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平成25年6月定例記者会見

市長会見要旨

 本日の報告事項は「境港・健康シティ夕日ヶ丘の定期借地権契約実績と境港市土地開発公社の財務状況」についてです。
 夕日ヶ丘の分譲問題は、市政の最大の課題として取り組んできましたが、ようやく先行きが見えてきました。
 定期借地権の状況ですが、平成21年度から新たな取り組みとして、行ってきました。現在、公社と保留地をあわせて、計100件の成約となりました。大変好評で年々契約数が上がっています。今後、19件が商談中であり、かなりの伸びが期待できます。区画数は公社と保留地あわせて452区画あります。257区画が契約区画数で、うち定期借地権が100件です。契約数は全体の約57%です。未分譲が115件で、分譲中の契約数は約76%です。
 公社の財務状況ですが、平成16年度に私が市長就任時、公社の借入は57億6千万円で、最高の額でした。市は議会の議決を取り、58億円の債務保証をしました。ちなみに全て有利子負債でした。この年度だけで利子の負担額は7100万円でした。その後、徹底した行財政改革を行って、市の基金を順次増加させました。平成18年度に約18億円の無利子貸付を始めました。順次増やしていき、現在44億2千万円の無利子貸付を実行しました。公社の借入総額は46億円ですので、有利子負債は1億8千万円となり、改善してきました。今後、給食センター底地の市への売却収入等で公社の有利子負債は9千万円程度になります。定期借地権が伸びているため、近く有利子負債はゼロになる見込みを立てており、財政負担は解消される状況になりました。
 当初の公約で挙げました夕日ヶ丘の分譲問題ですが、行財政改革を行い、将来に向けて確かな道筋を作ることができたと思います。
 公社は平成8年度から12年度まで有利子負債が毎年1億円以上あり、最高額は平成12年度の1億7千万円でした。平成8年度から25年度までの負担した利息総額は約12億4千万円でした。分譲の収入は約16億円でした。数字を見ると大変厳しい事業であったかが分かると思います。ここにきて土地の処分や財務の改善ができてきました。
 定期借地権の契約者の状況ですが、住所別では、市内が69人、市外・県外が31人です。市内の69人のうち、18人は転入者です。そのため、約半数が定住・移住者になります。
 年齢別では、20代から40代までの子育て世代が84%を占めています。今年度から「子育てするなら境港」を掲げ、子育てに係る経済的負担の軽減や子育て支援策について、周辺市町村に負けない支援を講じています。定期借地権と子育て支援をセットにした紹介チラシが7月中に完成するので夕日ヶ丘のPRをしていきたいと思います。

夕日ヶ丘定期借地権契約実績[pdf:146KB]

質疑応答

【記者】
契約者の市外・県外の内訳は?
【都市整備課長】
 市外の20件はすべて米子市で、県外は松江市、安来市、神戸市などです。
【記者】
市長の仕事を3期してきて、任務は何割くらい終わったと思うか?
【市長】
先行きが見えてきましたが、まだまだこれからです。公社の有利子負債は1億8千万円程だが、無利子の借入が44億2千万円あるので、解消していきたい。夕日ヶ丘の分譲問題も引き続きしっかりと対応したい。
【記者】
無利子貸付分で市民サービスに影響が出たのではないか?
【市長】
 市民に提供するサービスをしぼったわけではありません。現状提供しているサービスをしっかりと堅持しながら、新たな市民サービスも厳しい状況の中、積極的に応えてきました。公共投資に関してはしぼってきました。基金を積み立て、必要なものに対応しています。一番行政改革で大きいのは、平成15年度から県内トップで職員の人件費をカットしてきました。効果が大変大きかったです。職員数も条例改正を行い、319人から50人減らし、269人としました。現在は244人です。平成12年度は1億7千万の利子負担をしていました。平成8年度からの計12億4千万円の利子負担を解消することができました。
【記者】
当初目論見では何年度で完売の見通しだったか?
【建設部長】
 当初は、完売見込みは立てられませんでした。最初は順調に売れたのですが、景気の低迷とともに全く土地が売れなくなりました。あわせて夕日ヶ丘の中には民有地もたくさんあり、非常に低価格で売り出されていたことから、いつ売れるか分からない状況になり、定期借地権制度を導入しました。
【市長】
 平成8年度に土地を買い、造成をして452区画です。当時かなり議論があり、当初から困難な事業であるとの認識がありました。
【記者】
現在の夕日ヶ丘の人口と世帯数は?
【都市整備課長】
 5月末現在で465世帯、約1400人が住んでいます。
【記者】
平成12年度の利息は夕日ヶ丘だけにかかるものか?
【市長】
 平成8年度以前にも公社の借入がいろんな事業であり、そういった利息が積み重なったものです。
【記者】
直近の利息は?
【市長】
 平成25年度は有利子負債が1億8千万円で、利息が200万円くらいです。
【財政課長】
 10月以降はゼロになる見込みです。
【記者】
当初3期目くらいには何とかなるとの感触はあったか?
【市長】
 感触はなかったです。土地が全く動きませんので、長期の仕事になると認識していました。
【記者】
感触として何とかできるかもしれないと思ったのはいつ?
【市長】
 定期借地権を始め、分譲ではなくお貸しするので100坪ですと年間6万円くらいの借地料です。金額は比較にならないが、人が住むと家庭生活を行い、波及効果が大変大きなものがあります。夕日ヶ丘の問題はゼロにはならないが、ここまでくれば何とかできたのかと思います。就任した時、夕日ヶ丘の不透明な部分を残しての行財政改革は市民の理解が得られないと思って、外部監査を行い、問題を外部の目で洗いざらい出してもらってスタートしました。
【記者】
震災以降、島根原発に近いことでブレーキがかからなかったか?
【市長】
 平成25年度は8件で、商談中も19件あり、伸びているのであまり影響がないのではと思います。
【記者】
販売に比べると収入が少ないが穴埋めは?
【市長】
 賃料は100坪で年間6万円程度しか入りませんが、人が生活すると家も建ち、様々な活動をするので、経済効果は大きなものがあると思います。定期借地権制度はタイムリーで、職員が先進地を視察・調査をして、導入しました。
 子育てするなら境港ということで、保育所保育料を平成19年度に3千万円程度下げましたが、平成25年度はさらに2千万円程度下げました。この圏域では一番低額になっています。子育て支援策として、保育所の病児・病後児保育や休日保育などフルサービスを行っています。相談体制もしっかりできていると自負しています。そういったこともあわせて境港で子育てしたいとなればと思います。