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平成26年2月定例記者会見(2月27日開催)

市長会見要旨(1件目)

 本日の報告事項は、2件あります。
 1件目は「平成26年度境港市当初予算案」についてです。
 平成26年度の予算編成にあたっては、引き続き規律ある財政運営を念頭に経費の節減合理化に努めながら、市民生活に密着したサービスの堅持や喫緊の課題には時期を逸せず対応するよう配慮したところであります。また、子育て支援・教育分野や市民の生活環境の向上・充実を目的とした投資事業にも積極的に取り組んでいきます。
◎予算のポイント
(1)予算規模
 予算規模は152億円で、対前年度2億1千万円の減(▲1.4%)です。これは、平成25年度の第二中学校の新設や給食センターの実施設計などの減が主なものです。さらに、平成26年度に実施を予定していた給食センター建設事業など4事業13億5千万円を平成25年度に前倒ししています。実質的には、前倒しした事業を含め、165億5千万円で7.4%の増となります。この165億5千万円の予算規模は、本市始まって以来の大型で、積極的な予算といえると思います。
(2)規律ある財政運営
 市では平成15年度から本格的な行財政改革を継続して取り組んでおります。平成26年度においても経常的な経費等を削減し、消費税引き上げ分を吸収しています。特別職の給与カットも引き続き行っていきます。公債費の適正管理として、市債残高は平成14年度が177億1千万円とピークで、このうち臨時財政対策債を除くと171億7千万円でしたが、これが平成26年度末見込みで76億1千万円となります。ピーク時に比べ、95億6千万円(▲55.7%)縮減できます。公債費は、平成20年度は18億円でしたが平成26年度は14億8200万円と約3億2千万円減少しました。基金残高の有効活用ということで、平成14年度に比べ2倍強に増え、必要な事業に対応するところであります。
(3)市民生活の充実に向けた取り組み
 市民生活の向上のための環境整備(単独投資事業)を各分野で実施していきます。事業の財源は、平成24年度の国の緊急経済対策で交付された「地域の元気臨時交付金」を積み立てた「地域活性化基金」を活用していきます。計10事業あり、事業規模は7億1千万円で、このうち基金を充当するのが5億6千万円です。
◎全会計の予算規模
 一般会計152億円に加え、特別会計が8会計あり合計が111億5589万円です。一般会計と特別会計をあわせた予算規模は、263億5589万円です。特別会計の中で、下水道事業費が約5億6千万円の増となっていますが、水処理施設増設に係る工事の本格化によるものです。
◎歳入
 市税は、前年度に比べ3366万円の増となっています。税制改正の影響で市民税が増、家屋の新増築や企業の設備投資の増などで固定資産税が増となっています。
 地方交付税は、前年度に比べ8千万円の減となっています。
 国庫支出金は、13.8%の減です。第二中学校改築事業の完了、地域の元気臨時交付金の皆減などによって約3億2千万円の減となっています。
 繰入金は、地域活性化基金を財源として、公立保育所改修、体育施設の整備充実や街路灯・防犯灯省エネルギー対策など大規模な投資事業を実施し、前年度に比べ、約5億3千万円増となっています。
 市債は、約45%減になっています。第二中学校改築の事業完了、給食センター建設事業などの平成25年度3月補正に前倒しした関係です。
◎歳出
 義務的経費は1.7%の減です。そのうち人件費は、定年退職者の減などで約5300万円の減です。扶助費は、生活保護費の受給者の減などで約4800万円の減です。
 投資的経費は19.5%の減です。大型事業を平成25年度の3月補正に前倒ししたために減となっています。
 その他の経費は、ふるさと納税が好調で、増を見込んでいます。
◎重点分野における主な取り組み
(1)子育て支援、教育環境の整備・充実
・公立保育所改修事業(1億3300万円)
 公立保育所3園の改修を行っていきます。
・小中学校配膳室整備事業(4827万円)
 平成27年2学期からの給食センター稼働にあわせたものです。
・第二中学校外構等整備事業(1億6787万円)
 テニスコートや駐車場の整備などを含みます。
(2)安心安全なまちづくりの推進
・小中学校体育館天井等の耐震対策事業(1983万円)
 調査・点検をして耐震対策を行います。
それから、公民館等の耐震診断、改修等をあげています。義務教育施設の耐震化は完了していますので、続いて社会教育施設等の耐震化に取り組んでいきます。
(3)都市基盤の整備・充実
・夕日ヶ丘集会所建設事業(8346万円)
 定期借地権制度が好調で、かなり家が建ってきています。そのため、1丁目と2丁目にそれぞれ集会所を建設します。
・街路灯・防犯灯省エネルギー対策事業(1億5千万円)
 現在、市内に街路灯・防犯灯が3463灯あり、LED化が完了しているのが562灯(16.2%)です。残りをLED化する事業です。年間の電気代は約1400万円です。LED化で年間480万円縮減できます。加えて、蛍光灯の耐用年数は2年で、毎年電球の交換費用が200万円かかっています。LED化のコスト削減効果は年間約700万円です。LEDの耐用年数は16年ですので、16年で1億円の削減になります。
・竜ヶ山球場大規模改修事業(1億1697万円)
 以前からバックスクリーンの老朽化が進み、改修の必要性がありましたが、延びていましたので、いよいよ改修したいと思います。グラウンドの改修にあわせて、新しいスコアボードの設置などを行います。
・市民温水プール改修事業(5414万円)
 清掃センターが平成27年度末で廃止になり、廃熱利用ができなくなりますので、改修を行います。
・陸上競技場第4種公認検定事業(4966万円)
 第4種の公認にならなければ公式記録が認められないので、公認を受けるための整備を行います。
・中央テニスコート改修事業(4914万円)
 クレイコート4面を全面オムニコートに整備します。
(4)産業振興の充実
・外国人観光客おもてなし事業(700万円)
 大型クルーズ客船、国際チャーター便などで訪れる外国人観光客の受け入れ対策を行います。
・水木しげる記念館ウエルカムロード設置事業(585万円)
 記念館の前庭に屋根付きの通路を設置します。
・着ぐるみによるおもてなし向上事業(789万円)
 着ぐるみをきていただく人たちの活動拠点を妖怪の家として整備します。
・夜の賑わい調査・創出事業(65万円)
 平成27年5月にホテルが開業する予定で、滞在型観光に移行するために夜の魅力を向上させます。
・農業用排水路清掃事業(297万円)
 高齢化や耕作放棄地の増加などで清掃が行き渡らないため、実施します。
・就職支援サイト運営事業(182万円)
 中海4市で就職サイトを立ち上げ、支援していきます。
(5)その他
・夕日ヶ丘墓地使用料助成事業(50万円)
 夕日ヶ丘墓地全体で730区画造成する予定です。現在、192区画造成できました。そのうち50区画を今年の7月から販売します。墓地使用料は、5平方メートルで37万円、4平方メートルで30万円です。夕日ヶ丘地区で家を建てている方またはその親族を対象に墓地使用料を軽減します。分譲地を購入された方は4平方メートルで6万円、5平方メートルで7万5千円を助成、民有地を購入された方は4平方メートルで2万円、5平方メートルで2万5千円助成します。

