トップページ > 市長の部屋 > 記者会見録 > 平成18年 > 平成18年4月定例記者会見

平成18年4月定例記者会見

市長説明

1.境港市中期財政見通しについて
 中期的な財政見通しについては毎年度当初予算を編成した際に、向こう5カ年程度の期間で財政の単純推計を行い、財政運営の目安にしている。今回は、平成19年から23年までを推計したもの。
 中期財政見通しにあたっては、いろいろ項目があるが、資料2ページの考え方をしている。
 推計の結果については、平成18年度予算についても昨年度と比べて4億3千万円減額で編成したが、これをベースにしたもので、昨年の推計と比較して、各項目で増減が出てきている。資料3ページの下の表のとおり、前回推計と比較すると、歳入合計で約26億円の減、歳出についても約30億円の減であり、歳入歳出差し引き約4億円の差が出ている。
 前回推計では、平成23年には基金がなくなって6億円ほどの赤字を推計していたが、この度の推計では、平成23年には基金が2億3千万円残る推計になっている。プラスマイナスからすると約8億円改善されている。あくまでも単純推計だが、改善された要因として一番大きいのは、人件費の抑制が大きく影響していると言えると思う。
 これだけ改善した訳だが、資料3ページの上の表の歳入歳出差引欄のとおり、単年度でみると毎年赤字であり、6年間の合計で約30億円の赤字。平成23年度までに基金がなくなり6億円の赤字の見通しが、2億円基金が残る見通しになったということである。
 こういう推計で見通した訳であるが、明るい材料も見えてきた。
 資料4ページの上の表のとおり、一つには人件費の推移で、23億円程度あるものが18億円程度のレベルまで下がる。職員の削減も進めているので、新陳代謝が大きく現れてくる。
また、公債費と借入れの残高の表のとおり、借入れの残高が130億円程度あるが、このまま推移すれば60億円程度になる。公債費では14億円強を返済しているものが、このまま推移すれば7~8億円の返済で済むという姿が見えてきた。
 この推計の結果、かなり見通しは明るくなってきた。これまでの行革の成果が徐々にではあるが現れ、先行き明るい状況も見えてきた。これから一番大切なのは、こういう財政見通しをした上で、楽になった財源を投資にまわせる状況かどうか、今後、財政運営計画をしっかり立てて、財政収支バランスの取れた運営をしていきたいと思っている。
2.境港妖怪ジャズフェスティバル2006について
 今年はちょうど市制施行50周年を迎えるので、ジャズフェスティバルにも50周年記念の冠を付けて、今年も開催する。7月22日土曜日午後からの開演で、場所も駅前の広場。今年は4組の出演者を予定している。
 昨年までは、文化福祉財団が主催していたが、今年度から指定管理者制度になり、文化施設の管理運営を専門とした体制となり、今年から実行委員会が主催をして実施する。市の方からも150万円の補助をする予定。みなと祭の前夜祭として、祭と併せて開催することから、参考にみなと祭の行事予定も載せている。
3.鳥取大学附属図書館医学部分館と境港市民図書館の相互協力協定について
 鳥取大学附属図書館の医学部分館と市民図書館とが図書館資料等で相互協力することになり、今週の27日に調印式を行なう運びになっている。これを記念して、来月13日に講演会も予定している。
 私どもの図書館と鳥大医学部附属図書館とが連携をとり、専門図書などを活用できるようになる。
4.海とくらしの史料館の入館状況について
 先月、マンボウの剥製を公開したが、その後の入館状況をお知らせする。
 公開後、大変な人気で、これまでの月平均の入館者数は約1,800人だったが、公開してからの1カ月は7,800人に増えており、人気が高い状況。連休中に、1万人達成が見込めるので、セレモニーも計画している。
 このマンボウは学術的な価値も高く、県立博物館でもマンボウのシンポジウムが予定されており、このため7月14日から31日まで剥製を貸し出しする予定にしている。


1ページ(中期財政見通し)[pdf:16KB]

2ページ(中期財政見通し)[pdf:13KB]

3ページ(中期財政見通し)[pdf:14KB]

4ページ(中期財政見通し)[pdf:14KB]

5ページ(妖怪ジャズフェスティバル2006)[pdf:20KB]

6ページ(図書館相互協力協定調印式)[pdf:16KB]

7ページ(海とくらしの史料館入館状況)[pdf:25KB]

