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平成27年2月定例記者会見(2月25日開催)

市長会見要旨(プレミアム付き境港ふるさと商品券)

 本日の報告事項は、2件あります。
 1件目は「プレミアム付き境港ふるさと商品券」、「低所得者への支援策」についてです。
 市民の消費を喚起して、経済の好循環をもたらす、そして、低所得者の生活を支援することを目的に「プレミアム付き境港ふるさと商品券」を発行します。

〈消費喚起分〉
 消費喚起分ですが、3月30日から販売します。有効期間が3月30日から9月30日までの半年間です。
 発行総額は3億1,200万円で、販売については1冊1万円で12枚綴りの商品券(1枚1,000円)を2万6,000冊販売します。プレミアム率は20%です。
 販売の方法ですが、3月30日から4月15日までは保健相談センターで、4月16日以降は市役所の分庁舎で販売する計画です。

〈低所得者支援分〉
 もう一つの低所得者支援分ですが、これは販売ではなく、対象者の方に3月30日に郵送します。
 有効期間は同じく3月30日から9月30日まで、発行総額はおよそ338万円、およそ845世帯の方を想定しています。
 1冊4,000円の商品券(1,000円の商品券4枚綴りのもの)を送ります。

 短期間で周知をしなければならない訳ですが、3月5日号の市報に往復はがきのついたチラシを折り込むこととしていて、更に紙面にも掲載する予定にしています。
 昨日、議会の議決を頂きましたので、昨日から市のホームページでお知らせしております。市報には折り込みますが、市の商工農政課や公民館にも予約申込書を配架することとしています。
 販売のスケジュールですが、3月5日から予約申込みの受付をして返送します。予約ハガキを持参してもらい、3月30日から販売します。予約申込みが予定している2万6,000冊を超えた時点で販売は終了とすることとしています。
 取扱店舗の募集は昨日から行っていて、4月10日までの予定としています。対象となる事業者ですが、小売、飲食、サービスその他、消費者に商品販売及びサービス提供を行う店舗が対象で、ほとんどの企業、事業所が対象となります。

質疑応答(プレミアム付き境港ふるさと商品券)

【記者】
 商品券にかける期待は?

【市長】
 20%のプレミアム付きの商品券を半年間、販売をして消費をするということですので、市内の経済の景気浮揚には一定の効果があると考えています。

【記者】
 これまでもプレミアム付き商品券を発行されたことがありますか?

【市長】
 境港市でのプレミアム付き商品券の発行は今回が初めてです。

【記者】
 他市の先行事例を参考にしましたか?

【市長】
 他市で以前にこういったプレミアム付き商品券を発行した事例がありますので、参考にさせていただきました。

【記者】
 制度設計の上で特段注意した点は?

【市長】
 事務的に複雑な部分があるので、間違いの起こらない様にしました。
 プレミアム付き商品券は、どの程度販売されるか見当がつかないところがありまして、1人5冊まで、1世帯3人まで、最大1世帯15冊購入できることとしていますので、注文が殺到した場合には市民の皆さんに行き届く様に一定の配慮をする必要があると考えています。

市長会見要旨(平成27年度当初予算案)

 2件目は「平成27年度境港市当初予算案」についてです。
 平成27年度の予算にあたっては、これまでと同様、規律ある財政運営を念頭に行政経費の削減努力をし、更にこれまで提供している市民サービスを堅持し、市民の福祉向上を図ることに意を用いて編成したところであります。

