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平成29年1月定例記者会見(1月25日開催)

市長会見要旨

 今月は、水木関連2件について報告させていただきます。
 1点目は、水木しげる生誕祭の開催についてです。一昨年お亡くなりになりました水木先生のご功績に感謝し、誕生月である3月に生誕をお祝いするイベント「水木しげる生誕祭」を鳥取県と共催で開催したいと思っております。
 今年は水木先生の95歳の誕生日にあたるわけですが、3月8日の誕生日に近い土曜日に、日本全国から水木ファンを中心にみんなが妖怪となって境港市で先生の誕生日をお祝いするということであります。このイベントでは、水木先生の妖怪キャラクターに仮装した参加を呼び掛けたいと思っております。また、このイベントは2カ所で開催する計画としておりまして、文化ホールでは3月4日(土)の午後1時半から3時半の開催で、入場料無料です。メインは、スペシャルトーク「ゲゲゲ談義2017」でありまして、3名の方に出演いただくこととしており、3名とも水木先生のファンの方々でございます。まず、タレントのラサール石井さんで、この方はゲゲゲの鬼太郎のミュージカルの脚本を書いて、演出もしておられます。それから読売テレビのプロデューサーで、境港出身の結城豊弘さん。そして、松江市在住のシンガーソングライターである六子さんの3名で、水木先生を偲んでトークを展開していただくというものです。
 なお、このスペシャルトークには、布枝夫人もご参加いただくとうかがっております。
 もう1カ所、水木しげるロード会場ですが、同日午後5時より、駅前から水木しげる記念館に向けて、妖怪の着ぐるみと仮装参加者が一緒になって妖怪仮装行進を行うという計画です。終点の水木しげる記念館では枡酒やカニ汁のふるまい、バースデーケーキのおすそ分けなども行います。また、東京都調布市から観光PRのブースやグルメなどの出店もしていただくことになっております。調布市との住み分けですが、境港市では誕生日、調布市では水木先生の命日にそれぞれイベントを行うという住み分けを両市で行っているところです。
 このイベントへの参加申込ですが、電子メールかはがきで住所・氏名・電話番号・仮装するキャラクター名を記載して通商観光課に申し込んでいただきます。事前に申し込まれた方につきましては、特製の招待状を送付し、会場の席を確保する予定としております。定員は先着350名を予定しています。それから、仮装して参加いただいた方には限定記念品を贈呈いたします。この限定記念品は当日まで秘密ということで、喜んでいただけるような記念品を用意しているところです。この仮装のテーマですが、水木先生の作品に登場する妖怪とキャラクターに限定しまして、水木先生本人の仮装はご遠慮いただくことにしています。また、帽子だけやワンポイントの飾りだけなどは記念品プレゼントの対象外とさせていただきます。
今年95歳の水木先生の誕生日を、こういった形で先生を偲びながら盛大に開催したいということであります。

