入れたものを作ってほしいという声もありましたので、こちらの方で水木プロダクションとも話をし、チラシの原稿も作りました。
 水木ロードメインで活動をするので、専用の用品、チラシ等を準備します。発足したばかりでどこまでできるか分かりませんが、水木しげるロードのパトロールについては、一生懸命がんばります。


◇2団体目  社団法人境港青年会議所
・申請事業  「提言実践事業(MINATOみんなとサウンドフォーラム」
・事業内容  地元中高生・地元アーティスト・青年会議所理事長との、音楽を活用したディスカッション形式の対話
会、及びふれあいコンサートの開催。


(梶川委員)
 意図は大変いいです。音楽を通じて、このようなイベントをするのはいいことです。

(社団法人境港青年会議所)
 今の中高生にとって、「フォーラム」というと堅いイメージで、なかなかとっつきにくく思えるかと思います。この事業について審議を進めていく中で、中高生の心に深くうったえかけるものをと考えました。

(渡部委員)
 今回の事業はいいと思います。
 ただ、自己負担金についてですが、これはどういった形で捻出していますか。

(社団法人境港青年会議所)
 会費から捻出しています。

(渡部委員)
 すごいことだと思います。
 プロの歌手が出てきて、しかも入場料が無料で素晴しいです。今後もさらにいい事業を展開していただきたいです。

(土井委員)
 事業としては問題ないと思います。
 境港市は音楽のライブがほとんどないので、どんどんやっていただきたいです。

(社団法人境港青年会議所)
 前にはモーニング娘さんをよんだりしていました。ただ、今は会員の減少とともに費用を捻出するのが難しくなり、なかなかよべなくなってしまいました。

(梶川委員)
 年間の会費はどのくらいですか。

(社団法人境港青年会議所)
年間で14万円ほどです。その中で大きな事業等を行いますので、予算の取り合いです。

(地域振興課長)
 会場が夢みなと公園ですが、中学生が会場まで自分達で行くのに特に問題はありませんか。

(社団法人境港青年会議所)
 市内の中高生を対象にしているので、特に問題はありません。夢みなとタワーを知らない人の方が珍しいと思います。駐輪場の確保もできています。

(地域振興課長)
 あと、説明に「愛郷心をもってもらう」とありましたが、その目的を達成するためにどのような方法をとられるのですか。歌の内容などですか。

(社団法人境港青年会議所)
 開始が14時からですので、中高生に事前に来てもらい、アンケートを行います。そこで出てきた言葉をこちらで拾い上げ、フォーラムの中でプロの司会者にふってもらい、我々や六子さんが深く入り込んでいく…というようにさせていただきます。

(渡部委員)
 フォーラム形式ということですね。


(社団法人境港青年会議所)
 はい。前半がフォーラム形式で、後半はミニライブです。

◇3団体目  あゆみ会境港
・申請事業  「荒廃農地の整備と農業の企業化と景観の美化事業」
・事業内容  実施時期:継続的に実施。機材等は申請が許可され次第購入・実施する。
場  所:あゆみ会が管理している農地(8,800平方メートル)・農業公社管理地の綿畑(約500平方メートル)
内  容:会員制市民農園と商品として販売できる農作物を作る。また各所の
花壇・市民の森テニス場の整備を市民の方々にも呼びかけ実施していく。
4月から10月頃までの7ヶ月間に環境美化・荒れた畑の整備を行う。(環境美化・花壇つくりは、40人の会員と賛同者で日曜日を中心に5~8人のボランティアで4、5回また、荒れた畑は随時草刈機とトラクターで整備する。)


(梶川委員)
 5000坪の荒廃地の草取りをするのは大変なことだと思います。私もコスモス畑の横の草をとっておられるところを見かけますが、人数も少ないですし、大変な事業だと思います。トラクターも購入されるといいと思います。
 あと、まつぼっくりさんと事業を一緒にされるのも、いいことだと思います。
 どんどん荒廃地をなくしてください。

(渡部委員)
 私も個人的に同じような事業をやっています。二十数名で始めた私達の団体も、今になって六十数名に増えてきましたが、草取りなどが伴うので、機械がないと非常に大変です。トラクターなども必要になってくるかと思うので、こういった申請は最もな話です。
 子ども達など若い世代にこういったことを勉強してもらい、将来的には、自分達で荒廃地の問題に取組んでもらうというのが、本来のあるべき姿です。