質疑応答

【記 者】先日まで、境港の沖に海上保安庁の測量船が停泊していたが、日韓の外交的決着がとりあえずついた。排他的経済水域の境界画定交渉再開の合意事項も盛り込まれ、漁業にかかわりが出てくると思うが、率直な感想を聞きたい。
【市 長】外交レベルで一応の決着をみて、安堵しているが、排他的経済水域(EEZ)の線引きの問題については、境港は水産のまちであり大変関心の高い問題である。
 率直に言うと、地元としては、こういった問題はもっと早く、ずいぶん以前に話し合いがなされ、解決されているべきもので、今日まで先延ばしになっていたことが、このような大きな問題になったと思う。領土問題にもかかわってくるが、先送りということでなく、早く解決されるべきものと思う。
 EEZは、漁業者にとって大変大きな問題で、これまで民間レベルで進められてきたが、国の方でも積極的に解決に向けて取り組んでもらいたいと思う。
【記 者】海とくらしの史料館の設立年月は。
【市 長】平成6年の4月。
【記 者】マンボウの貸し出し期間中は、せっかく見に来た人が見られないが。
【市 長】そこらあたりの周知もしないといけないと思っている。このマンボウは学術的にも価値があるということで、持ち運びできるように可搬型の標本にした。活用いただけるところがあれば貸し出していきたい。周知するが、ご指摘の点はあろうかと思う。
【記 者】この入館者増はマンボウを見に来ているのか。水木しげるロードからの客の流れはどうか。
【市 長】館に聞くと、近まわりの人が多いと聞く。連休を迎えるので、水木しげるロードに来られた人にもピーアールできるように、内部で検討したい。
【記 者】連休中の目標は。
【市 長】とくに立ててはいない。マンボウ公開後1万人は早い時期に達成すると見込んでいる。
【記 者】年間の入館者予想は。
【市 長】まだ1カ月しか経っていない。これから見込むことになると思う。
【記 者】昨年の連休には、ボランティアで水木しげるロードの駐車場整理などをしていたが、今年の連休での市の体制は。
【通商課】産業環境部の職員が連休中1回は駐車場整理をする予定にしている。
【記 者】昨年の水木しげるロードの人出はどうだったか。
【通商課】1日で3万人は超えていた。
【記 者】財政見通しで、基金残高の改善効果が現れているのは人件費の抑制とのことだが、市民サービスなど、市役所業務への影響はどうとらえているか。
【市 長】職員定数を、平成20年4月には319人から269人に減じる条例を昨年制定した。当然、市民サービスの低下があってはならないので、支障をきたさないように、職員採用計画も立てている。
【記 者】中期財政見通しは、夕日ヶ丘の分譲の動向も加味したものか。
【市 長】加味することはしていない。先般、一般会計から土地開発公社に10億円を貸し付け、高い金利で借り入れしているものを繰り上げ償還する手立ては取っている。
 平成18年度には、分譲促進に向けて、市外から定住してもらうためには、市としてどういう施策が有効なのか、そのためには財源がどの程度必要なのか、どこまで財源的に耐えられるのかなどをトータルで検討したいと思っているが、推計そのものには加味していない。
【記 者】公債費残高が下がっていく背景は。西部地震のときの借金が終わるとか。
【市 長】借金を抑制しているからで、新たな借金をしない限り、右肩下がりで減っていく。西部地震の返済はこれから始まるところ。これまでに借入れを起こした市債返済が10年、20年経って順次終わっていくので、返済する額が下がっていく。
 これは、今のように投資をしない形でみたものであり、今後、財政運営計画を立てるというのは、こういう下降線でいくのでなく、長期のスパンで、しっかり財政的バランスの取れた収支を取りながら計画していく、投資を行なえる状況が見えてきたかなということである。
【記 者】その計画はいつごろ立てるのか。
【市 長】今回の推計を見据えて、平成18年度中にそういったものを立てていきたい。
ただし、一つの不安定要素が国の三位一体改革。平成19年度以降がどうなるのかつまびらかになっていないので、どの程度になるのか不安がある。それらを見据えながら財政運営計画を立てていく。
【記 者】市税収入で15億円の増は、景気を反映してのものか。
【市 長】定率減税が廃止になったので税収が増える。ただし、逆に地方交付税は税収が増えると減ることになる。
【記 者】現在の職員数は。
【市 長】266人。今すでに条例定数を下回っているが、269人の枠以下にするということ。
【記 者】2007年問題への対応は。
【市 長】財政見通しの表のとおり、単年度の収支が赤字になっているが、平成20年が約9億円の赤字、平成21年が約7億円の赤字。これらの主な要因が、団塊の世代の者の退職金。これだけの大量退職があるが、何とか基金で賄える。
【記 者】多い年は1割近くが退職することになる。
【市 長】これについては、早期退職制度も作っており、現に平成17年度にも、制度にのって退職した者もいた。なるべく平準化することが望ましいと思っている。
【記 者】公債費は、平成19年度が償還のピークとみていいか。
【市 長】そう。
【記 者】水産囲碁大会とは。
【市 長】水産業界がメインでやる囲碁大会。参加は誰でもいい。
【記 者】ジャズフェスティバルに対する150万円の補助で、昨年は助成はあったのか。
【市 長】昨年は文化福祉財団が責任を持ってやった。今年は、フェスティバルも今年5回目を数え、多くの入場者があり定着している。夏の風物詩として育てていく必要があることから、それなりの支援をすることとした。
【記 者】何人くらいの入場者が目標か。
【通商課】2,800人。
【記 者】マンボウの人気は、これほど出ると思っていたか。
【市 長】水揚げされたのを見たとき、あまりの大きさにびっくりした。キャラクターからも、相当の人気になるのではと思っていたが、嬉しいかぎり。もっと外に向けて情報発信していかないといけないと思っている。
【記 者】マンボウは、片側ばかりでなく、反対側とかまわりから全体が見られるようにしては。
【市 長】そういう声も出ている。施設の高さの制限もあるようであるが、まわりから見えるのが一番いいと思うので、工夫はしてみたいと思う。