◎予算のポイント
(1)予算規模
 予算規模は156億8千万円で、対前年度4億8千万円の増(+3.2%)です。これは、過去3番目となる大規模な予算額となっています。また平成27年度に予定していました地方創成に関連する10の事業(およそ7千万円)ですが、これは昨日臨時会で先行実施するということで予算補正をしていただいています。
(2)規律ある財政運営
 経常的な行政経費には常に事業の見直しの視点を持って取り組むということで、一般的な行政経費についてはマイナス1%のシーリングを、継続的な政策的経費につきましてもマイナス3%のシーリングをかけて、予算要求させました。
 公債費の適正管理として、市債残高は平成14年度が177億1千万円とピークでしたが、平成27年度末見込みでは130億2千万円まで縮減します。臨時財政対策債を除いた実質の残高については平成14年度で171億7千万円であったのが、平成27年度には75億5千万円となり、96億2千万円(56%)の縮減をはかれるということです。公債費については、ピークが平成20年度で18億円ありましたが、3億7千万円(20.4%)減じました。
 基金は有効に活用してきましたが、平成15年度から徹底した行財政改革に取り組み、その果実を基金に積み立てています。そういった行革の成果によって、第二中学校の改築や給食センターの建築といった大型投資事業にも対応できました。基金の推移は、平成14年度は約20億円でしたが、平成25年度には約48億円まで積み立ててきています。平成26年度には約38億円まで落ちていますが、これは国の緊急経済対策で積み立てた地域活性化基金が事業完了したことによって皆減した影響です。平成27年度末の基金残高は約34億円になるだろうと考えています。

◎重点分野における主な取り組み
(1)子育て支援、教育環境の整備・充実
・小学校体育館床改修事業(1,943万円)
・小中学校配膳室整備事業(7,320万円)
 これまでは小学校のみの給食事業として行っていましたが、平成27年2学期から小学校に加えて中学校も完全給食の実施を行います。そのため、小中学校に配膳室を整備します。これが完了すると、まず子どもたちの安全・安心を確保することを重点施策として取り組んでいますが、義務教育施設の整備がほぼ完了します。
・学校活動用バス運行事業(285万円)
 学校活動などにバスを大いに活用したいと思います。
・中学校楽器整備事業(200万円)
 3カ年で楽器の整備を行うものです。
・学校給食事業及び学校給食センター運営費(2億1,899万円)
 学校給食の公会計化を行います。賄材料費等の経費を一般会計に計上しています。

(2)安心安全なまちづくりの推進
・防災訓練実施事業(16万円)
 平成27年度も津波避難訓練やシェイクアウト訓練を行います。
・防災・安全交付金事業(9,850万円)
 老朽化した道路や橋りょうに対応したいと思っています。
・小中学校体育館天井等の耐震対策事業(4億8,852万円)
・上道地区学習等供用施設改修等事業(1億1,953万円)
 学習等供用施設についても老朽化が進んでいます。年次的に耐震調査や改修を行います。平成27年度は上道地区の施設の改修を行います。

(3)都市基盤の整備・充実
・市道路面清掃事業(1,188万円)
 委託をして市道の路面の清掃を行います。
・水木しげるロードリニューアル事業(4,430万円)
 各種実施設計及び計画策定を行います。市民の皆さん、各層の皆さんに参画いただいて、今計画を練っていただいているところです。平成28年度以降に大変な予算が必要となります。
 今、水木ロードが好調なときに次の10年、20年先を見据えた新たな魅力を作り出すような対応をしたいということで進めています。観光客の皆さんに楽しまれるようなロードにしたいと思っています。
・スポーツ広場芝生化事業(1,763万円)
 市民スポーツ広場(28,000平方メートル)のうち半分(14,000平方メートル)を芝生化したい。2カ年に分けて行います。今まで芝生化については地域の方やPTAといった方々に参加していただいて運動場の芝生化を進めておりますが、同じように協働の形で、色々な団体等に御協力いただいく形で行いたいと思っております。