(土井委員)
 このような団体には、ぜひがんばってもらいたいです。

(地域振興課長)
 中古のトラクターを購入とのことですが、故障等の心配はありませんか。

(あゆみ会境港)
 ある人から紹介があったトラクターで、ほとんど使っていないものをいただくので、大丈夫
です。


<プレゼンテーション終了>


(地域振興課長)
 審議に移ります。
 何かお気づきの点等ありませんでしょうか。

(石橋委員)
 水木しげるロードでの暴力団等の問題は以前からあったことですが、なぜ今なのかというと、暴力団排除条例の関係、そして「ようこそようこそ鳥取県運動推進月間」等の観光客へのおもてなし活動のこともあり、始めたことだと思います。
 水木しげるロードではまだ大きな事件等はありませんが、全国からいろいろな人が来るので、今後何が起こるか分かりません。始めるのは遅かったかも知れませんが、このような申請があり、よかったです。

(三島委員)
 観光客に気持ちよく帰ってもらうために、水木しげるロードの安全面が行き届いているのは、いいことだと思います。
 青年会議所については、若くて思いつきもいいし、アンケートで子ども達から意見を聞くという方法もいいと思います。積極的な活動をしていると思います。
 あゆみ会についても、荒廃地がなくなるのは気持ちがいいことだと思います。
 この度は3団体とも、内容が充実しています。

(植田委員)
 水木しげるロードについては、前々から警察署長からも安全面に気を遣わなくてはならないと言っておられました。
 青年会議所は、26人という少人数で、よくがんばっていると思います。
 あゆみ会についても、幅広く活動していると思います。

(柏木委員)
水木しげるロードの安心・安全を守る会には、観光客がトラブルに巻き込まれることなく楽しんでもらえるよう頑張って取組んでもらいたいです。前々から安心・安全面の問題はあったので、もっと早くこういう運動を始めるべきだったとは思いますが、応援したいと思います。
青年会議所については、中高生対象というのはいいですが、吹奏楽の発表会などがあればも
っとよかったです。そうすることで、出演する子どもの親、祖父母も来場するので、参加者
に広がりが出ると思われます。
あゆみ会境港は、まつぼっくり事業所と一緒に行事をしたり、各公民館でのそば打ち等で収入を得るなど、地道に頑張っていると思います。荒廃地の整備についてもトラクターがないとできないと思います。
市でも荒廃地の草を刈ったりしていますが、たくさんの費用がかかっていると思います。ですから、このような活動については市も少しずづでも援助をしたらよいと思います。実績を1年1年積んで、会員を増やしていってもらいたいです。


(梶川委員)
 私が所属しているかもめ会でもパトロールをしていたことがあるのですが、個人でおそろいの上着を準備するのは、お金がかかります。そういったものを市でもそろえて貸し出しをすることはできませんか。

(地域振興課長)
 市や防犯活動をやっている団体で貸し出し用の上着があるか、確認してみます。

(植田委員)
 市役所や警察署でパトロール用品を作って貸し出しできるようにしたらいいと思います。

(梶川委員)
 パトロール用品があるのとないのでは、子ども達に注意したときの効き目も違います。
(後日、山田人権政策室長から防犯協議会に確認したところ、貸し出し用のベストなどがあるとのこと。その旨を梶川委員に連絡済。)

(渡部委員)
 水木しげるロードの安心・安全を守る会のように、自分達で防犯用品をそろえるのも1つの方法です。貸し出しの用品では自分達の団体名の入っているロゴを入れることはできません。


(土井委員)
 どの団体でも使えるものを準備することの方が、現実的でないと思います。

(地域振興課長)
 それでは、今日の3件は採択してもよろしいでしょうか。


<採択>


(地域振興課長)
 続きまして、事務局から要綱の改正についての提案がありますので、よろしくお願いします。

(事務局)
 要綱の改正について2点説明させていただきます。
 1点目が、従来は1団体につき3回、市長が特に必要と認める場合には5回までとしていた申請回数の制限をなくすというものです。
 2点目が、事業収入があった場合、事業収入を補助対象経費から差し引くというものです。補助金交付額の算出方法としては、(補助対象経費-事業収入)×2/3で、上限30万円、2回目以降は(補助対象経費-事業収入)×1/2で、上限20万円とします。
 以上の点について皆さんから意見をいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