質疑応答

【記者】
 歳入で、基金の取り崩しがあり8億8500万円減少している。そのうちの5億6千万円は大型事業に使うとのことだが、残りは一般財源として使うのか?

【市長】
 必要な事業があれば充当します。

【記者】
 扶助費が若干減っているのは生活保護世帯の減とのことだが、見直しを行ったのか?

【福祉保健部長】
 保護人数が減っているからです。

【財政課長】
 制度改正などの影響ではありません。保護を受けられなくなった人が増えたからです。

【記者】
 前倒しの4事業は、当初は平成26年度の事業とのことだが、前倒しの理由は?

【市長】
 国の経済対策によるものです。

【財政課長】
 国の経済対策に載ると起債が非常に有利になります。起債額の50%が後年度、交付税措置されます。同じ事業でも、当初に盛るより補正にあげた方が市の持ち出しが少なくなります。

【記者】
 半分ほど返ってくるのか?

【財政課長】
 5千万円ほど交付税で返ってくる予定です。

【記者】
 地域の元気臨時交付金はいくら入るのか?

【財政課長】
 総額で7億5360万6千円です。

【記者】
 地域活性化基金の残は、新年度時点でいくらか?

【財政課長】
 3月補正後、5億9500万円です。

【記者】
 前年度はいくら使ったか?

【財政課長】
 前年度は繰り越して、平成25年度に充当しています。

【記者】
 この基金分だけ市債が減るのか?

【市長】
 当該年度の減という感じではありません。

【記者】
 給食センター建設事業の詳細は?