(4)産業振興の充実
・地域おこし協力隊推進事業(1,260万円)
 都市圏から境港市に移住する「地域おこし協力隊」に手を挙げられる方に対するもので、伯州綿の事業に関わっていただきます。期間は3年間ですが、境港市に定住いただけるように行政としてもバックアップしていきたいと考えています。
・企業立地及び雇用拡大推進事業補助金(2億3,743万円)
 市に進出する企業に対しての支援策です。雇用の拡大に大きな期待を持っています。
・みなと祭実行委員会補助金(670万円)
 今年のみなと祭は70回目の節目ということで、従来は2,000発の花火を3,000発にして少し賑やかにします。地域間防災協定を結ぶ徳島県鳴門市の阿波踊りを踊りパレードに招きます。
・さかいみなとアートフェスタ『ほっとはあと』開催事業(73万円)
 昨年から引き続き今年も障がいを持った方々の作品を展示します。
・環日本海拠点都市会議費(998万円)
 毎年開催しています。日本・中国・韓国・ロシアの4カ国で持ち回りで開催しています。今年は境港市で開催されます。鳥取県・鳥取市・米子市・境港市で費用を負担します。
・小鉄和弘コンサート運営補助金(100万円)
 境港市出身のテノール歌手 小鉄和弘さんとシンフォニー少年少女合唱団が共演してコンサートを開催します。

◎予算の規模
 一般会計156億8,000万円に加え、特別会計が8会計あり合計が113億5,533万円です。一般会計と特別会計をあわせた予算規模は、270億3,533万円です。前年度と比べて6億7,944万円の増、率にして2.6%の増となっています。

◎歳入
 歳入の構成としては市税などの自主財源が43.3%、地方交付税などの依存財源が56.7%となっています。
 市税は、3年に1度の固定資産税評価替えなどの影響によって、全体では前年度に比べ0.7%(2,598万円)の減となっています。
 譲与税・交付金は、地方消費税交付金が2億1,550万円の増となったことなどにより35.7%の増となっています。
 地方交付税については前年度と比べて5,000万円(1.4%)の減としています。
 国庫支出金は、大型事業、消費税や地方消費税の引き上げに伴う臨時福祉給付金・子育て世帯臨時特例給付金の実施によって、1億8,689万円(9.3%)の増となっています。
 県支出金については、鳥取県緑の産業再生プロジェクト事業などによって6,290万円(6.2%)の増となっています。
 繰入金は、平成26年度のふるさと納税が大変好調で、「魚と鬼太郎のまち境港ふるさと基金」からの繰り入れが3億6,476万円と大幅に増加しています。繰入金の総額については、国の経済対策による交付金を積み立てた「地域活性化基金」が事業の終了によって皆減となっていますので、4億2,449万円(40.1%)の減となっています。
 市債は、小中学校体育館、市民体育館等の耐震化対策や、道路橋りょう等の老朽化対策の実施、中海護岸整備関連事業等によって5億1,220万円の増となっています。
 その他、使用料及び手数料は水木しげる記念館の入館料が減になっていて4,814万円の減となっています。財産収入については夕日ヶ丘の定期借地制度による土地の貸賃貸収入が742万円の増となっています。諸収入についても学校給食の公会計化に伴って学校給食費を計上したことにより7,897万円の増となっています。

◎歳出
 義務的経費は1.9%の増です。公債費は減少していますが、人件費、扶助費が増加して全体では1億2,759万円の増です。
 投資的経費は、補助事業は大幅に増、単独事業は大幅に減となっています。
 その他の経費は、前年度に比べて3.8%の増となっています。

質疑応答(平成27年度当初予算案)

【記者】
 過去3番目の規模ということですが、積極型の予算編成と捉えて良いでしょうか?

【市長】
 規律ある財政運営を堅持して行く中で、市民生活に根ざした緊急的に必要なもの、あるいは時代の要請に応えてサービスを展開していかなければならないものについては、しっかりと応えた予算だと思っています。積極型の予算であると言っても良いと思います。

【記者】
 景気の回復も一定程度見込まれると思いますが、その中で法人市民税、市民税はどれくらいの伸びを見込んでいますか?

【財政課長】
 市民税全体としては508万円の減額です。

【市長】
 税制改正によって法人税率の引き下げがありまして、これらの影響によって減となっています。

【記者】
 率にしてどれくらいですか?