(石橋委員)
 以前も収益の関係で申請し直してもらったことがありましたし、事業収入の件の改正については、必要だと思います。

(植田会長)
 回数制限をなくしたのは、申請団体が少なくなったからということもあるのですか。

(地域振興課長)
 それもありますし、補助がないとなかなか自立できないということもあります。ただ、市の方も予算制限があるので、事務局では、それぞれの団体の活動内容を採点し、市の予算で収まらない場合については、点の低い団体を不採択とするという案を考えています。
 個人的には、新規で立ち上げた団体には3回までは補助は出したいと思っています。


(渡部委員)
回数の幅を広げるのはいいですが、単純に申請団体が少なくなったから改正するというのは寂しいことだと思います。申請回数の幅を狭めるくらい補助金申請がたくさんあるというのが、本来のあるべき姿だと思います。
補助金の源は税金なので、どの団体にも申請をするたびに活動内容をステップアップしていってほしいです。1回目、2回目…と高度になるのなら何回でも申請をしてもらったらいいのですが、何回申請しても一定の内容から進歩がないのは良くないです。各団体にはステップアップのための補助金だと自覚してもらわないといけません。
そうあるために、私達審査員も申請のあった活動内容について、しっかりと見ていかないといけません。
 あと事業収入があった場合については、実績報告の段階で収入を申告してもらい、その収益分だけ補助金をカットしたら良いと思いました。

(柏木委員)
 境港青年会議所については、内容はいいと思いますが、ただ20万円も市から補助を出して歌手を呼ぶ意義はあるのかと思います。中高生を呼んだのはいいですが、歌手の人が中高生を相手にどれだけの話ができるのか疑問です。

(渡部委員)
 どういう形のフォーラムを考えているのか分かりませんが、ただそこである種のディスカッションがなされることはいいことですし、その後でコンサートをするということであれば、方法としては良いと思います。
 今回どのようなことをされるか、見る必要はあるかと思います。

(三島委員)
 時間設定についても、昼間は中高生が出やすい時間なのでいいと思います。

(土井委員)
 フォーラムもあり、コンサートもあり、しかも無料ですので、いいと思います。

(地域振興課長)
 それでは要綱改正の件については、1点目はまた事務局で検討します。2点目は改正するということにしたいと思います。

(渡部委員)
 事業収入等で不備がある場合については、「補助金を出さない」というのではなく、「修正して申請してもらう」というスタンスでいいかと思います。

(地域振興課長)
 あとみんなでまちづくり推進会議委員さんの任期が今年の12月までとなっております。大変長い間お世話になりました。
 大変不躾ですが、第3期についての皆さんのご意向を文書にて確認したいと思いますので、よろしくお願いします。
 あと、委員さんより傍聴者の方にぜひ今日の会の感想をお伺いしたいとの意見がありますので、よろしくお願いします。

(傍聴者1)
 申請書類等の書類が、記載内容の関係で傍聴者には出せないということで、内容が分かりづらかったです。
 あとあゆみ会境港はまつぼっくりと一緒に事業をして、その利益をまつぼっくりに寄附されているとのことですが、そのような状況ならば補助金を出す必要はないのではと疑問に思いました。

(植田委員)
そば打ちについては、原材料費がかかりますし、収益についてもまつぼっくりと分配しています。収益はそういうことに使います。大きい額ではないのです。
 
(傍聴者2)
 みんなでまちづくり推進会議があるということを、市のホームページで知りましたが、「市民活動」というのがどういうことか、よく分かりません。今回も3件の補助金の申請があり、事業終了後実績が出るかと思いますが、どのような成果があったか具体的に市民に分かるようにしてほしいです。そうすることで市民へのPRになると思います。もっと市民に広報するべきだと思います。

(柏木委員)
 交付決定団体の活動実績についても、市のホームページで公開したらよいかと思います。

(地域振興課長)
 市の方でも、検討したいと思います。
それでは閉会としたいと思います。


<閉会>

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