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平成19年8月定例記者会見

市長説明

1.全国ペーロン選手権中海大会について
はじめに、全国ペーロン選手権大会が9月16日に、大橋川、中海を舞台に開催される。
 このペーロン選手権大会は初めての取り組みで、特に、県境を 湖の方は浅瀬が多くて危険じゃないかということで、だんだんと計画を縮小し、「松江から境港までのロングレースをしたい」ということで計画を進めた。
 オープニングレースとして、松江でレガッタをやっておられる500メートルぐらいのコースがあるが、そこで短距離のオープニングレースをやって、それから波入までの長距離レース、波入から境港までの長距離レース、それから境港地区での短距離500メートルくらいをして、ポイント制で競技をしたいということでご案内した。
 参加チームは、県外が長崎のチーム、相生のチーム、大阪のチームで、我々地元から航空自衛隊と境港のチームというような予定で今進めている。

2.第13回環日本海拠点都市会議について
2つ目の件だが、今月の24日から27日まで、中国の琿春(フンチュン)市で、第13回の環日本海拠点都市会議が開催され、私も参加してきたところである。その概要についてご報告したい。
 ペーパーをお配りしているが、4か国、オブザーバーの秋田県を含め13の都市が参加し、環日本海における「合作を強め、共同発展を求める」といったテーマについて、それぞれの都市の意見の発表、意見交換を行なったところである。
 私どもの境港市の方からは、「静脈物流を活用した環日本海圏域における経済交流の拡大」これが一つと、そして今、ロシアのザルビノ(現在トロイツァ)、韓国の束草(ソクチョ)、日本の新潟が、日本海を三角の形で結ぶ航路が今着々と運航開始に向けて進められており、この航路(北東アジアフェリー航路)に私どもの境港も寄港地になるようにいろいろと話をしてきたところである。
 境港が寄港地になるためには、まだまだ、この航路を活用する荷物が少ないということであり、我々としては、荷物の確保をしなければいけないということである。
 4か国の各都市の市長あるいは一緒に参加した都市とは、「この環日本海地域が共同で発展していこう」ということで、親睦も深めることができたし、そういった思いを共有したところである。
具体的には、5ページに今回の会議の「備忘録」という形でまとめているが、第14回の来年の開催については日本であり、米子市で開催することが1つ。
 もう一つは7番目に書いているが、今回から韓国の浦項(ポハン)市が正式に会議に参加された。この浦項も韓国の日本海側、(東海(トンヘ)側)に位置する都市で、人口規模は約51万人、製鉄を主とした産業のまちであり、この浦項も含めて、さらに参加都市が増えるような形になっていけば、この交流促進に大変大きな意味合いを持つのでないかと、皆で歓迎したところである。
 それと、8番目に書いているが、「この拠点都市会議の常設的な機構を作るべき」と東海市から提案があり、この件については、人的な問題や、あるいは負担金の問題等もあり、東海市からどういった形で作るのか具体的な提案をいただき、それについて各都市が意見を出し、最終的にこういうふうに決めるようにしたところである。

全国ペーロン選手権全国大会[pdf:19KB]

第13回環日本海拠点都市会議[pdf:73KB]

