
令和7年度(2025年)ヌカカ生息状況調査の結果をお知らせします
令和7年度(2025年)ヌカカ生息状況調査報告
住民への被害が懸念されるヌカカの市内における生息状況について、令和7年5月から7月にかけて調査を実施しました。その結果ついて以下のとおり報告します。

ヌカカについて
特徴:体長1~2mmの小型昆虫。かまれると腫れやかゆみが数日続く場合があります。メスのみが吸血し、発生時期は5~6月が中心です。
発生場所:雑草が繁茂する土地や荒廃農地に多く見られます。
対策:除草や耕うんが効果的。また、外出時には肌の露出を控え、市販虫よけ剤を使用することを推奨します。

調査概要
調査目的:市内におけるヌカカ成虫の生息数や生息域を把握し、注意喚起や対策に活用します。
調査地点:江島大橋下(継続)、中浜駅(継続)、高松町(新規)、福定町(新規)、芝町(新規)
調査期間:令和7年5月~7月(毎週1回程度、午後5時~7時)
調査方法:捕虫網を使用して成虫を30分単位で採取。採取データを分類・計数し、生息数や特徴を判別。

調査結果
生息域:市内5地点全てでヌカカの生息を確認。主にトクナガクロヌカカが多く、イソヌカカも一部で確認しました。
発生数:福定町が最も多く、中浜駅が次いで多い結果となり、生息域が局所的である可能性が示唆されました。
増減傾向:境港市では生息数が増加傾向、米子市では減少傾向。ただし推移は天候などによる影響もあり断定は難しいです。
発生時期:発生は5月中旬~7月中旬で、ピークは6月上旬が中心。一部地点ではピーク時期が異なります。

■表1.ヌカカ生息数(境港市)[png:25KB]

■表2.ヌカカ生息数(米子市)[png:10KB]

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