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平成21年2月定例記者会見

市長説明

 2月の定例記者会見を行います。報告事項は2件あります。
◆平成21年度境港市当初予算案
 始めに平成21年度の予算案が固まりましたので、概要を説明します。
 皆さんご存知のように、100年に1度ともいえる世界同時不況の中にあり、地方自治体の財政状況も非常に厳しい状態の中での予算編成でありました。
 境港市においても市税の収入が大きく落ち込んでいますが、こういった中でも、市民の皆さんに提供するサービスについては堅持をしていくようにしました。また、子育ての環境整備に力を入れていますが、平成21年度もそれを引き継いでいきます。
 連携と共栄を市政のキーワードに、広域圏全体での共栄を目指した予算組みをしました。特に、将来に向けて積極的な施策の展開を図ります。
 一般会計の予算規模は、123億2,000万円。前年に比して1.9%の減になっています。
 歳入の状況は、市税が38億4千万円余りで、2億2千万円余りの減になります。そのうち、法人市民税が大幅に減っており1億円余りが減、固定資産税が評価替えと地価の下落で約1億円の減、たばこ税が禁煙などの影響で2,300万円余りが減になっています。譲与税・交付金は、7億円余りで、6,200万円余りが減になっています。これは、自動車取得税交付金などの落ち込みによるものです。地方交付税は、32億3,000万円余りで、1億9,000万円余りの増になっています。これは、交付税の総額に1兆円の上積みがあったことと、市税が2億円余り減額になったことをもとに算出しています。市債は、7億6,000万円余りで、2,800万円余りの増になっています。市債の残高は、平成14年度の177.1億円に比べると平成21年度の見込みは、約46億円減の131.3億円となります。これは、中期財政計画に基づいて、借り入れを極力抑えるという方針で、財政運営をした成果です。基金繰入金は、1億6,000万円余りで、8,200万円余りの減になります。
 歳出の状況は、人件費が24億1,000万円余りで、1億4,000万円余りの減になっています。主な理由は、職員数の減少と定年退職者の手当ての減によるものです。議員のほうは、2名の欠員補充が行われたので、400万円余りの増になっています。扶助費は、22億9,000万円余りで、6,200万円余りの増になっていますが、毎年約3%の増加で、右肩上がりの状態が続いています。普通建設事業費は、5億1,000万円余りで、1億2,000万円余りの減になっています。主な減額の理由は、平成20年度3月補正で1億4,000万円規模の公共事業を前倒ししたこと、小学校の冷暖房設備の改修が終了したことによります。公債費は、17億5,000万円余りで、5,000万円余りの減になっています。公債費の対前年度比が減になったのは、平成21年度が初めてです。これは、市債の借り入れを極力抑えてきたことによります。平成23年度までは、17億円程度で推移し、平成24年度以降は、右肩下がりで公債費が減少していきます。繰出金は、15億2,000万円余りで、5,300万円余りの増です。
 予算の主なポイントは、
 「自立持続可能な財政基盤の整備」ということで、職員の給与カット、経常的な経費の一律1%削減、継続的な政策的経費を原則10%圧縮するなど、歳出の削減と市債借入額の抑制をしています。
 「安定した市民生活の確保」ということで、歳出の削減を行いながらも、市民サービスの堅持に努めています。
 「将来に向けた施策の充実」ということで、少子化対策、広域連携や産業振興など、将来に向けた施策に力を入れています。
重点項目として、「子育て支援の充実」については、妊婦健診の助成回数を5回から14回に増やします。小学校就学前児童へのインフルエンザ予防接種費の助成をします。地域の住民の皆さん、保護者の協力を得て保育所園庭の芝生化を行います。
 「教育環境の整備」については、義務教育施設耐震補強および大規模改造事業を平成21年度から5ヵ年をかけて行います。平成21年度は、外江小学校と余子小学校の設計を行います。
 「中海圏域の連携強化」については、平成21年度は、中海圏域の振興ビジョンを策定することとしています。それにともない、事務局機能を強化します。また、青少年海外体験研修として、平成20年度から中海圏域の子どもたちをカナダに派遣して交流をしています。圏域全体での産業振興ということで、産業技術展を平成21年度は境港市で開催します。中海市長会として行う環日本海定期貨客船運航支援は、大変厳しい財政状況ではありますが、他地域との競争力をつけるためにも鳥取県と地元が協力して運航支援をしていきたいと思います。中海圏域の市町が当初予算に支援費を計上し、中海市長会に負担金として支出して、中海市長会と県からの助成金を環日本海経済活動促進協議会を通じて運航実績に応じて支払います。県と中海市長会の負担割合は、県が6割、市長会が4割になっています。中海市長会のそれぞれの負担額は、米子市・松江市が各200万円、安来市が100万円、東出雲町が50万円、境港市が3,290万円になります。このほかに境港市は、DBSの事務所の賃貸料を減免、旅客ターミナルから境港駅までの無料バスを運行するなどの支援をします。
 「地域経済対策」については、緊急雇用創出事業として、小中学校に指導補助員を増員して配置するなど、11事業で2,275万円を計上しています。また、ふるさと雇用再生事業としても、6事業で3,525万円を計上しています。
 「土地開発公社支援策の充実」として、無利子貸付の額を27億円から35億円に拡大します。市街化促進のため住宅用定期借地権制度を導入しますが、この制度による土地貸付事業を実施するにあたり、公社は住宅用の土地貸付はできないので、借地希望者があれば市が公社の土地を買い取り、貸付をおこないます。住宅を建てる際の初期の投資が抑えられるので、これを機会に住宅の建築が増えることを期待しています。
 平成21年度予算案での行革効果額は、2億2,500万円余りを見込んでいます。
 土地開発公社への支援策では、利息の軽減などで5,400万円余りを見込んでいます。
 平成21年度までの7年間の行革効果は、62億円余りを見込んでいます。
【財政課長】新規事業は84事業で2億9,000万円余りになります。
◆水木しげる氏顕彰像完成除幕式
 水木しげる先生の顕彰像完成除幕式を3月8日、水木しげる先生の誕生日に行います。
 会場は、大正町のポケットパークです。事業費は、320万円です。

