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平成18年10月13日市長記者会見

朝鮮民主主義人民共和国江原道元山市との友好都市盟約について

 境港市は、朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)元山市との長い交流の歴史や境港市議会決議等を踏まえ、1992年5月14日、黒見前市長と元山市長との間で友好都市盟約に関する協定を締結し、両市並びに市民との親善交流を進めてきた。
 環日本海地域の発展を目指して、周辺各国の地方都市同士が積極的な交流を通じ信頼関係を築いていく中で、北朝鮮との関係においては、我が国との国交正常化の実現と同国の国際社会への復帰を願うとともに、元山市との交流が一層促進されることを大いに期待し今日に至っている。

 北朝鮮をめぐっては、拉致による人権問題、あるいは日本海漁業の安全操業等を脅かすミサイル発射など、我が国の主権と安全保障に脅威を与える姿勢が顕在化するたびに、日本国内から、北朝鮮の都市と唯一友好都市盟約を結ぶ本市に対し多くの非難が寄せられてきたところであるが、そのような中にあっても、本市においては、長い交渉の年月と労苦を重ねて実現した友好関係を守るべく懸命の努力を続けてきたところである。

 しかし、このたび、国際社会が再三にわたって自制を求める中で、北朝鮮が核実験を強行したことは、我が国のみならず北東アジア地域の平和と安全に対する重大な挑戦であり、いかなる理由があろうとも、非核都市宣言をしている本市としても、そのような暴挙を決して容認することはできない。
 国連安全保障理事会において、国際社会全体として北朝鮮に厳しい対応をとるべく議論が進められている中、本日、我が国政府は独自に、北朝鮮に対するより厳格な制裁措置を決定した。
このような中にあっては、たとえこの事態を招いたのが北朝鮮による国家的行動であると言えども、地方都市間の交流関係においても見直しせざるを得ない状況に至ったと判断する。

 長年にわたって維持してきた友好関係を解消することは、先人の努力を思うとき大変残念であるが、北朝鮮がすべての核兵器、核計画を放棄し、国際社会との協調の道を歩まない限り、両市の親善と協力を発展させることは極めて困難である。
したがって、本市はここに、元山市と締結した友好都市盟約を破棄することとした。以上申し上げたことを、近く元山市に通知したい。