質疑応答

【記 者】松江からどれくらい距離があるか。
【会 長】松江から境港までトータルでだいたい25キロくらい。
これは例年、東出雲から美保関神社までの「ゑびすクルージング」というのをやっているが、これが25キロくらいなので、長距離レースといっても「可能じゃないか」という判断で計画を進めてきた。
【記 者】各レースの距離は。
【会 長】詳しくチラシに記載している。
【記 者】コースごとに勝敗を決めるのか。
【会 長】短距離は短距離、ロングレースはロングレースでポイント制とし、その場所、場所で1位から5位まで点数を決め、そのトータルでやる。
【記 者】各コースごとに順位を付け、得点を決めて総合優勝を決めるのか。
【会 長】そう。1位は10点、2位は8点ということで決めている。なおかつ、タイムを計っている。ポイントが同じになる可能性があるので、そのときはタイムで決定する。
【記 者】使う船は企画があるのか。長さとか。
【会 長】2年前に新艇を7艇我々で作ったが、同じ新艇を使用する。船のばらつきはない。全く同じ寸法。
【記 者】参加チームは、初めてその艇を漕ぐのか。長さは13メートルか。
【会 長】そう。多少、長崎、相生で使っている船よりも大きく作っている。長さは一緒だが、幅、高さが少し違う。
【記 者】参加は7艇なのか。
【会 長】いや、7艇作ったうちで、参加チームが5チームなので5艇使うし、あとは現地での体験乗船に使う予定にしている。
【記 者】全国ペーロン選手権としては、通算で2回目か。長崎で第1回をやったのは去年の何月何日か。
【会 長】そう。日にちは7月の第3日曜日だったと思う。
【記 者】この大会の企画とか、やり方は当地で決めるのか。
【会 長】そう。例えばボートのレガッタとは違い、ペーロンそのもののレースに規格はないので、相生は相生、境港は境港のやり方でやっている。
【記 者】そのときに、境港は協力を要請されて、航空自衛隊美保基地のチームを派遣したということか。
【会 長】そう。
【記 者】長崎とは長崎市か。
【会 長】長崎市。観光船が着く岸壁で毎年やっている。
【記 者】長崎では、参加は何艇使っているか。
【会 長】全国選手権の大会には、10チームくらいだったと思う。
 もちろん長崎のペーロンレースは、2日間かけて相当な大会になるが、県外から要請して全国ペーロン選手権としてやったのは、熊本とか沖縄とかを含めて10チームくらいだったと思う。
【記 者】長崎大会でのコースとしては1,200メートル1コースか。
【会 長】500メートルくらいをターンするコースで1,150メートルくらいだったと思う。
【記 者】500メートルを往復するコース以外にも、例えば2,000メートルコースとかはあるのか。
【会 長】そういうのはない。限定されたコース内でやる。
【記 者】全国ペーロン選手権の長崎大会のコースは何コース使ったのか。
【会 長】コースは10コースくらいだった。
【市 長】1レースが10チームくらいやれるようなレース場を設定してあるということ。
【会 長】全国ペーロン選手権は少なかったが、ほかの長崎市内でやっているレースは、職域対抗とか学校対抗とかいろんな職場から30チーム、40チーム出てくるので、3回戦ぐらい勝ち上がりでやっていく。
【記 者】中海でもともとペーロンが始まったのはいつごろだったか。
【会 長】境港でペーロンをやりだしたのは18回目、平成2年ぐらいだったと思う。県境を越えて長距離レースをやったのが、東出雲から波入に寄港して、外江、福浦を経由して美保関までやったのが3年目。
【記 者】今回7艇使うが、境港チームのほかにはどこが見込めるのか。
【会 長】長崎、相生、大阪。
【記 者】長崎、相生、大阪、航空自衛隊ともう1チーム境港の選抜で、5チームか。
【会 長】今のところは5チーム。
【記 者】長崎や相生は、当地の強豪チームか。
【会 長】長崎は初めてだが、相生は陸(くが)チームといって、私どもが(境港で)第1回目をやる時から来てくれているチーム。相生で優勝するくらいのチームで、去年も今年も相生大会で優勝し、選抜で長崎にも出たチーム。「浪わのフレンズ」というのは、相生の大会で知り合ったチーム。
【記 者】それぞれ長崎、相生、大阪は1チームずつか。
【会 長】1チームずつ。
【記 者】クルーが280人で、5チームということは、どこかで交代しながらするのか。
【会 長】途中の中継地点で、あまりにもロングコースなので、交代してもよい。
【記 者】1艇にどれくらい乗るのか。
【会 長】1艇に、舵取り、ドラを含めて30名以内。漕ぎ手が28名。
【記 者】総合順位をつけて、何か賞が出るのか。
【会 長】1位、2位、3位に予定している。
【記 者】松江からは出ないのか。中海大会とあるので、松江からも出た方がいいような気がするが。
