国指定等文化財の概要

1)鳥取藩台場跡境台場跡

台場公園
■分類:指定文化財 記念物(史跡)
■指定年月日:昭和63年7月27日

 境台場跡は、幕末文久3年(1863)に築かれた鳥取藩台場8か所の中の一つである。ふつう「お台場」と愛称される。
 幕末の攘夷思想の高まりを基盤とし、直接的には文久3年6月、大坂天保山の砲台から英船を砲撃した烏取藩の方針により、急遽藩内の重要港湾に台場が築造された。因幡では浦留・浜坂・加路の3か所、伯耆では橋津・由良・赤崎・淀江そしてここ境の8か所である。その中でも規模が一番大きく、重装備の台場がここ境お台場であった。
 台場の東北隅にある灯台は、明治28年に開設された山陰最初の灯台を復元したものである(平成3年復元)。昭和9年廃灯されるまで、港の入口を守った海の交通遺跡である。

■公開状況:公開
■所在地:花町
■アクセス方法:JR境港駅から約2km、徒歩25分

2)出雲・伯耆の荒神祭

出雲・伯耆の荒神祭
■分類:選択文化財 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
■選択年月日:平成21年3月11日

 荒神にその年の豊作物の収穫等を感謝する行事で、主に収穫後の11月から12月にかけて行われる。出雲地方ではコウジンマツリ、伯耆地方ではタツマキサン、モウシアゲなどと呼ばれる。
 境港市内では、渡町日御崎神社に、「竜巻さん」として伝わっている。
 地元の伝承によると、旧暦10月の神無月には氏神様が出雲へ行かれるため、氏神に代わって竜が天から下って地域の守護神となるといわれている。その姿を具現した神事がこの「竜巻さん」である。
 

■公開状況:公開
■所在地:渡町
■アクセス方法:JR余子駅から約2.6km、徒歩33分

3)~6)面谷家住宅店舗兼主屋、新座敷(旧精米所)、道具蔵、旧砂糖蔵

面谷家住宅外観
■分類:登録有形文化財 建造物
■登録年月日:平成26年4月25日

 面谷家は、幕末に藩の御廻米所や台場がおかれた花町に位置し、酒や醤油などの醸造業を営んだ商家である。境水道の南側の通りに面している。
 店舗兼主屋は、明治前期に建築、つし2階建で2階を塗屋造(ぬりやづくり)としている。南側を通り土間とし、床上は3列6室の間取りとしている。正面2箇所に式台を設けている。
 店舗兼主屋の北東に建つ新座敷(旧精米所)は、大正12年頃に建築、元は精米所であったものを座敷に改築したもので、4畳半茶室を組み込むなど、茶道文化を積極的に取り入れている。床柱には松江城の古材が用いられていると伝わっている。
 道具蔵は明治前期に建築され、旧砂糖蔵は明治後期に建築、昭和19年に改修されている。両建造物は、店舗兼主屋の広い間口とあわせて正面の構えを構成しており、境港に残る数少ない近代の醸造家の屋敷構えを伝えている。

■公開状況:非公開
■所在地:花町
■アクセス方法:JR境港駅から約2km、徒歩25分

問い合わせ先

生涯学習課文化体育係(0859-47-1093)