【財政課長】
 0.27%の減となります。景気回復でどれだけの増が見込まれ、税制改正の影響でどれだけ減になるかは後ほど示します。

【記者】
 市債ですが、これは市民一人当たりどれくらいになりますか?

【財政係長】
 約36万円です。

【記者】
 小中学校や上道地区の学習等供用施設の耐震改修は来年度で大体終わりますか?

【市長】
 公民館や地区集会施設は年次的に行っていきます。義務教育施設を最優先に取り組みました。できれば全ての施設を短期間で出来れば良いのですが、財政的余力がないので、まずは子どもたちの安心安全を最重視し、義務教育施設、次に公民館や地区集会所、体育施設に順次取り組んで行こうとしています。

【記者】
 施設の耐震化はいつごろまでかかりますか?

【教育委員会事務局長】
 公民館は平成29年度で耐震改修が終了します。

【財政課長】
 地区集会施設はまだ未定です。

【市長】
 建物だけでなく、道路、側溝、橋が全て老朽化していて、改修の時期に来ているので、これにしっかりと対応します。

【記者】
 地方創生に向けては新年度予算では何かありますか?

【市長】
 地方創生に向けては国からの交付金の枠がありまして、その中で平成27年度の事業として想定していた10の事業を前倒しで先行して実施します。
これは本格的には総合戦略を平成27年度に国や県と整合をとりながら各市町村が策定することになっていて、平成28年度から新たな総合戦略に基づいて地方創生に取り組んでいくスケジュールになっています。
地方創生総合戦略を作成するにあたっては、広範な各界、各層の市民の方に参画していただいて、しっかりとした戦略を立てていきたいと思っています。
 境港市では、平成15年度から厳しい行財政改革を徹底して行っていて、そこで生み出した成果・果実を独自財源として地域の活性化や少子化・高齢化対策などに使っています。
 境港市に限らず、どこの市町村もそうですが、毎年度地域の活性化に取り組んでいるので、毎年度地方創生に取り組んでいるという意識を持っていますが、平成28年度に向けて更にしっかりと対応したいと思っています。


【記者】
 4日に提出される議案数は?

【市長】
 後ほどお知らせします。

【記者】
 スポーツ広場の芝生化ですが、芝生にすると子どもが触れても痛くなく、評判が良い一方で、野球をする方々にはボールのバウンドが変わったりして評判が良くないと聞きますが?

【市長】
 スポーツ広場では子どもたちが野球もしますので、内野のグラウンド部分だけは残すような配慮をしたいと思っています。色々なスポーツ団体に呼びかけ、みんなで芝生化しようという協働の取り組みです。

【記者】
 大型ヘリの関係で、今後の対応方針を教えてください

【市長】
 昨日中浜地区の自治連合会長から、同意をするというお返事をいただきまして、今日議会の全協を開いていただいて、このことを報告させていただきました。異論なく了承していただいたと受けとめています。この後、照会をいただいている鳥取県には、なるべく早く同意ということで回答したいと思っています。地元の皆さんからヘリの安全運行、飛行経路の問題について、周辺活性化についての色々なご意見もありましたので、それらを添えて返事をします。
 

【記者】
 同意ということで回答されるということで?

【市長】
 元々ヘリコプター部隊の誘致というのは、県と市が連携し、約10年の要望活動を経て行ったものです。今回、議会、周辺の住民の皆さんの同意を得られたということですので、同意ということで返事をしたいと思っています。

【記者】
 同意の理由としては、防災力の強化ということで良いでしょうか?

【市長】
 自衛隊ですから、もちろん国防ということも考えなければいけない訳ですが、この地域の防災力を高めよう、そのためには大型の輸送ヘリコプターが是が非でも必要だということで要望活動を展開してきました。配備によって大変防災力は高まると思っています。

【記者】
 なるべく早くというのは月内ですか?

【市長】
 月を越えるかもしれません。郵送ではなく使送しようと思っていますので、その際には日程をお知らせします。