平成21年度(下期)提案要旨と回答内容

(57)市営住宅の住み替え

【ご意見・提案・要望】

 
娘は、夫婦・子供2人の4人で6畳2部屋の市営住宅を借りているが、子供が中学生になり部屋が狭くなってきた。
 3部屋ある市営住宅に移りたいが、相談すると民間のアパートに転居して、改めて申請するように言われた。
 同じ団地に空き部屋がある場合でも民間アパートにでる必要があるのか。あるのなら入居者に周知できる方法を考えていただけないか。
 
【回答】 担当課:都市整備課
 
 
公募の例外として境港市市営住宅条例に規定してある条件に合致すれば、住み替えをすることも可能になる場合があります。
 相談いただいた際に、入居者の方の状況把握等ができていたか不明ですが、住み替えの説明不足だったことをお詫びします。
 しかし、現時点の情報では判断できませんので連絡をいただきますようお願いします。

(58)児童クラブの指導員

【ご意見・提案・要望】

 児童クラブについての「(55)児童クラブ」の回答に賛同するが、どういうやり方で指導員さんを評価されるのか。

【回答】 担当課:教育総務課

 
採用は、市が直接面談等を行い判断することとなります。
 募集に当たって、教員や保育士等の有資格者をとの声はありますが、本市では子どもを思う気持ちなど精神的資質を最優先したいと考えておりますので、資格要件によってそのような方が受験できなくならないようにしたいと思います。
 面談等でどこまでわかるのか難しい面はありますが、その後の勤務状況等も見ながら対処していきたいと考えています。

(59)隣家との境界問題

【ご意見・提案・要望】

 
隣家との境界線のことで裁判をしているが、当時の不動産業者が二重に重ねて売っていたため決着がつかない。不動産業者のこういった不正に対して、市の監督義務・責任はないのか。現在では、どのように登記の手続きが行われているのか。

【回答】 担当課:地域振興課

  不動産業者の免許は国土交通大臣または都道府県知事が与えるものであり、市は不動産業者を指導・監督する立場にはありません。
  また、登記の手続きは法務局が登記申請を受けて行うものであり、詳細は把握しておりませんが、提出された関係書類の審査や実地調査などを経て、登記が完了するものと承知しています。

(60)企業農業の参入状況 及び 田畑に係る経費

【ご意見・提案・要望】

  畑が荒廃しているが、企業の農業への参入について境港市の取組状況を教えて頂きたい。
 私は、畑や田が多く、また子供も境港市に住まない状況。
 米川の維持費や税金も負担になっているが対処策はないのか。

【回答】 担当課:商工農政課
 
 
農業への企業参入について、現在当市では、1社が参入し、さらにもう1社が就農に向けて準備を進められています。  
 また、耕作放棄地の解消策として、境港市農業公社を介して農地の貸借に取り組んでいます。平成20年度の実績は、借入農地は86.8ha、貸付農地は73.9haとなっています。
 所有されている農地に係る固定資産税については、境港市市税減免規則で定める減免規定に当てはまらない限り、直接的な対処策はありません。また、米川土地改良区に確認したところ米川費には減免規定はないということでした。
 ただし、所有しておられる農地の状況にもよりますが、境港市農業公社で行っている農地の貸し手(地主)と借り手(農家)を結ぶ農地保有合理化事業により、借り手があった場合に小作料が支払われることがあります。

(61)通学路の改修

【ご意見・提案・要望】

 ファミリーマート上道店の交差点から上道小学校に向かって下ノ川の交差点までの区間がとても危険。
 路面状況も悪く、段差解消のための鉄板も変形しており通勤時の混雑にハラハラする。事故が起きる前に道路改良等の対策をお願いします。

