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令和7年4月定例記者会見(4月30日開催)

市長記者会見録

 本日は報告事項が3件あります。
 まず、「境港市ふるさと納税返礼品 マグロ解体ショーの寄附受付開始」についてです。内容としては、寄附された方に境港に訪れていただき、目の前でマグロの専門家による解体ショーを行います。解体されたマグロは、その場で刺身や寿司として振る舞いをするのと、ブロック状にしてご指定の場所にお送りするというものです。
 本マグロは40~60kgのものを用意しております。夏場であれば、境港で水揚げされた生の本マグロを使い、時期がずれたら市内の荷受さんから仕入れたマグロを使うということであります。場所は境港おさかなパークで、約2時間かけて行います。参加人数は、10人程度までとなっております。寄附金額は234万円です。受付開始が、本日4月30日です。
 参考までに、これまでの高額返礼品ベスト5についてですが、「1泊2食付き日本酒造り体験」100万円、「弓浜かすり こたつ布団」100万円、「伯州綿布団 掛け・敷き布団セット(ダブルサイズ)」100万円、「伯州綿布団 掛け・敷き布団セット(シングルサイズ)と座布団セット(ハーフサイズ)」75万円、「境港市鬼太郎デザインマンホール蓋」50万円であります。
 実績としては、「伯州綿布団 掛け・敷き布団セット(ダブルサイズ)」が1件、「境港市鬼太郎デザインマンホール蓋」が5件です。
 この事業の目的は、鬼太郎のデザインマンホールや妖怪影絵ガラス投影板もありましたけれど、「さかなと鬼太郎のまち 境港市」ならではのふるさと納税返礼品を設けることによって、話題を提供して、ふるさと納税の寄附額の増加につなげていきたいというものであります。
 参考に他自治体の事例として和歌山県と高知県と愛媛県の3件ありますが、実績がなかなかでてないような状況でもありますけれど、例えば高知県大月町では、マグロを丸ごと送るという内容で、年間 10件程度(1件あたり100万円)の寄附があるようです。
和歌山県の那智勝浦町の方も、マグロの出前解体という内容で、年2、3件の寄附実績があるということです。実際募集してみないとなかなかわからないところもありますけれど、報道関係者の皆さんにはしっかりと情報提供していただきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
 次に、「みなと祭前夜祭 出演アーティスト決定」についてです。今年のみなと祭は7月27日に開催します。
 例年は、みなと祭の前日の土曜日の夜に前夜祭として「妖怪ジャズフェスティバル」をやっていましたけれど、コロナの関係で2019年をもって一旦終了しておりました。
 昨年2024年は「市民音楽祭」ということで、市民の方とともに音楽祭を行うイベントをしており、今年はみなと祭が80回の節目を迎えますので、地元のアーティストであるあらきゆうこさんとずっと話をして、出演メンバーを決めていったという経過であります。
 日時は、7月26日土曜日16時から22時で、JR境港駅前の市営駐車場を仮設のステージ会場としております。これまでの「妖怪ジャズフェスティバル」の会場と同じで、NX境港海陸さんの北側の駐車場になります。
 出演アーティストは、一青窈さん、杏子さん、藤巻亮太さん、佐藤竹善さん、BLACK BOTTOM BRASS BANDさんの5グループに決まったところであります。チケットは一般8,000円、高校生以下4,000円で、先行発売が5月9日から、一般発売が5月27日からとなっています。CNプレイガイド、ローソンチケット等で行うというものであります。
 主催は、みなと祭前夜祭企画実施本部事務局で市の観光振興課が担当しております。こちらも広報の方をよろしくお願いします。
 最後に、「第56回境港市美術展覧会の作品募集」についてです。展覧会は例年6月にやっておりまして、今年も6月28日から7月2日で、市民交流センターで行います。
 今回この記者会見の項目に挙げたのは、なかなか若い人の出品が少ないということで、高校生を中心にもっと若い人に出品していただきたいという趣旨であります。ちなみに、昨年の高校生の出品は171作品のうち15作品でした。まだまだ出品数が少ない現状となっております。また、市内の芸術関係グループからも絵画等の作品を出品していただいておりますが、グループの後継者不足や高齢化が進んでいる状況です。しっかりとこういう機会に若者により芸術関係に興味関心を持っていただくために、しっかりとマスコミの方にも報道していただきたいということで挙げております。出品については要綱がありますのでご参照ください。申込期限は6月25日です。