【教育委員会参事】
 給食センターは、鉄骨平屋建て1750平方メートルです。着工は6月または7月、完成は平成27年3月です。3月議会に補正議案で提案しています。1日3千食の能力を有します。平成27年2学期から給食を開始します。

【記者】
 事業費は13億3千万円か?

【教育委員会参事】
 そうです。

【記者】
 街路灯・防犯灯のLED化について、県内の他市で済んでいる所はあるか?

【建設部長】
 県内初で全国的にも珍しいと思います。街路灯・防犯灯の設置から修繕まで市で一元管理している所はほとんどありません。

【記者】
 水木しげるロードの魅力向上のための関連予算は合計でいくらか?

【市長】
 魅力向上に関する予算経費は、約4400万円です。

【記者】
 妖怪の家は魅力の向上になるか?

【産業部長】
 妖怪の家は着ぐるみの保管場所になりますが、観光客が写真を撮ったりでき、夜に前を通るとライトが付く仕掛けもあります。

【記者】
 公立保育所は、どんな改修を行うのか?

【福祉保健部長】
 古い施設で36年経っています。外壁やテラス、屋上防水などの改修です。

【財政課長】
 ほかにも1歳・2歳の未満児の部屋をバリアフリー化してクッション性のフロアに替える、水回りの向上、給食室の空調の整備、各教室の収納スペースの確保、内壁の塗り替えなどを行います。

【記者】
 市民会館の今後のことについての予算は?

【市長】
 教育委員会で、将来どうするか市民の皆さんの意見をお聞きしています。色々な選択肢を聞いてから考えたいと思います。

【記者】
 会議費などの予算は付いていないのか?

【財政課長】
 30万円弱、先進地視察と事務的経費を予算計上しています。

【記者】
 耐震改修工事もありうるか?

【市長】
 色々な選択肢があると思います。

【記者】
 取り壊しの可能性もあるか?

【市長】
 あると思います。

【記者】
 水木しげるロードのリニューアルの実行予算はまだ計上していないか?

【市長】
 現在、1回目の検討委員会が終わりました。基本構想を定めてからです。実施はなるべく前倒しでしたいと思っています。

【記者】
 リニューアルは外部プロに携わってもらうのか?

【市長】
 各地でのまちづくりに携わっておられる東京大学の堀教授に支援してもらいます。

【記者】
 伯州綿のこれまでの成果と今後の展望は?

【市長】
 伯州綿は弓浜部の伝統工芸品です。これを再興しようと取り組んできました。できれば色々な綿を使った製品を事業化できればと考えています。今は、市民の皆さんに綿について関心をもっていただきたい。みんなで伯州綿を大きくできればと思っています。

【記者】
 平成15年度から行財政改革を行っているが現状の認識は?

【市長】
 実質的には平成14年度から行財政改革を行いました。この間、危機的な状況でしたが、市民の皆さんにご理解、ご協力いただき、職員も自ら給与カットし、協力してくれました。なんとか、万全とまではいきませんが、大型事業ができるところまで、改革ができたと思っています。改革は不断の取り組みが必要ですので、今後も規律ある財政運営をしていけば、かつてのような危機的状況にはならないと思います。

【記者】
 DBSへの支援だが、総額を下げるのか?

【市長】
 県と中海市長会で6対4の割合で運航支援しています。県がDBS側と協議し、1往復150万円の支援を100万円に引き下げました。100万円に引き下げたことで中海市長会の負担が780万円減になりました。これまでは境港市が年間2420万円、出雲市・松江市・米子市が各200万円、安来市が100万円の支援でした。市長会の減額分が境港市の負担減になります。他市は据え置きで、境港市の負担が2420万円から1640万円になります。

市長会見要旨(2件目)

 2件目は「水木しげるロード春の感謝祭」についてです。
 今年で水木しげるロードは21年目を迎え、今月11日に累計の入込客数が2500万人を突破しました。水木しげる先生の誕生日の3月8日に「水木しげるロード春の感謝祭」として、「水木しげるロード2500万人突破セレモニー」とあわせて、着ぐるみの待機所である「砂かけ屋オープニングセレモニー」を開催します。午前11時から松ヶ枝商店街と水木しげる記念館前で行います。正午から、餅つきと餅の振る舞いも行います。3月9日は、境港ベニガニ有志の会の協力で、かに雑煮のふるまい(300食)をしおさい会館で予定しています。
水木しげるロード春の感謝祭[pdf:111KB]