 2点目は、いよいよ来月から水木しげるロードのリニューアル工事を本格的に始めるわけですが、このリニューアルに関する情報発信について計画しておりますので、その点について報告させていただきます。
 水木しげるロードにつきましては、来月から工事に入るわけですが、工事期間中に生まれてくるマイナスイメージを払拭するために、工事期間中であっても従前のように楽しんでいただけることを全国に向けてPRし、来訪者の落ち込みを最小限に食い止めたいという思いです。事前に情報提供することで、来訪者の戸惑いを軽減し、新しく生まれ変わる水木しげるロードへの期待感を醸成していくということで、情報発信事業を行うものです。
 この工事期間中は、2月から植栽の移設を開始し、道路工事はゴールデンウィーク明けから開始する予定で、平成30年7月ごろに完成させたいと思っています。工事期間中であっても、一部を除いて通常通り楽しんでいただける工事の仕方をしたいと思っております。また、昨年に観光協会の方で新たなブロンズ像18体のスポンサーを募集したところですが、この18体のお披露目をゴールデンウィーク前に駅前の公園で行いたいと思っております。工事期間中に撤去したブロンズ像を駅前の公園に一堂に集めて、特別展示するといる考えです。広報の方法ですが、現在3号まで発行しているかわら版といった広報紙や関係団体のホームページ、旅行雑誌や旅行代理店などへの情報提供のほか、加えて県の県政だよりや他市町村の広報紙にも掲載依頼を行いたいと思っております。
 工事のスケジュールですが、2月から植栽等の移植を行い、5月からは道路改良工事に本格的に取り組みます。7月ごろからは照明施設の設置工事に入るということで、平成30年7月には完成させたいと考えております。
 工事の進め方ですが、駅前から水木しげるロードまでを4工区(A工区:駅前から千代むすび酒造、B工区:大正町、C工区:松ヶ枝町、D工区:本町)に分け、県道であるA工区を除く市道については、B、D工区を先行して工事し、その後C工区にかかっていく予定としています。工事区間では、北側と南側の歩道を片方ずつ工事を進めていきたいと思っており、いずれの工事期間中でも片側の歩道は通行可能となる方法で工事を行いたいと考えております。
 ブロンズ像は153体あるわけですが、このリニューアルに合わせて再配置を計画しています。B,D、C工区の順で工事を行いますが、工事にかかるブロンズ像については駅前公園の特別展示会場に移設し、工事完成後はまた戻すという取り扱いをしたいと考えております。
 特別展示ですが、平成29年の夏から平成30年の春にかけて行いたいと思っております。全体の3分の1である50体くらいが多いときで展示されるということになります。この特別展示の配置については、「世界妖怪会議」をテーマに、工夫を凝らした展示をしたいと考えております。その他、工事期間中は水木しげる記念館や妖怪スタンプラリーも通常通り開館・実施する予定にしております。
 なお、18体のスポンサーブロンズ像の申し込み状況ですが、昨年11月1日から公募したわけですが、1月20日時点ですべてのスポンサーが決定しています。市内の事業所が10件、市内の個人が1件、市外の事業所が6件、市外の個人が1件です。ちなみに、1体あたり120万円から290万円で、総額2,380万円のスポンサーブロンズ像が完成します。
 いずれにしましても、工事期間が長くなりますので、工事期間中はなるべく来訪者の数が減らないように工夫を凝らして、工事を進めていきたいと思っています。また、合わせて新しく生まれ変わる水木しげるロードに対する期待感を持ってもらうために、積極的に広報をしていきたいと考えていますので、マスコミの皆さんにもご協力をお願いしたいと思っております。

質疑応答

○水木しげる生誕祭について

【記者】
 文化ホールでのイベントに、仮装せずに来られる人も事前申し込みを行った方がいいということですか?

【観光振興係長】
 そうです。

【記者】
 水木先生の仮装を禁止した理由は?

【観光振興係長】
 水木プロからの希望です。

【記者】
 仮装のイメージは、以前行われていた妖怪そっくりコンテスト参加者のようなイメージでしょうか?

【産業部長】
 そうです。衣装など、全身で妖怪に仮装していただくイメージです。

【記者】
 水木ロード会場での枡酒やカニ汁のふるまいは、仮装した人だけですか?

【観光振興係長】
 仮装しない人も全員が対象です。数がある限り提供します。

【記者】
 振る舞いなどは、何時くらいから行う予定ですか?

【観光振興係長】
 概ね5時45分からを想定していますが、パレードの人数次第となると思います。

【記者】
 調布市の観光PRブースやグルメの出展時間は何時からですか?

【観光振興係長】
 現在調整中ですが、日中もやってもらおうと考えています。
 

【記者】
 調布市のグルメはどのようなものか、決定していますか?

【観光振興係長】
 確定ではないですが、「妖怪焼き」という鬼太郎の形をした、今川焼のようなグルメです。

【記者】
 ロードでの仮装行進は、通商観光課への事前申し込みが必要ですか?

【観光振興係長】
 必須ではないですが、更衣場所などの情報を伝えたいと考えておりますので、仮装して参加される方は、事前に申し込んでいただきたいと思っています。

【記者】
 文化ホール会場でのイベント内容は、スペシャルトーク(3人でのトーク)だけですか?

【市長】
 スペシャルトークの他には、豪華賞品が当たるクイズ大会や六子さんのミニライブも行う計画にしております。

【記者】
 クイズ大会やミニライブは、スペシャルトークの間などではなく、トーク後に行うのですか?

【観光振興係長】
 スペシャルトーク終了後にクイズ大会を行い、六子さんのミニライブを行います。

【記者】
 ワンポイントなどの飾りだけは対象外とのことだが、誰かが審査するのですか?

