１．事業概況
　用地の処分として、境港市からの要請により公社が先行取得していた給食センター建設事業用地を、境港市に売却しました。
　また、夕日ヶ丘地区において定期借地権制度が引き続き好評で、制度を開始した平成21年度からの累計契約数が100件を突破し、単年度としては過去最高の30件の契約となりました。これに伴い、公社が保有している夕日ヶ丘用地21区画分を市に売却しました。
　財政面では、市からの無利子借入金を3億2千万円増額していただいたことに加え、好調な定期借地権制度の契約に伴い夕日ヶ丘用地の処分が進み事業収益が増加したことなどにより、有利子貸付である金融機関からの借入金5億円を全額返済し、支払利息の負担を一層軽減するなど、改善を図りました。

２．決算
　決算に関する財務諸表は以下のとおりです。
【貸借対照表】
　土地開発公社は年度末で約43.8億円（夕日ヶ丘分譲地は約36.9億円、全体の84.2％）の土地を保有し、市からの借入金で賄っています。
【損益計算書】
　保有地の売却等により約3,222万円の事業利益があり、事務局経費や支払利息約241万円を差し引いた約2,981万円の純利益が生じました。純利益は、繰越準備金（前年度までの利益の積立金）に積み立てる処理をしています。

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