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令和5年8月定例記者会見(9月1日開催)

市長会見要旨

 今回の定例記者会見の報告事項は、9月議会定例市議会の議案についてであります。9月定例会については、人事案件が6件、予算が5件、条例が1件の計12件であります。
 まず人事案件は6件で、教育委員会委員、公平委員会委員、職員懲戒審査委員会委員の任命並びに人権擁護委員候補者の推薦についてであります。
 次に予算は5件ございます。補正予算については、一般会計が2件と国民健康保険費特別会計、介護保険費特別会計、公共下水道事業会計であります。
 特別会計は除き、一般会計のみご説明します。
 補正予算の第4号は1事業でありまして、明治町元公営住宅家屋解体撤去事業であります。対象となる建物は、老朽化により屋根も落ちて非常にひどい特定空き家の状態であります。通学路でありますので、倒壊の危険性があるため、解体をするものであります。補正額が1571万1000円であります。
 続いて、補正の第5号でありますけれど、これは29事業あります。うち新規は6事業であります。第4号と第5号合わせて、補正後の予算は197億5012万円となります。
 主な事業について、避難所等環境整備事業が新規であります。災害時の避難所において、要支援者やペットを同行する避難者の受け入れに必要な資機材、例えば室内の仮設用点字ブロックであったり、ペット用のケージ等の購入費710万円を増額するものであります。
 次に、強度行動障がい者等支援総合事業、これも新規であります。強度行動障がいの方の支援をするサービスを提供する事業所が非常に少ない状況であり、このサービス事業所を維持していくために支援をするものであります。事業者の負担軽減を図るために525万円補助金などを増額するものであります。
次に、特別医療費助成事業でありますが、来年の4月から県内19市町村一緒に18歳までの医療費の完全無償化を実施するために必要なシステム改修を事前に行うものであります。現在は、通院は日に530円、入院は日に1200円の一部負担がありますが、これを完全無償化するものであります。
 次に、保育所等整備事業補助金、これも新規であります。市内の私立保育園、具体的には夕日ヶ丘保育園と外江保育園であります。夕日ヶ丘保育園の方は、トイレの改修と増設、シャワー設備の改修など行われます。外江保育園の方は、2ヵ年事業、令和5年度6年度で行われます。一斉の空調設備を個別空調に切り替えるというものであります。それと衛生設備の更新などを行う予定であります。2園で2894万円の増額であります。
 次に、水木しげるロード30周年記念事業でありますが、水木しげる記念館は令和6年4月にオープンの予定でありますけど、その休館中にしっかりPRするということで、リニューアルオープンに向けた各種プロモーションの委託料を増額するものであります。11月に映画『ゲゲゲの鬼太郎』それと、同じく11月にネットフリックスで配信される『悪魔くん』、これを活用したプロモーションを主に考えているところであります。
 次に、Sea級グルメ全国大会in境港実行委員会負担金、これも新規であります。これは令和6年11月の9日と10日に全国大会を境港で行います。会場は境夢みなとターミナルの南側の駐車場がメイン会場となり、夢みなと公園をサブ会場とするものであります。その基本計画策定を行うものであります。48万円というふうになっていますが、策定費は88万円を見込んでいまして、ウォーターフロント協会が30万円、港オアシス全国協議会が10万円、みんなで総額88万円を実行委員会に負担するものです。
 次に、(仮称)妖怪ふれあい広場整備事業、これも新規であります。現在、実施設計を行っておりまして、市民の意見を聞きながら設計をまとめたところであります。広場整備に係る工事費を、計上するものでありまして、令和6年3月の完成を見込んで工事をやっていきます。工事内容としては、妖怪広場が全天候型の人工芝を張る広場と、その周辺には園路があり、その他妖怪の遊具を2基設置します。一反木綿の雲梯と、それと目玉おやじのスプリング遊具といって、お椀の中に目玉おやじが入って、乗るとちょっと揺れるような遊具です。それとあとは日陰も必要でありますので、パーゴラテントも、設置をいたします。それと、ペットの給水が可能な手洗い場等を設置する予定にしております。
 次に、学校の空調設備と小学校トイレ改修事業ですが、小学校市内6校については、空調が20年以上経過し、設備更新の時期にきていますので、順番に行っていきます。
それとトイレ改修はですね、洋式化であったり、床のドライ化、それと、オールジェンダートイレ、みんなのトイレを設置することにしております。今年度から令和7年度で、小学校6校の空調とトイレを改修するものであります。
 次に、弓ヶ浜シーサイドマラソン開催補助金、これも新規であります。弓ヶ浜サイクリングコースを走るフルマラソンとハーフマラソンがあり、この大会を実施する実行委員会の方に、補助をするものであります。この大会にはプロに転向した川内選手を招いて子供たち向けの陸上教室をやられますので、その部分もあって、鳥取県と米子市と境港市で支援をするものであります。
 竜ケ山球場の改修事業費、1億2000万円と額が大きいですけれど、これは老朽化したグラウンドの改修、バックネット、内野席のフェンスの改修、それと管理棟の改修などであります。
 以上で、補正予算の4号、5号の説明を終わります。
 あと、条例が1件あります。これは境港市特別医療費助成条例の一部改正でありますが、先ほど予算の時にシステム改修で説明した内容の一部負担を廃止するというものであります。