【回答】 担当課:管理課

 市道上道外江線のJR境線付近の交通状況は、一定の時間帯に停滞が生じるなど、通勤通学の車や人で混雑している状況を確認しています。
 歩道拡幅するためには用地の確保が必要ですが、民家が連坦する区間では用地の確保は難しく、田畑の部分につきましても地権者の協力を得るのは困難な状況であります。また、敷鉄板につきましては関係者に撤去、歩道の切り下げについて指導してまいりたいと考えます。
 舗装の改修については、来年度以降に取り組みたいと思います。

(62)汚水処理の悪臭

【ご意見・提案・要望】

 西風の時、汚水処理の臭いがかなりひどい。
 浄化センターが原因かどうか分からないが、処理方法等に変更があったのか。
 臭いがでないようにしてほしい。

【回答】 担当課:都市整備課

 (浄化センターの臭いとは考えにくく、別の原因者があると思われましたので、指導をする旨お伝えしました。)

(63)子宮がん検診の実施医療機関

【ご意見・提案・要望】

 
 子宮がん検診は、市内の医院で受診しないといけないか。
 市内で受けられる医院も少なく、内科や外科と違いどうしても検診に行きにくい。
 米子市での出産が主なので、出産した医院で検診も受けられたらと思う。
 節目検診の無料クーポンは米子市の医院でも受診可能なのでとても嬉しい。
 節目だけではなく毎年だったらよいが・・。

【回答】 担当課:健康長寿課

 対象者への受診券送付や市報などによる広報のほか、検診期間の延長などを行い受診率の向上に努めています。今後も、一人でも多くの方に受診していただけるよう、ご提案いただいた内容も含め、検討していきたいと思います。
 子宮がん検診の無料クーポン券は、平成21年度に国の施策として実施されたもので、事業の継続について国に強く要望しております。

(64)学校給食・耐震診断

【ご意見・提案・要望】

1)中学校給食実施へ方向転換とあるが、保護者のニーズに答え、負担を減らす方向へ転換されたことを評価したい。

2)10年度国予算高校無償化を優先して、学校耐震6割減2200棟とあるが、境港市への影響はどうなるのか?財政難の中でも取り組まなければならない優先課題と考えて欲しい。

3)出雲空港との住み分け、アクセスの整備が重要で、米子空港の滑走路を延長する価値があるのか?

4)境港市は教育の予算配分が高いと聞く。尚一層、教育への予算配分の充実と、保護者の教育費の負担を軽減させる政策を願う

【回答】

1)小学校給食施設の老朽化から給食センターとして集約し、より衛生的で効率的な運営を図ることとしましたが、この機会を捉え中学校給食を実施することが最善との判断から、実施の方向で検討を進めていくことといたしました。具体的な実施方法について、学校給食と家庭弁当の選択性の導入など、様々な実施形態の可能性や費用対効果を突き詰めていかなければならないと考えています。   (教育総務課)
                                               2)耐震改修予算6割減の影響について、平成21年度の国の補正予算を利用した小学校6校の耐震改修等の工事には影響はありません。残された平成23年度に予定している第一中学校の耐震改修等、平成24、25年度の第二中学校の校舎改築についても、国の予算状況は予想がつきませんが、本市としては予定通り事業を進めるつもりであり工事が実施できるものと信じております。   (教育総務課)
                                              3)米子空港の滑走路延長による効果といたしましては、
◇冬季の欠航が少なくなるため、安定運航が可能になる。
◇空港機能の充実(管制システムの更新、進入灯施設の更新等)が図られた。
◇大型機の就航が可能になり、一度に長距離飛行ができ、チャーター便等の就航が可能になる。
以上のようなことがあげられておりますが、このことが、今後圏域の発展に繋がっていくものと考えております。   (管理課)
                                                4)小中学校の就学支援施策としては「就学援助制度」があり、経済的理由により就学が困難な児童生徒に対し、学用品費、給食費、修学旅行費などを援助していますので、周知徹底に勤めたいと思います。
教育予算全体に関しましては、福祉保健、都市整備、産業振興など他分野とのバランスも考えながら、適時適切な予算額を確保するよう努力いたします。   (教育総務課)

