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令和5年5月定例記者会見(5月29日開催)

市長会見要旨

 今回は、6月定例市議会の議案と、水木しげるロード30周年の記念ロゴについてであります。
 定例市議会の議案について、報告案件が8件あります。予算の繰越明許費や土地開発公社、文化振興財団等の報告となっております。議案につきましては、予算が1件、条例が3件の計4件であります。
 まず補正予算でありますけれど、全部で22事業。そのうち新規事業が8件であります。総額2億2325万3000円を増額して、補正後の予算を193億8755万5000円とするものであります。
 主な事業について説明します。初めに総務費では、渡地区集会所建設事業、これは人件費単価等が上昇して、不足が見込まれる委託料や工事請負費で、525万4000円であります。また、境港出会い応縁事業について、新規事業ですが、出会いや婚活に取り組む独身の方への助成金として30万円を予算で上げています。これは、県が行っている婚活事業で「えんトリー」という事業があり、登録料として初回に1万円がかかるものであります。その費用を助成するということで20人を見込んでいるところであります。今、「えんトリー」には境港市民の方が31人登録をしておられます。助成を利用し、婚活がもっと盛んになってほしいという思いであります。
 次に民生費であります。光熱費高騰に係る生活困窮世帯支援事業は、令和3年12月から生活困窮者への給付を行っていますが、今回で5回目となります。今回は、約640世帯の方に1万7000円を給付するというもので、総額が1088万円であります。それと、今年度から新規事業として、高齢者の方のフレイル予防と社会参加促進のため、加齢性難聴の方に補聴器購入の際の補助をしております。当初20人を見込んでおりましたが、申請や問い合わせ等が非常に多く、予算が足りないと判断し、30人追加で補正をするものであります。購入助成の限度額が3万円なので、3万円掛ける30人ということで90万円となっております。
 次に、衛生費であります。新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に係る体制を整備するものでありますけれど、これは7月以降の新型コロナウイルスワクチン接種の接種体制を整備するものでありまして、それぞれが体制確保事業とワクチン接種事業であります。合わせて4000万円と6000万円で1億円ほどあります。それと、廃棄物減量等推進事業でありますけれど、これは本市のごみの減量化、まだまだ生ごみが非常に多いような状況でありますので、家庭用の生ごみの堆肥化容器購入助成を行います。これは、堆肥化容器購入費用の3分の2を補助するもので、5000円を限度額とするものであります。20件を見込んでいるところであります。それと、ダンボールコンポストというものを無料配布するものでありまして、30セット無料配布を見込んでおります。使っている方々のアンケートをもとに次の政策、例えば環境教育などを政策に反映させるというものであります。
 次に商工費について、水木しげるロード30周年記念事業であります。民間企業とともに記念事業としてタイアップイベントを行う予定ですが、詳細の内容などがまだ決まってなく、発表する段階になっておりませんが、タイアップ企画に必要な経費を386万円増額するものであります。
 それと土木費について、安全・安心な道づくり事業でありますけれど、これは国の防災・安全交付金の増額に伴って、境昭4号線の舗装修繕を行うものであり、4600万円の増額であります。
 次に教育費について、まちまるごと図書館事業と、図書館図書整備基金積立金であります。これは県外在住者の方から1000万円の寄附がありまして、その方とお話する中で、図書の事業に使ってくださいということになり、まずは移動図書館用の車両を購入します。車両は、軽トラックを改造して、後ろの方が貨物車みたいなっており、両ウイングが開いて、そこに図書が並んでいるというようなイメージであります。この購入費が536万円ほどであります。ほぼ、この車両にかかる経費であります。残りのお金を今後の図書購入費の指定基金に積んでおくものであります。
 次に、条例議案の3件のうち主なものについて、境港市印鑑条例一部改正でありますけれど、これはマイナンバーカード以外の電子証明書を搭載したスマートフォンの認証で、コンビニエンスストア等で印鑑登録証明書を発行することができるようにするものであります。
 続いて、水木しげるロード30周年記念ロゴでありますけれど、7月には水木しげるロードが誕生してから30周年の節目を迎えるわけであります。秋にはゲゲゲの鬼太郎の映画、悪魔くんのオンデマンド配信などもあり、こういう機会をとらえて、水木しげるロードの誘客に繋げていきたいというふうに思っておりました。そういう状況の中で、新しいロゴマークを作り、職員用の名刺に使ったり、ポロシャツやノベルティであったり、そういうものに今後使っていきたいというものであります。ロゴマークのデザインについては、30周年のお祝いということで、水引をデザインしたものであります。水引の色はちゃんちゃんこ、数字の30は境港の海の青色をイメージしたというものであります。














