トップページ > 市長の部屋 > 記者会見録 > 平成17年11月~令和2年3月 記者会見 > 平成27年 > 平成27年10月定例記者会見(10月5日開催)

平成27年10月定例記者会見(10月5日開催)

市長会見要旨(大漁旗リニューアルについて)

 本日の報告事項は、1件です。
 境港市では、水揚げが1日に1千トンを超えた際には、庁舎に大漁旗を掲げていますが、これが老朽化してきたため、このたびリニューアルをしました。
デザインについては公募を行いました。その結果、最優秀賞には大阪府の駒井りょうさん(グラフィックデザイナー)、優秀賞は米子市の細田香織さん、神奈川県の又野進一さんの作品に決定しました。
 最優秀賞の方には、3万円相当の水産物、優秀賞の方にはそれぞれ1万円相当の賞品を贈らせていただくこととしています。
 5月20日から6月19日まで1か月の募集期間で、70件の応募がありました。そのうち、14件(20%)が市外からの応募でした。また、応募された方の内訳は、デザイナーの方などが9件、一般が12件、小中学生が49件でした。この70件について、7月26日に開催されたみなと祭りの際、一般の方に投票をしていただき、投票総数は284件でした。その後、8月12日に選考委員会を開催し、一般投票の上位10作品を行政、水産関係者の4人で選考しました。
 この大漁旗のリニューアル事業は、市民の皆さんに広く水産への関心を持っていただくことと、大漁旗を掲揚することにより、境港の水産を対外的に大いにPRしようという目的で実施しました。
 新たな大漁旗は、縦3メートル・横1メートル40センチで、10月11日に開催される水産まつりの際にお披露目をしたいと思っています。この翌日以降に水揚げが1千トン以上の日には、通常どおりに市役所の庁舎に掲揚したいと思います。
 この大漁旗と合わせ、大漁旗のタペストリー(縦95センチ・横60センチ)を作成し、米子幾多郎空港・JR境港駅・水産物直売センター・大漁市場なかうら・境港さかなセンターの5か所に常時掲揚をすることとしています。なお、予備も含め6枚作成しました。
 製作費については、大漁旗が11万7千円、タペストリー(6枚)が3万1千円です。
 境港市では昭和56年から初代、平成4年に2代目の大漁旗を製作し、掲揚をしてきました。掲揚の基準については、当初は1日に2千トン以上でしたが、平成3年に4千トン以上に変更し、平成10年に2千トン以上へ基準を下げ、平成14年に現在の1千トン以上となりました。
 この間、平成4年から平成8年まで5年連続水揚げ量日本一を記録していますが、水揚げ量の変遷に応じて、大漁旗を掲げる基準を変えてきています。
 さかなのまち境港を、うまく表現している立派な大漁旗ができたと思っています。この大漁旗が連日、市役所庁舎に掲揚できるようになれば大変うれしいと思っているところです。
記者会見資料[pdf:400KB]

質疑応答(大漁旗リニューアルについて)

【記者】
 選考委員会の行政側には、市長は入っているのか?

【市長】
 私は入っておりません。

【産業部長】
 行政側は市役所から産業部長、水産事務所から事務所長が入っています。

【記者】
 このデザインを選択した理由は?

【産業部長】
 今までの初代、2代目とも文字と海の雰囲気を描いた古典的なデザインだったので、今回は新しい感覚で、楽しそうで明るい感じのデザインを選考しました。また、それに加え一般投票の際に投票数が多かったということも考慮しました。

【記者】
 一般投票ではこのデザインが1位だったのか?

【産業部長】
 4位でした

【記者】
 駒井さんはどのような意図でこのデザインにされたのか?

【水産課長】
 申込時にそれぞれコンセプトを記載してもらっています。それによると、境漁港に水揚げされるアジ、サバ、ブリ等で「さかいみなと」と「祝大漁」の文字を虹の7色に組み合わせ、1日1千トン以上の水揚げを誇る感動、躍進、ときめきの明るく元気な姿をデザインし、これはまた、21世紀をリードする境港市の境漁港が力強く飛翔発展する勇姿を象徴にしたものということです。

【記者】
 新しい大漁旗の材質は?