【観光振興係長】
 ある程度、当日に審査させていただく予定にしています。まだ決まっていませんが、市または県の方で審査すると思います。

【市長】
 仮装していない人についても、来場者全員に記念品の缶バッジを会場にてプレゼントする予定にしております。

【記者】
 缶バッジのデザインなどはどのようなものですか?

【観光振興係長】
 デザインなどはまだ決定していません。

【記者】
 生誕祭は来年以降も続けていく予定ですか?

【市長】
 来年以降も続けていく予定です。開催日については、先生の誕生日である3月8日に近い土曜日に毎年開催する予定としております。

【記者】
 今回が初めての生誕祭ということですか?

【産業部長】
 昨年は水木しげる先生を偲ぶ会でしたので、今年は初回の生誕祭となります。

【記者】
 この生誕祭の開催にあたって、市長の想いを聞かせてください。

【市長】
 水木先生は、境港にとって大恩人であります。来月から水木しげるロードの大々的なリニューアルにも着手しまして、この大恩ある水木先生をいつまでも偲んで、水木ワールドというものを後世にずっとつなげていくといった想いで生誕祭も行うところでして、これからもずっと続けていきたいと思っております。


○水木しげるロードリニューアルの情報発信について

【記者】
 ブロンズ像の再配置についてですが、工区ごとに全てのブロンズ像を移設し、再配置も含めて片側ずつ完成させていくということですか?

【建設部長】
 ブロンズ像は、工区ごとに工事を行う片側ずつ特設会場へ移設し、反対側は残します。
また、再配置については、特設会場へ移設したブロンズ像の再配置だけでなく、未着手の工区からも直接移設・再配置を行います。ですので、工事を完了した片側ずつ完全に再配置を完成させていきますと、未着手の工区についてブロンズ像の欠落率が高くなってしまいます。それを防ぐためにも、完成した工事箇所については、7割くらいのブロンズ像を配置し、仮完成といった状態で極端にブロンズ像が欠落した区間が無いように工事を行います。

【市長】
 工事としてはとても複雑となってしまいますが、皆さんに従前どおりに楽しんでいただけるような工事の手法をとっています。

【記者】
 起工式の日程などは決まっていますか?

【市長】
 起工式という形ではなく、工事の安全祈願ということで、業者が決定しましたら業者の方でやっていただき、起工式に代えたいと思っております。

【記者】
 それはいつごろになる予定ですか?

【市長】
 植栽の移設工事では形にならないと思いますので、ゴールデンウィーク明けの道路工事に着工する際に安全祈願祭というようなものを行う計画にしております。

【建設部長】
 メイン工事の発注自体は、今年の3月末となります。準備項などがありますので、工事の着工はおそらく5月のゴールデンウィーク以降になると思います。その頃合いのいいころに、安全祈願祭という形で行おうと考えています。それ以外に、4月には新たなブロンズ像18体のお披露目式を行いたいと思っています。

【記者】
 新たな18体のブロンズ像の設置場所は?

【建設部長】
 駅前公園を特別展示場所とし、その一角を新たな18体のお披露目の場所にしたいと思っています。

【記者】
 お披露目はいつごろになる予定ですか?

【市長】
4月下旬のゴールデンウィーク前に行って、皆さんに集まっていただけるようにしたいと思っております。

【建設部長】
 新たなブロンズ像18体のお披露目をゴールデンウィーク前に行い、それと「世界妖怪会議」というテーマで特別展示を行いますので、ブロンズ像による世界妖怪会議ということで、ちょっとしたFRP製のオブジェなどを用意し、しっかりと準備が整うのが7月くらいと思われますので、改めてオープンの会を行いたいと思っています。起工式というものを大々的に行わない代わりにお披露目会といったイベントを何回かに分けて行いたいと考えています。

【記者】
 植栽の移植工事が2月からということだが、当初1月にもと聞いていたが遅れた理由は?

【水木しげるロードリニューアル推進課長】
 年明けからというように、表現させていただいておりまして、実際に発注手続きは終わっており、2月当初からかかれるようにしています。一部移設場所の段取りなどで、若干2月のあたまにかかりますが、発注手続きなどは1月にすでに完了しています。

記者会見資料[pdf:163KB]



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