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平成19年6月定例記者会見

市長説明

1.葦(あし)・蕨(わらび)殉職者追悼80周年記念事業について
 8月19日に「葦」「蕨」殉職者追悼80周年の記念式典を行なう予定にしている。
 これは、昭和2年に美保関の沖合で旧海軍が夜間戦闘訓練を行なった際に、駆逐艦の「葦」、「蕨」の2隻が巡洋艦と衝突事故を起こして、119名の犠牲者が出たという事故である。
 この事故の際には、境港や美保関の多くの方々が捜索活動にたずさわった訳だが、ほとんどの人が今なおこの海域の海底に眠っておられるということであり、市の方でも、昭和32年と昭和52年にそれぞれ30周年、50周年の記念式典を行なって慰霊をしてきたところだが、今年ちょうど80周年を迎えるということで、恒久平和を願うという意味合いをこめて、8月19日に、台場公園の慰霊塔前で追悼式を行ないたいというものである。
 この追悼式には、ご遺族の方にも案内を差し上げ、現在4人の遺族の方が出席をするというご返事をいただいているところである。まだこの数は増える可能性がある。
 いずれにしても、この事故を風化させることなく、後世に引継いでいくということで、記念式典を行なうもので、地元の方にも広く参加を呼びかけたいと思っている。

2.余子駅前公園・防災備蓄倉庫完成記念式典について
 平成17年度から3か年で取り組んできた余子駅前公園と防災備蓄倉庫が完成したので、7月7日、現地で完成式典を行なう。
 この公園については、市民のレクリエーションの場、そしてもう一つは災害時の避難場所として整備したものである。
 そして、防災備蓄倉庫については、災害時に備えていろんな物資を備蓄している訳だが、これは今、民間の貸倉庫に入れて保管しており、この倉庫が完成するので、こちらの方に保管替えを行なって万一に備えていく考え方をしている。
 この式典のときには、防災備蓄倉庫の看板設置であるとか、倉庫内を見学してもらうとか、あるいは公園で市民の方に消火訓練を実施するといった予定にしている。7月7日10時に、現地でこういった記念式典を行ないたいということである。

葦(あし)・蕨(わらび)殉職者追悼80周年記念事業[pdf:17KB]

余子駅前公園・防災備蓄倉庫完成記念式典[pdf:20KB]

質疑応答

【記 者】80周年の海軍の事故のことで、犠牲者が119名とのことだが、市史のコピーでは120名になっているが。
【教育長】犠牲者の数については、台場公園の慰霊塔では120、美保関の平和祈念塔では119と、いろんな書籍等によっても119、120の記載がある。
 これについて申し上げると、この事故によって亡くなられた数が119であり、葦が27人、蕨が92人ということで、合わせて119人というのが事故による犠牲者ということで把握しているところだが、その後、事故で救助された後、舞鶴の海軍病院に入院されていた葦の二等機関士(両足を切断)が事故の2日後に亡くなられている。これを加えると葦の犠牲者が28人となり、合わせて120人で市史には記載されている。どこのあたりで線を引くかで記述が違ってくるということである。一般的には、120人というのが公式的なものとしていいと考えている。
【市 長】美保関では119となっているが、台場公園の慰霊碑では120となっている。台場で慰霊する訳だから境港市としては120という数字を使うべきだろう。120人に訂正をお願いしたい。
【記 者】出席する遺族はざっと何人ぐらいになるか。
【市 長】今出席の返事をいただいているのは、4人の亡くなられた方の関係者で7人。
【記 者】これはどこの方か。
【市民生活部長】福岡県から2家族4人、鹿児島県から1人、宮崎県から1家族2人が出席いただく予定になっている。
【記 者】国、県の出席される機関はどういうところか。
【市民生活部長】案内先は、主に国の関係では、航空自衛隊美保基地以下、高尾山分屯基地、舞鶴海上自衛隊、第八管区海上保安本部美保空港基地など。後ほど一覧表をお渡しする。
【記 者】市民関係団体というのは。
【市 長】海友会の皆さんとか、台場公園の慰霊塔の周りを清掃等をしている地元の昭花会の皆さんなどといった団体。
【記 者】防災備蓄倉庫は、市内には市が建てたものが何か所あるか。
【建設部長】市内で初めてのもので、今までは民間の倉庫を借りて備蓄していたが、新たに市が設置してそこに保管するものである。
【記 者】全市的なもので、そこに全部一括して入れるのか。
【建設部長】境港市の備蓄物資はそこ一か所に集約する。
【記 者】その後各地区に点在させることはないのか。
【建設部長】今のところはない。
【記 者】総事業費のうち、市費は。
【市 長】これは防衛省の補助事業であり、用地は2分の1の補助、公園、建物については3分の2の補助が入っている。
【建設部長】事業費約1億5,800万円のうち、国が約9,300万円、起債を含めた一般財源が約6,500万円ということになる。
【記 者】立地場所は、ここが適当だという理由は。
【市 長】地理的にもちょうど境港市の真ん中ぐらいに当たる位置になる。
【記 者】これに連動して、今後の防災訓練とか、何か展開があるのか。
【市 長】これに連動しては考えてないが、防災については日常的に計画していく考えでいる。
【記 者】住民の避難で、万が一のときに、ここに至るまでの避難誘導標識とか、倉庫がここにあるという看板めいたものもできたのか。
【市 長】まだ整備はしていない。今後、そういったことも考えていかないといけない。
 避難場所については定めて周知しているところだが、新たにできたところは追加してお知らせしていくことになると思う。避難場所は全部で、これを含めて55か所になる。
【記 者】倉庫の関連で、乾パンとか、アルファー米、保存水などが記載されているが、これは倉庫いっぱいにした量か。
【環境防災課主査】これは今現在連携備蓄で備蓄している全体の量であり、そのほかに、鳥取県の連携備蓄としては18品目あるが、それを納めても若干余裕があるので、今後買い足しした場合でも、十分なスペースをとれると思っている。
【記 者】倉庫そのものは、最大何人分が保存できると言えるか。
【環境防災課主査】境港市の食糧は2,400人分の1日分で、最大限1日分。スペースとしては、そのほかに食糧品以外にも毛布とかシートとかがある。何日分かということでは、食糧としては1日分としか言えない。
【記 者】全部食糧とした場合、イメージとして最大限何日間といった言い方はできないか。
【環境防災課主査】鳥取県の連携備蓄そのものが、鳥取県全域が一度に被災することはないだろうという考えのもと、被災した市町村が1日分を持たせればということで、鳥取県全部同じ品目を市町村が保管している。1日持たせれば、次の日には同じ品目が他の市町村から運んでこられるという想定のもとに決定している。