【水産課長】
 ターポリンというテントなどに使用される素材で作成されています。

【記者】
 市長の感想は?

【水産課長】
 コンセプトにもありましたが、アジやサバなどを模して魚で文字を作るといった大漁旗のデザインは今までありませんでした。また、祝大漁の文字も勢いがあり、波が弾けるような感じで好印象を受けました。駒井さんが意図されたものがよく表現されていると思いました。なお、外側の枠は応募作品になかったものですが、製作者の方に了解を得て追加し、デザインが締まった感じにしました。

【記者】
 事業費はいくらか?

【市長】
 大漁旗の製作費や11万7,288円、タペストリーの製作費が6枚で3万1,104円で1枚あたり5千円ほどです。そのほかに賞品代として5万円ほどかかっており、トータルで約20万円6千円余です。

【記者】
 大漁旗の現物はないのか?

【市長】
 本来、資料をお配りし、現物をお見せするのが一番ですが、まだ完成しておりません。12日の水産まつりの際にお披露目を予定しています。
 

【記者】
 9回目(6/16)の大漁旗掲揚時の魚種別水揚げ量は?

【産業部長】
 マイワシが1200トン、マグロが30トンほどあがった日です。

【記者】
 現在、大漁旗掲揚の基準は1千トンで、掲揚回数は9回だが、今後これより基準を下げることは考えていないのか?

【市長】
 現在は基準を変える考えはありません。今マイワシが獲れだしているので、また1日2千トン以上というように基準を引き上げられればいいと思っています。

質疑応答(その他)

【記者】
 市長選挙まで1年を切ったということで、現状の市長の思い・お考えは?

【市長】
 来年の7月までが私の3期目の任期でありますが、まだそのことについて去就をはっきりとしていません。ただ、今年度が地方創生元年ということで、地方に活力を取り戻そうという事業が今スタートしているところですし、その中で数々の大きな事業が予定されているところです。これに向かってどう考えていくかということであろうと思います。
 また、たくさんの皆さんからいろいろなお声をいただいているところですが、私としては、なお多くの皆さんの声を聴いて、支持者の皆さんの意見も聞いて、しかるべき時期に最終的な判断をして、申し上げたいと思っています。

【記者】
 判断は今後ということですか?

【市長】
 もう今しばらくじっくりと期間を取りたいと思っています。

【記者】
 水木しげるロードの入込客数が今年は20%くらいの減ということを聞いているが、現状の認識と対策は?

【市長】
 水木しげるロードリニューアル事業について、水木しげるロードは昨年まで5年連続200万人以上突破をしてきました。
 ただ、これは将来ずっとにぎわいを作っていかなければならないわけですから、好調な時に次の15年、20年、30年先を見据えた水木しげるロードのありようを模索したいというところで計画したわけです。出雲大社の遷宮やNHKの朝ドラの影響などで大にぎわいをしていましたが、今年は昨年の8割の入込客数に終わっている状況を見てみると、この水木しげるロードリニューアル事業は大変タイミングよく、いい時期に構想して実施に移す段取りになったのではないかと思っています。今後はこの計画をしっかり実現し、更なる水木しげるロードのにぎわいを維持できるように取り組んでいきたいと思います。

【記者】
 総合戦略(骨子)案について、市長の評価と課題については?

【市長】
 現在、案がまとまったところで、この案を更にもう一度しっかり検討して次の会議にかけるということです。この中でも一番の柱となるのは、境港は港湾・漁港・空港といった他の都市にはない極めて重要な社会基盤を持っているということを最大限活用して地域の賑わいを創出していくということと、もう一つは人口減少対策にどう取り組むかということです。
 これについても境港市は、これまでにも厳しい財政状況の中で、財源を捻出して「子育てするなら境港」を標榜して取り組んできたところです。こういった施策や新たに取り組むものに更に磨きをかけて、人口減少対策に取り組んでいきたいというのが私どもの地方創生計画の大きな骨子となっているところです。これをしっかりと進めていきたいと思っています。



質問はこちらから