平成21年度当初予算案概要[pdf:256KB]

水木しげる氏顕彰像完成除幕式[pdf:67KB]

顕彰像イメージ[jpg:287KB]

質疑応答

【記 者】職員の給与カットは何年度からか。
【市 長】平成15年度からです。平成21年は、若年層の給与カットを軽減しました。
【記 者】子育て支援に力を入れ、少子化対策をおこなってきたが、少子化の状況は改善しないがどう思うか。
【市 長】少子化対策は本来全国一律に大胆な施策を行わなければならないと思う。市町村が対応するには、都市の規模や財政状況によって限りがある。現在は、厳しい財政状況の中で、子どもたちがよりよい環境で育っていけるよう支援している。
【記 者】DBSの支援の総額はいくらになるか。
【財政課長】4,363万円になります。
【記 者】小学校の耐震改修事業が平成21年度は2,000万円程度が計上されているが、今後の見通しは。
【市 長】計画を立てた当初は、5カ年で40億円を見込んでいたが、材料費の高騰などの影響で最終的に50億円程度になるかもしれない。
【財政課長】平成22年度は、設計と工事を合わせて5億5,000万円程度になる予定です。
【記 者】緊急雇用の雇用期間は。
【財政課長】緊急雇用創出事業は半年単位での雇用になります。ふるさと雇用再生事業については、1年単位での雇用になります。
【記 者】職員の給与カットは今後、緩和されていくのか。
【市 長】職員組合と一年ごとに話し合っているので平成22年度にどうなるかということは、はっきりは言えない。ただ、職員組合には、こういった財政状況の中での給与カットにある程度の理解をしていただいている。7年間厳しい行革に取り組んできましたが、その中で大きな成果を占めるのは職員の給与カットです。
【記 者】先日、拿捕された船の乗組員のケアは市も行うのか。
【市 長】船会社と話し合いをしていますが、乗組員や家族のケアは会社を通して市や県からケアをしていきます。現在のところ、とくに要望は来ていません。
【記 者】定期借地権については現在要望があるのですか。
【市 長】住宅建築の際の初期投資がかなり抑えられるので、需要はあるのではないかと思っています。
【副市長】山陽地方では、多くの実績を上げているようです。
【記 者】経常収支比率はどうなりますか。
【財政課長】当初予算では出しにくいですが、94%程度になります。
【記 者】像の仕様はわかりますか。
【総務課長】石像の高さは約2メートルです。中に納められている水木しげる先生のブロンズ像の高さが50センチ程度です。
【記 者】石像の下のほうに書いてあるのは何か。
【総務課長】当日ご覧ください。