【会 長】要請していたが、「全然経験者がいない」ということでとうとう出られなかった。
【記 者】申込は松江市役所となっているが、実行委員会事務局は松江市ということか。
【会 長】だいたいは境港でやっているが、松江会場もあって、実行委員会の中で検討してもらって、例えば宿泊とか、会場とかは向こうでやってもらっている。受付は松江でもやるということ。両方でやっている。
【記 者】一般から問い合わせするときは、どこへ連絡したらいいか。問い合わせ先は。
【会 長】平松事務局長がだいたい松江の方もあわせて返事ができる。
【地域振興課長】チラシの一番下に書いてある。
【記 者】事業費概算で488万円とあるが、これがまるまる総事業費か。このうち例えば市とかから助成はあるのか。
【市 長】松江市と境港市が150万円ずつ補助金を出している。
冒頭にも少し申し上げたが、島根県の市町村とお金を出し合ってこういったイベントをするのは初めてのケースだと思う。「これからは中海圏域が一体だ」というイメージを情報発信するという意味合いにおいても、大変意味のあるイベントだと思っている。
【記 者】この中海大会の枕詞の「松江開府400年祭記念」とは、松江側だけが使っているのか。松江市側のスタンスか。
【会 長】そう。計画する段階で「開府400年事業」ということで冠を付けた方が、松江の方からも補助金を出しやすいということもあったので、付けさせてもらった。
【記 者】5チームのほか、あと船は2隻余っているが、もう少し増えるとか、見通しはあるのか。
【会 長】今のところ5チームかなと思っているが、先ほど質問が出たように、松江からも「ぜひ出してください」と要請はしている。
【記 者】7艇のペーロン船自体は、境港のものか。
【会 長】そう。我々ペーロン協会のもの。
【記 者】大会に併せたイベント会場は、境港だけか。
【会 長】スタートするときの開会式は松江市のレガッタのところでやってもらい、最終的な表彰式は境港の弥生公園でやる。
【記 者】飲食コーナーとか一般の人が楽しめるのは境港会場だけか。このチラシは鳥取県側だけのものでなく全体のチラシでは。
【会 長】そう。
【記 者】松江の方も積極的にピーアールしているのか。松江でも記者会見とかで詳しい説明はされているのか。
【地域振興課長】松江の方は、同じ資料を松江の記者クラブの方に今日配布していただくようにお願いしている。とくに記者会見は開いていない。ピーアールは、水郷祭で、ペーロン協会の方でブースを二つ出してピーアールに努めたところ。
【記 者】今回中海会場だが、来年、再来年はどこでやるか、下話はでているのか。
【会 長】まだ聞いていない。「相生でやりたいな」という声は聞いているが、どこでやられるかはまだ決定してないと思う。
【記 者】環日本海拠点都市会議が米子市で開催される会議は、日程的にはいつになるか。
【市 長】日程はだいたいこの時期、9月に入れば日本の方は議会があるので、8月の下旬ごろ、米子市の方で設定して各都市で調整することで話をしたところ。
【記 者】境港から提案した「北東アジアフェリー航路の境港寄航」に対する、参加都市の反応は。
【市 長】ロシアのザルビノを活用するのはほとんど中国。中国の中では、私どもと友好都市を結んでいる琿春市が一番至近距離にあり、外国の企業等の集積を進めている。琿春市の金市長も「最大限の協力を惜しまない」ということであり、韓国束草市も、これも寄港地だが、ここの蔡市長も「積極的に協力させていただく」という話をいただいたところである。
 いずれにしても、この問題は、あの航路を活用した荷物をどう確保していくのかということが一番大きいポイントになるので、これは我々が最大限の努力をしていかなければいけない課題だろうと理解している。
【記 者】具体的な、琿春市、束草市からの協力とは。
【市 長】ザルビノ、琿春、束草、そして運航する組織の本社は韓国束草にある訳で、出資の比率も韓国が過半数出資しているということで、束草市長の「協力する」という意味合いも、我々にとってはありがたいこと。具体的な形では聞いてないが、いずれにしても、荷が確保できるようになれば「仲間に入れていただける」という感触は持った。
【記 者】アシアナ航空の問題で、一応、ああいう形でとりあえずは継続となったが、この先のことについてどう思っているか。
【市 長】運休ということは「保留する」と社長から言があり、当面は継続するということだが、それには、ご案内のとおり県がああいう支援策を出した訳だが、最終的には、やはり利用促進をどう図っていくかということが一番大きな問題であろうと思う。
利用率が上がれば、そういった経済支援の規模も少なくなる訳であるから、いかに70%に近づけていくか、そこが大きな問題でないのかなと思う。