質疑応答

【記者】
 図書館事業について、寄附をされた県外在住者の方はどういう属性の方でしょうか。
【総合政策課長】
 寄附いただいた方のお母様が、もともと境港にゆかりのある方で、ご遺族の方がそのご意思を継がれて寄附されたものであります。
【記者】
 7月に水木しげるロード30周年を迎えられますが、記念事業というのは具体的には例えばシンポジウムなど、どのようなことをされるのでしょうか。
【観光振興係長】
 30周年のシンポジウムについては、水木先生の作品の中から、戦争作品にテーマを絞って朗読をしたり、水木先生にゆかりのある方をお招きして、来年1月にトークショーを考えております。また、企業とのタイアップ企画も幾つか準備を進めているのですが、企業さんの方でまだプレスを待ってほしいとのことで、まだお伝えできないです。決まり次第、プレスリリースで皆様にお知らせいたしますので、もうしばらくお待ちいただければと思います。
【記者】
 水木しげるロード30周年となる7月18日前後に、市としてこういうことをしたいとかがあれば教えてください。例えば、パレードやセレモニーなどであれば、今の段階で教えていただきたい。
【市長】
 企業等のタイアップの企画は、それぞれの企業と詳細は詰めていまして、発表のタイミングがまだ来ないというところであり、一番早くできる事業が7月を予定しているものであります。
【観光振興係長】
 水木しげるロード振興会さんからも30周年となる7月18日は、お金をかけずに何かやろうというような声掛けをいただいております。
【記者】
 水木しげる記念館のイメージ図について、これはもう完成予想図と捉えてよろしいでしょうか。また、内部の展示とかの設計も決まっているのでしょうか。
【観光振興課主査】
 水木しげる記念館について、展示の方はこれからになります。また、資料でお渡ししている図については建物の設計がまとまりましたので、その居室の配置ですとか、外観図のイメージを資料としてお渡ししているものであります。
【記者】
 水木しげる記念館の外観や内装、展示物等含めて、発表のご予定はいつ頃になりますでしょうか。
【観光振興課主査】
 展示についてはまだ契約等もできてない状況ですので、これから内容も含めて検討していく状況になります。建物の方は、予定が1月までの工期で2月から展示作業を進めて参りますので、それまでに設計ができた段階でまたお示ししますので、1月ごろまでに発表ができると思っております。
【記者】
 今年に入ってからの水木しげるロードの入り込み客数や(新型コロナウイルス感染症が)5類になったことを踏まえて、30周年の誘客等についての意気込みをお聞かせください。
【市長】
 水木しげるロードの入り込み客は1月から5月28日までで53万6000人ということであります。対前年比131%ですが、2019年の300万人と比較すると44%というような状況であります。ただ、5類に移行する関係で人の動きは年明けから大分活発になってきていますので、夏休みにしっかりと水木しげるロードの30周年の情報を出しながら、記念館の情報もその都度出して誘客につなげていきたいという思いであります。秋になれば、映画とオンデマンド配信によって、さらに誘客を伸ばしていきたいところであります。境港市総合戦略では200万人を目標にしていますので、それに向けて、水木しげるロード振興会の皆さんと一緒に頑張っていきたいと思っております。
【記者】
 水木しげるロードの30年を振り返って、市にとって水木しげるロードがどういう存在なのかを教えていただきたい。
【市長】
 水木しげるロードができてから、入り込み客が累計で4000万人を超えております。それだけ多くのお客さんに境港を訪れていただいております。本当に境港の大恩人である水木さんの力は絶大だなと、改めて実感をしているところであります。30年という歴史がありますけれど、水木しげる記念館は、水木さんのこれまでの100年、次の100年を見据えた記念館にしていきますので、水木さんを永遠にということでしっかりと水木さんの人というものを伝えていく施設として、末永く境港が親しまれるまちにしていきたいという思いであります。





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