質疑応答

<ふるさと納税返礼品について>
【記者】
 マグロ解体ショーは非常にインパクトのある新たな体験型ふるさと納税返礼品だと思いますが、ふるさと納税をこれまで以上に境港のアピールにどうつなげていくのか。
【市長】
 マグロ解体ショーは、非常に高額のふるさと納税返礼品ということで、1つ話題になると思います。境港のマグロについては、これまで12年連続水揚げ1位でありましたが最近は2位に低迷しております。いずれにしても、日本有数の水揚げ量を誇る産地境港でありますので、ここをしっかりとアピールしたいというふうに思っての返礼品でもあります。また、マグロを使って「さかなと鬼太郎のまち」をアピールするツールにもしたいと思っております。それと、境港市で解体ショーをするわけですから、寄附された方、人数は10名までとなっていますけど、境港市に足を運んでいただく機会にもなるのではないかなということで、しっかりと情報発信の方をしていきたいと思います。
【記者】
 参加人数は10名までとなっていますけども、何人以上10名までですか。
【市長】
 1人以上です。寄附者1人だけでも大丈夫です。
【記者】
 234万円という寄附額は、マグロやおさかなパークの会場などの諸々の経費ですよね。
【市長】
 そうです。
【記者】
 過去最高額とはどういう意味でしょうか。
【市長】
 境港の返礼品の中で寄附額が一番高額のものということです。これまでの高額返礼品の最高額が100万円だったので、それを上回る寄附額での返礼品ということです。
【記者】
 本日から境港市のホームページ等で応募や問い合わせ先などが掲載されるわけですね。
【総合政策課長】
 はい。ホームページを更新して掲載しております。
【記者】
 概要のところですけど、10名の参加者は、おさかなパークの調理室で、目の前でマグロをさばいてもらえるっていうことですね。お刺身と握り寿司も、その場で食べることができるっていうことですね。
【市長】
 はい。そうです。
【記者】
 ブロック状にした本マグロをご指定の場所に配送というのは、余った部分を例えば自分の家に送ってくださいというようなイメージでいいですかね。
【市長】
 はい。そうです。生で送ってください、冷凍で送ってください、などいろいろ要望はあるとは思いますけど、それは調整しながらですね。当然日程も調整しながらですね。
【記者】
 寄附は複数来た場合はどのようになりますか。
【市長】
 例えば、寄附者が5名おられる場合、境港市に訪れる日程もそれぞれ違うでしょうから、寄附者と日程調整をするようになると思います。1回あたり約2時間なので、無理をすれば、1日に2組もできるかもしれません。その辺は日程調整になると思います。
【記者】
 マグロは当然漁期があると思いますが、受け付けは4月30日からいつまでですか。
【市長】
 随時、受け付けています。時期であれば、境港で水揚げされた天然マグロを使えるときもあるし、時期がずれたら、畜養や養殖のものを市内の荷受さんから仕入れて使うこともあろうかと思います。
【記者】
 去年の水揚げ量は。
【市長】
 後ほど、お伝えします。
【記者】
 マグロの解体ショーは、インバウンドの方向けにも考えられていますか。
【総合政策課長】
 基本的にふるさと納税という形ですので、国内在住の人向けになると思います。
【記者】
 鬼太郎のデザインマンホールの蓋は今年度はやってないのですか。
【市長】
 限定5件で終わりました。今年度はやっていません。
【記者】
 去年と今年合わせて、鬼太郎とさかなとどっちもアピールしていくってことですよね。
【市長】
 はい。そうです。
【記者】
 ふるさと納税のことなので、いわゆる寄附額を増やすことが目的だと思うのですが、観光振興という視点でもあると思うのですけど、例えば境港市にいらっしゃるときに、大きな課題である地元の宿泊だとか、その辺も地元の業者さんとの連携といいましょうか、何かそういったことを今後模索なさっていく予定でしょうか。
【市長】
 境港市に訪れる際は、寄附者の方がご自分で選んだところで宿泊するということになります。ですから例えば温泉がよければ、おそらく皆生に泊まられるでしょうし。宿泊するところの縛りはありません。
【記者】
 1年間で何件でも受け付けできるわけですよね。
【市長】
 はい。そうです。
【記者】
 マグロの解体を実演される人は決まっていますか。
【総合政策課長】
 大体は決まっています。
【記者】
 境港総合技術高校でよくやっている方ではないですか。
【市長】
 想定としては、そのような方を想定しています。

<境港市美術展覧会について>
【記者】
 若い方が少ないということですが、例えば日展のオブザーブの小灘先生などを講師としたようなワークショップを行うとか、これも非常につながってくるのかなと思うのですが、そういった計画はありますか。
【教育長】
 小灘先生は大阪堺市にお住まいですし、定期的には帰っていらっしゃるとは思うのですが、今のところ、考えておりません。
【市長】
 出品者について高校生とか若い人が少ないという状況です。それと、来場者も若い人が少ないという状況であります。出品された作品を展示するだけじゃなくて、若い人がもっと来場して、会場に来ていただくような仕掛けもどうかなっていうのは教育委員会とも話はしているところです。ただ、小灘先生はなかなか忙しくて、今のところは考えてはいない状況です。
【記者】
 昨年度、高校生の出展要件を緩和されたということですけど、具体的にはどのような内容ですか。
【生涯学習課課長補佐】
 今まで高校生も一般の方と一緒で、自己の創作したもので市展及び他の公募展で未発表のものに限るという一律の条件だったのですが、高校生についてはその条件を外しまして、他の展覧会に出展したものについても可能としますということにさせていただいております。過去に入賞している場合は、審査の対象外として展示のみということにさせていただいております。

<みなと祭前夜祭について>
【記者】
 前夜祭の出演アーティストである、あらきゆうこさんはどういう方でしょうか。
【市長】
 境港出身のドラマーです。




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