 そして今回のことを契機に、中海市長会の方からも、これは松江市が会長をしているが、いち早くそういった「利用促進に向けて力を入れていく」ということをおっしゃっていただいているし、4市と5町の議会の議長会も同様に、そして島根県も、要請活動には商工労働部長も行かれて、はっきりと、島根県においてもこの際しっかりと支援していくという言明を伝えているし、こういうことをきっかけにして、搭乗率の70%達成を目指して、地域が一つになって取り組むきっかけになったのでないのかなと思っている。
 我々も今、利用促進策ということで、県の直接的な補助とは別に3,000万円、これは鳥取県と県内の4市、あるいは町村が負担している訳だが、そういったものをもっともっと活用して利用促進に取り組んでいく必要がある。
【記 者】山陰挙げてということか。
【市 長】そう。
【記 者】実際のところは、知事とか皆さんに敬意を表して期間を延ばしただけではないか。「残せ。残せ」とばかり言っても、人が乗らないと意味がない。50%もないのに70%とはかなり難しい。行政だけ金を出してもずっと続いていくのか。
【市 長】ですからアシアナ側からも、韓国から日本への客、あるいは日本から韓国へのお客さんに対する支援であるとか、ご覧になっていると思うが、具体的な支援策の提案があった。そういったことを柱にしながら、利用促進策をどう強めていくのかということであると思う。
【記 者】客が少ない中で、いつまでも金をつぎ込んでいくと、それに対してのいろんな意見も出るのでは。
【市 長】搭乗率が70%に近づいていけばいくほど支出は少なくなるのだから、それを山陰の官民挙げて、搭乗率向上をどう図っていくのかということが一番の課題であろうと思う。
【記 者】一般の人が本当にこれを必要としているかだと思うが。
【市 長】実際に利用者数はだいたい(年間)3万人前後くらい。現実に両国の市民の方がそれぞれ行き来しているので、それなりに意味合いはあると思う。もっともっとお互いの国を行き来できるような施策というものはとっていくべきだと思う。
 ちょうど、環日本海拠点都市会議で、束草、東海、浦項の市長が参加していたが、束草の市長は大変心配しておられて、このニュースを耳にされて、江原道の知事に「このことを知事からアシアナ側に継続できるように頼みます」という話をしてもらったということで、実際に江原道の知事からパク会長にお話をいただいたということも、アシアナの社長からその席でお聞きしたが、本当にありがたいこと。
 束草市長は、「ソウル便については一山陰の皆さんの足ということばかりでなくて、特に鳥取県と友好関係を結んでいる江原道としても心配している」というような言葉をいただき、本当にありがたいと思った。その日にすぐ知事に電話していただいたとのことである。
【記 者】結論を聞かれたときの心境としてはいかがだったか。
【市 長】「保留にする」というお話であり、本当に安堵した。
けれど、最終的にこれを将来にわたって継続していくには、やはり搭乗率を向上させなければ同じ問題をかかえることになる訳なので、本当にソウル便を継続して存続させるということについては、いかに我々の方が努力するか、あるいはアシアナの社長も「皆さんにばかりお願いするということでなくて、アシアナ航空としても最大限の努力をしていく」と言われたが、そういうことだろう。これが一番大きな問題だろうと思う。
【記 者】搭乗率を上げていくことに関して、これから具体的な話し合いの場とか、あるいは、境港独自にやっていく考えは。
【市 長】官民で組織している利用促進実行委員会という組織があるので、その中で、今後の対応というか利用促進策を、改めて、アシアナからの提案もあるので、そういったものも含めて対応を考えていくことになろうと思う。
 アシアナの会長も、大挙して要請活動に来たものでびっくりしておられた。
【記 者】場の雰囲気は。
【市 長】なごやかだった。江原道の知事からだけでなく、(自民党)総務会長の二階俊博さんからも、そういったことについて東京の本社まで話があったという話もあった。
【記 者】今回のこの陳情で境港市からの要望書を見たが、改めてソウル便の境港市としての必要性をどう考えているか。
【市 長】アシアナ航空との話でも、境港市は、環日本海交流の西日本の玄関口を目指す取り組みをしている。海の玄関口としては、韓国の釜山、中国の上海、大連、こういったところに海のルートを持っている。空のルートについてはソウル便がある訳であり、やはり、西日本のゲートウエーとなるためには、そういった空、海のルートも確立していなければなかなか難しい。そういった意味ではぜひ存続してほしい、というような思いについて話をさせてもらったところである。