(65)観光振興

【ご意見・提案・要望】

“水木しげるロード”が観光資源として地域振興に有効利用されていない、海の幸&山の恵みが利用されていない、

1)水木しげるロード沿いに海の幸のファーストフード店を展開しては動か

2)海岸通りに韓国風の食堂通りを整備

3)高尾山と境水道大橋の夜間ライトアップ

4)境港と米子間の午後6時以降のJR境線無料化(米子市負担)

5)旅館・ホテルとの提携による米子駅への無料リムジンバスの運行

【回答】 担当課:貿易観光課

 水木しげるロードは、「民間」が中心となり、“鬼太郎ブランド”を活用し、イベントや商品開発を行っておられます。また、観光振興においては、広域連携が進んでおり、この圏域がひとつの観光資源として認識されつつあります。

1)カニや魚を使ったバーガーなど、手軽な食を提供する店舗ができていますし、海の幸を活かした「海鮮丼」などを提供する店舗も、水木しげるロードができてから増加しております。今後も民間事業者の取り組みを支援して参りたいと思います。

2)民間事業者が取り組むべきものと考えます。また、食堂通りとして、市が整備を行う予定はありません。

3)多額の費用を要するものであり、現状では実現は難しいと思います。

4)JR境線が観光客以外の方にも利用されており、実現は難しいと思います。

5)皆生温泉旅館組合は、「鬼太郎バス」という周遊バスを有償で運行されています。引き続き、ホテル旅館と連携して参りますが、市として無料のリムジンバスを運行する予定はありません。

(66)道路の除雪、中・高校生の自転車の乗り方

【ご意見・提案・要望】

1)積雪があった時、境港はそれなりに積もるのに何故除雪をしないのか?米子市はしているのに、境港市は出来ないのか

2)中学生、高校生の自転車の乗り方が非常に危ない。携帯を構いながら乗る、並列になる、確認なしの飛び出しなどあまりにも悪質。
学校で指導すべきではないのか? 

【回答】 

1)当市では、除雪を行う基準として、鳥取気象台発表15cm以上のときに、バス路線の除雪を行います。このたびの積雪は、1月1日に10cm、1月14日に4cmでしたので、除雪は行いませんでした。(管理課)

2)自転車の乗り方につきましては、校長会や生徒指導担当者会等を通じて事故防止についての取り組みの徹底をお願いするとともに、各小中学校におきましては、学級活動の時間を使っての安全指導やPTAとの連携による自転車教室の実施等により、児童生徒への指導を行っております。
児童生徒の安全意識を高め、危険予知や危険回避の能力を育てること、ルールやマナーを守って生活しようとする態度を身につけさせることは、将来的な自立に向けて大変大切なことです。
しかしながら、当然そのような意識や態度の育成等、生活のために必要な習慣を身に付けさせることについては家庭が第一義的責任をもつべきものであり、学校のみで指導するには限界があります。
ご提案いただきました内容につきましては、校長会等を通じて再度各校への周知を図り、学校としても指導を継続して参りますが、是非、家庭、地域におかれましても、ルールやマナーについて話し合う、安全な乗り方についての声かけを行う、大人としてよきモデルを示す等の取り組みをより一層充実されますよう、よろしくお願いいたします。(教育総務課)

(67)夫婦共稼ぎ公務員と職員の療養休暇の規制

【ご意見・提案・要望】

 夫婦共稼ぎ公務員世帯のワークシェアリング及び職員の療養休暇を条例で規制するべき。夫婦で公務員世帯は年収が高額で、その子供達は大学進学率が高い。平均的な世帯の子供達は親の年収が少ない為に大学に進学出来ない場合が多々有り、子供への教育の格差社会が露呈している。
また、職員の療養休暇は、最高3年間認められているのを1年にするべき。虚偽での病気休暇で休職している職員を詐欺罪等で告発するべき。(回答不要)



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