市長会見要旨の一部訂正について

今回の定例記者会見の際、市長の説明に一部誤りがございました。
下記のとおり訂正しております。

【該当箇所】
 一般会計補正予算(第5号)の「保育所等整備事業補助金」に関し、
 私立保育園の改修内容を説明した箇所

【訂正内容】
 誤:衛生設備であったり、遊具の更新などを行う予定であります。
 正:衛生設備の更新などを行う予定であります。

質疑応答

【記者】
 第4号の『明治町 元公営住宅 家屋解体撤去事業』について、民有の建物ということは、今住んでいる人は解体ができないということでよろしいでしょうか。また、公営ということは、当時の境町が建てたということでしょうか。
【総務部長】
 建物については、昭和の初期に個人の土地を利用して、境町の町営住宅1棟7戸を建設したということでございます。それから昭和23年に土地所有者の承諾を得て、それぞれ民間の方に建物を払い下げております。その後、土地所有者と市で、土地の賃貸借契約を結んでおりましたが、建物は民有のままということでございます。そして平成12年の鳥取西部地震でかなり被害を受けており、その際に解体というようなお話もしたのですが、入居者がそのままいらっしゃったので、引き続き協議ということになりました。それで今回、建物に入っておられた方がすべて退去され、諸条件が整いましたので、建物を解体するというような状況でございます。
【記者】
 入居者だった方には、以前から市が解体をしますよという提案をされていたということでしょうか。
【総務部長】
 平成19年頃にそういうお話をしたようです。ただ入っていらっしゃる方も高齢者だったり、途中亡くなられたり、いろいろ変動がありまして、今に至っております。最終的に最後まで残っていらっしゃった1世帯が退去されたので、建物を壊すことの同意もいただきながら、今現在こういう形で進めていくところであります。
【記者】
 最後の利用者も退去されて、今はだれも利用していないということでよろしいでしょうか。
【総務部長】
 今は誰も住んでおりません。現地行くとわかると思うのですが、大きい台風がきたら危険があるかなというところで、足場を組み養生して安全を図っているというところです。
【副市長】
 補足しますと、総務部長が亡くなられた方がおられると言いましたが、そこについては相続放棄をされており、負担できる方がおられないので、平成19年当時に市が解体するというようなお話をしていたところであります。
【記者】
 第5号の妖怪ふれあい広場整備事業について、今後どのような利活用を考えておられるのでしょうか。
【市長】
 現在のJR境港駅前の公園は、線路沿いに細長くて、あまり広い公園とは言えないです。例えば、幼稚園のお子さんたちが遊びに来たとき、広いところで一緒にお弁当食べるスペースがあまりないような状態です。また、子供たちが水木しげるロードでスタンプラリーを楽しんでいますが、公園でゆっくり体を動かすスペースはないので、駅前の公園を拡充するということで、そういうご要望にも応えていくものです。市内の幼稚園児は必ずと言っていいほど、水木しげるロードへ遊びに来ますが、その子たちが広場でゆっくりお弁当を広げて食べるスペースになればという思いであります。観光客にとっては、ちょっとした休憩場所として日陰を作りますので、一旦休憩できるスペースやペット連れの方も休憩できるようなスペースになればというところであります。




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