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平成23年2月定例記者会見

市長会見要旨

 本日は平成23年度予算案について発表いたします。
 境港市は税収が減少傾向などでまだまだ財政状況が厳しい中で、平成23年度の予算は、「財政の健全化」と「地域の活性化」を図るために知恵を絞って編成に当たりました。
 予算規模は138億円で前年度に比べ6.6%、金額にして8億5千万円の増となっています。主な増の理由は退職手当、障がい者自立支援給付費、子ども手当、生活保護扶助費などの義務的経費の増加に加え、中小企業金融対策の増加が大きな要因となっていることから、6.6%の増となっていますが積極型の予算編成であるというわけではありません。
 歳入については、市税収入の落ち込みを地方交付税の増額で対応し、市債の発行と基金の取り崩しは努めて抑制しました。
 市税は36億4,374万円で前年度比2%の減になっています。大きな減の要因は市民税の減収です。平成19年が市税収入のピークだったのですが、そのころに比べると5億円減少しています。
 地方交付税は36億5千万円で前年度比9%の増となっています。国が普通交付税の増額をしたことによるものです。
 市債は8億4,240万円で前年度比8.1%の増となっています
 基金は1億8,256万円の取り崩しをしています。対前年度1億330万円の増となっています。取り崩すのは、特定目的の基金です。基金の平成22年度末見込みが44億5千万円でここから平成23年度当初予算案では1億8,256万円を取り崩すこととしています。基金残高は平成23年度においても平成22年度末の残高を維持していきたいと思っています。
 歳出については、主なものとして人件費が24億4,057万円で対前年度2億1,258万円の増となっています。大きな増の要因は退職手当が3名分増えたことと、一般職員と議員の共済費が増えたことです。
 扶助費は、30億3,965万円で前年比5.6%の1億6,142万円の増となっています。社会保障関係経費はずっと右肩上がりで伸びています。予算が膨らむ原因の一つとなっています。
 普通建設事業費は7億6,218万円で前年度比51.5%の2億5,911万円の増となっています。国の経済対策を活用し、6億2千万円の事業費を平成22年度の補正予算として前倒しており、これを繰り越すことになるので、平成23年度の実質的な事業費は約13億8千万円になります。
 予算のポイントですが、「規律ある財政運営」として歳出の削減を継続的に実施していますが、平成23年度においても経常的な経費を1%、継続的な政策的経費を5%圧縮しています。加えて、特別職の給与カットも継続して行います。
 また、市債の発行を抑制しております。平成14年度に市債残高が177億1千万円でピークだったのですが、平成23年度には124億6千万円に減少します。さらにこの124億6千万円の中には後年度に国が補てんをしてくれる臨時財政対策債43億3千万円が含まれているので、実質的には平成14年度にくらべると市債残高は半減したことになります。
 「安定した市民生活の確保」として、現状のサービスの堅持に努めています。
 重点項目としては、「子育て支援の充実」として平成23年度には市内では2カ所目の地域子育て支援センターを開設します。また、Hibワクチン、小児肺炎球菌ワクチン接種費用の全額助成を行います。さらに鳥取県との協調事業で小児医療費の助成対象を小学校就学前から中学校卒業まで拡大します。
 「中海圏域の連携強化」として、4市が連携して電気自動車と急速充電器の導入に取り組みます。
 「地域活性化の取り組み」では、緊急雇用創出事業、ふるさと雇用再生事業を活用し、1億7,461万円、32事業を実施します。また、協働のまちづくりの担い手である自治会へ長らく据え置きをしていた自治会協力報償金の一世帯当たり単価を700円から900円に増額します。
 「土地開発公社支援策の充実」として、土地開発公社へ35億円の無利子貸付を実施していましたが、3億増額して38億円の無利子貸付を実施します。この無利子貸付を平成24年度まで続けると2億7,646万円の利子の軽減が見込まれます。

新年度予算案[pdf:220KB]

質疑応答

【記者】新しい地域子育て支援センターの場所はどこか?
【市長】幸神町の旧ひまわり幼稚園を改造して開設します。
【記者】電動バイクは中海4市で購入するのか?
【市長】境港市独自で購入します。
【記者】電動バイクを活用する自治体が増えているのか?
【市長】周辺の自治体では初めてだと思います。本市は細い道路が多く、税務課や福祉課などが活用することになります。
【記者】急速充電器を庁舎内に設置すると書いてあるが?
【市長】市役所の敷地内に設置します。
【記者】市税の減少を見込んでいるが、平成14年度から連続して減少しているか?
【市長】右肩下がりで減少しています。境港市に限ったことでなく全国的な傾向と思われます。
【記者】市債の借入限度額の抑制をしたといわれたが、前年より増えているのはどうしてか?
【市長】前年度は退職手当債がなかったのでこの部分は皆増となっています。
【記者】昨年度は330万円(臨時財政対策債を除く)しか借入がなく行財政改革の効果の表れであったように思われたが、今年は2億6,500万円(臨時財政対策債を除く)の借入をせざるを得なかったのか?
【市長】財政再建は継続して取り組んでおります。平成22年度は、予定していたものを国の経済対策を活用して平成21年度に前倒しをして事業をしたためです。
【記者】教育と子育てを継続して重点項目としているのか?
【市長】そういうことになります。
【記者】夕日ヶ丘公園墓地整備事業は新規事業ではないのか?
【財政課長】平成22年度から基本設計をしています。
【記者】広さと区画数は?
【建設部長】2.5ヘクタールで700区画です。工事は平成24年度からで墓地は平成26年度供用開始です。
【記者】水木しげる記念館のリニューアルはどういったことを予定しているか?
【産業環境部長】水木しげる記念館は平成14年からオープンして10年たちましたので、館内全体の展示内容を大幅にリニューアルする予定です。
【記者】除雪車の説明をしてください。
【市長】市内の建築業者に1台しかなく対応がすることができなかったことなど、今回の大雪を教訓に導入することにしました。冬季の3ヶ月間リース業者から除雪車を借りうけて配備します。
【記者】「企業立地および雇用拡大推進事業」と「境港市海外企業進出促進事業」は県との共同か?
【市長】市の独自の支援策です。
【記者】重点項目で特に力を入れているものは?
【市長】子育て支援の充実と教育環境の整備はかなり充実してきておりますが、このたびも新規に事業を追加することにしました。
【記者】予算規模の6.6パーセントの伸びはいつ以来の大きな数値か?
【市長】平成13年度です。平成14年度からは行財政改革を実施しているので数値が下がっている。中期財政計画にのっとり、市民生活を維持しながら公共事業を圧縮し身の丈にあった財政規模になってきています。
【記者】昨年370万人の観光客がおとずれ、新年度から観光振興プランが実施されることになるが予算措置としては弱いのでは?
【市長】観光振興プランの策定が年度末までかかりますので、現時点では実施事業が固まっていないため予算化されていません。新年度で実施しなければならないものには補正予算で対応します。
【記者】伯州綿関連の予算の内訳は?
【市長】人員を1名増やし、栽培面積を1.5ヘクタールから2ヘクタールへ拡大します。種から育て製品化し伯州綿を復活することを目的としています。