トップページ > 市長の部屋 > 記者会見録 > 平成17年11月~令和2年3月 記者会見 > 平成31年・令和元年 > 令和元年11月定例記者会見(11月18日開催)

令和元年11月定例記者会見(11月18日開催)

市長会見要旨

 今月の報告事項は1件です。
 Sea級グルメ全国大会が2020年に境港で開催されることが決定しました。
 この大会は、全国で134の港が選定されているみなとオアシスの中から、毎年1カ所を選び開催されています。そこに、それぞれの港でとれた魚介類で作ったものを持ち寄ってナンバーワンを決めるというイベントです。
 境港については、「境夢みなとターミナル」の供用開始が来年あるということや、クルーズ船の寄港増加などもあり、そういったことが評価され、開催が決まりました。
 今年は、佐渡で開催されました。私も出かけていき、決定へのお礼と受託するということを総会で表明をしてきました。
 日程は、来年の10月24日(土)・25日(日)の2日間です。場所は、境夢みなとターミナルの駐車場をメイン会場とします。なお、前日には124の港で組織しているみなとオアシス全国協議会の総会も開催します。
 これまでにこの大会は12回開催されており、第1回は2011年の三原市でした。境港市は13回目となります。中国地方では、第1回の三原市、第5回の尾道市、第8回の玉野市、に続く4回目となります。
 主催となる、Sea級グルメ全国大会in境港実行委員会は、港湾にかかわる行政組織を中心として、国、境港湾・空港整備事務所、境港管理組合、鳥取県、境港市、さらには水産や観光関係団体等が加わって行います。実行委員長は境港市長で、立ち上げは来年2月ごろの予定です。
 全国に134のみなとオアシスがありますが、そのうちの20地域前後が毎年参加をしています。平均的な入場者数は2日間で3万5千人ほどです。一番多いところでは、8万人を超えるというところもあったようです。
 境港も出品をしますが、この選定は公募にしたいと考えています。その中で、試食会や予選大会のようなものをしたいと思っています。来年の3月下旬から公募をし、6月ごろには決定をしたいと考えています。
 第2回大会から境港から出品していますが、この選定は「みんなで選ぶ境港水産加工大賞」の受賞者に、副賞として1社40万円を2社にお出しし参加いただいていました。去年からは公募という形にしております。この変更は、水産加工大賞が隔年となったことと、イベント用のグルメというところで加工品だけではなじまないところもあるということでのものです。
 この大会は、結構人気のあるイベントです。今年は佐渡に行きましたし、苫小牧にも行きました。本当に地元の人に全国の水産物が、Sea級グルメに行けば味わえるということで人気がありました。境港でも過去の大会に負けないような集客をできるように、関連イベントも工夫して賑やかに開催したいと思っています。
 報告は以上です。

質疑応答

【記者】
 佐渡にも行かれたということで、その時の雰囲気をお聞かせください。
 また、この境港のカニ、マグロをはじめとしたいろいろな魚種のPRにつながる大会だと思いますが、そこへの期待感を改めてお聞かせください。
【市長】
 今年の佐渡は、公務の都合で前日の総会のみの出席となりましたので、翌日の会場には出られませんでした。苫小牧などの会場では、本当に多くの市民の方が出かけられ、各地のグルメに舌鼓を打って、本当に賑やかなイベントでした。
 境港もちょうど来春にはターミナルが完成しますので、これに合わせて平成28年から積極的な誘致活動を行ってきました。幸いちょうどタイミングよくその年に開催にこぎつけられたということになりました。この機会に境港の水産物、あるいは強化された港の施設を全国にPRしていきたいと思っています。
【記者】
 今回大会の開催地に選ばれるにあたって、市から誘致活動をされたということですが、そのことが開催決定に結び付いたということでしょうか。
【市長】
 この大会へは、第2回大会から市内の業者が1~2社出品してきたという実績も作ってきました。来年はターミナルが完成する年ですし、この年に港の賑わいももっともっと推進していきたいという思いがあります。平成28年に開催への立候補をしまして、それから働きかけをずっとしてきました。ウォーターフロント協会という港の活性化を取り組んでいる国土交通省の外郭団体がありますが、こうしたところにもいろいろ話をしまして、取り組んできたところです。
 ですので、そういった誘致活動、そして実際に境港の貿易量やクルーズ船寄港数などが伸びてきているということ、そして第2回大会から積極的に参加してきたこと、そういった実績が評価され、開催が決まったと思っています。
 さらに関連する周辺でのイベントも、これから実行委員会を立ち上げて具体的に詰めていきます。よそに負けないようなイベントにしたいと思います。そして、同時に市民の皆さんにも楽しんで喜んでもらえるようなものにもしたいと考えています。
【記者】
 過去に境港から出品されたものに使われた素材を教えてください。
【市長】
 いくつか紹介します。「イカカツ」「グラタンコロッケ」「かに爪コロッケ」「カニだしラーメン」「白イカのあげそげどんぶり」「ピザコロッケ」「かにじゃがもち」「カニだしあんかけ焼きそば」といったものです。一番最高位をもらったのは第2位が3回で、「グラタンコロッケ」(2回)と「カニ爪コロッケ」です。
【記者】
 カニを使ったものが多い印象がありますね。
【市長】
 そうですね。境港水産加工大賞は平成21年から行っていまして、ここでの最優秀賞がそういった商品になっているということになります。
【記者】
 これを機に改めて、カニだけに限らず境港の水産物に目を向けてもらういい機会になると思いますが、いかがでしょうか。
【市長】
 そうですね。ここで水揚げされる新鮮な多種多様な魚種を使った、新しい商品を開発していただこうということで始めたのが、この水産加工大賞です。この商品開発にも開発費用を支援させていただいて、新たな商品作りにも取り組んでいただいております。
【記者】
 23日に総会が開かれる「みなとオアシス全国協議会」というのはなんですか。
【市長】
 現在134が「みなとオアシス」に国土交通省から指定を受けており、そのうち124が会員になっている協議会が、毎年Sea級グルメ全国大会に合わせて総会をするものです。このSea級グルメの開催と、港の賑わいづくりなど、その他諸々の港に関することについてこの協議会が中心となって、国土交通省の港湾局に働きかけをするといったことをしている団体です。
【記者】
 境港も毎年参加していますか。
【市長】
 そうです。
【記者】
 報告事項関連以外になりますが、質問します。
 来年1月に米子空港へ上海便が就航することが正式に決まりました。これにより、境港への観光の方がいらっしゃることや、ビジネス需要など、様々な影響が出てくると考えられますが、その辺りを市長はどのようにお考えですか。
【市長】
 今、ソウル便やDBSクルーズフェリーがこのような状況である中で、上海便が週2便就航決定ということで、この地域として大変期待をしております。
 私どもは、水木しげるロードを持っておりますが、電子決済が遅れているという認識をしています。こういったものを事業者の皆さんに協力して頂いて、早く取組みをしていかなければ遅れてしまうという危機感をもっていますので、改めてそういったことをおのおのの関係者とも話を詰めていきたいと思っています。
 境港だけでなく、中海・宍道湖・大山圏域にとっても大変大きな事だと思っています。圏域全体でおもてなしをもっともっと磨きをかけていかなければと思っているところです。
【記者】
 市内に、上海やその周辺と取引のある事業所はあるのでしょうか。
【市長】
 市内では少ないのではないかと思います。松江の水産関係業者で上海の複数店舗に魚を入れているところがあったかと記憶しています。
記者会見資料[pdf:84KB]



質問はこちらから