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平成22年4月定例記者会見

市長説明

 このたび、境港市の中期財政見通しを立てましたので公表します。平成19年に中期財政計画を立てましたが、この計画の一部として毎年度の当初予算をベースにして中期財政見通しを作成し、中期財政計画の実施効果の検証を行い、しっかりとした財政運営を行うためのものです。推計の期間は、平成23年度から平成27年度の5ヵ年を推計しています。推計の考え方は、歳入については個人市民税・法人市民税ともに平成23年度は-2%を見込んでおり平成24・25年度は横ばい、平成26年度以降は+1%で見通しております。現在の経済状況の中で、市民税は減収が続くのではないかと思っています。地方交付税については、普通交付税は、市税等の増減額を75%算入して、臨時財政対策債の減額分の25%を加算しています。歳出について、人件費は、給与カットを平成22年度も実施していますが、平成23年度以降は、職員労働組合との話し合いで決めていきます。扶助費が右肩上がりで伸びています。今後も3%ずつ増えていくことを見込んでいます。
 収支の状況は、平成22年度は、歳入と歳出の差し引きがマイナス8千万円となっています。平成30年度まで歳入歳出の差し引きのマイナス(赤字)が続きます。これらのマイナス(赤字)は、基金で補うこととしています。昨年、算出した推計では、平成28年度に黒字になると見通していましたが、今回の推計では平成32年度まで4年繰り下がっています。一番大きな原因は、税収の減によるものです。
 市債残高については、平成22年度末には130億円の見込みとなっていますが、中期財政計画に基づいて運営していけば、着実に減少し、平成32年度には80億円にまで減る見込みです。公債費も同様に減少していきます。
 平成15年度から本格的な行財政改革を行って、歳入に見合った歳出で予算が編成できるようになってきました。大変な経済情勢ですので、今後も各年度しっかりとした見込みを立てて、規律のある財政運営を行っていきます。

平成22年度中期財政見通し[pdf:143KB]

質疑応答

【記 者】基金に頼った予算編成は以前からしているか。
【市 長】当初予算の段階では以前から、基金を取り崩した形で編成していますが、決算段階では、当初予算額より減じた額を取り崩したり、逆に基金につみあげたりしています。平成14年度には基金が20億程度だったものが、平成21年度末には42億円程度になっていますので、実際には増えてきています。
【記 者】赤字解消が伸びたのはなぜか。
【市 長】一番大きな原因は、税収の減によるものですが、義務教育施設の大規模改修、夕日ヶ丘の墓地公園造成、中海護岸整備を見込んだことも一つの要因です。
【記 者】中海護岸整備はどんな事業か。
【市 長】渡漁港を埋め立て、西側に機能を移動させ、それに伴う道路、排水施設の整備を行います。
【記 者】下水道接続が遅くなる地域は、3年ごとに見直されて高くなった額で支払わなくてはならないがどう思うか。
【市 長】下水道使用料だけでなく、市税を投入して整備を行っていますが、そこの地域にたどりつくまでの整備も行わないといけないということで、ご理解をいただきたいと思います。
【市 長】現在「市長と語る会」を開催していますが、市民の皆さんに平成14年度末に177億円あった借金が、平成22年度末には130億円に減っており、そのうち後年度に国から補填される臨時財政対策債が40億円含まれているので、それを差し引くと平成14年度と比べると、平成22年度末には市の借金が半減していることを説明しています。こういったところに行財政改革の効果が現れています。黒字化が4年先送りになりましたが、基金で手当てができる程度の赤字ですので、身の丈にあった予算が組めていると思います。今後も規律ある財政運営をしていけば大丈夫です。